複数の自転車のパーツを交換していると、引退した余ったパーツが増えてきます。
日の目を見ることなく風化するのは、なんとも忍びない・・・・・
フレームさえあれば、そんな彼らも現役復帰で蘇生する。
そして、いつものように 城北サイクル のオーナーである名手、土佐男(同級生)に依頼。
複雑で面倒臭いパーツのやり取りで、迷惑をかけましたが無事に組み上がりました。
いつもムチャな注文に気持ち良く応えて頂き本当に感謝、感謝です。
不変な彼の真摯な経営姿勢には、同じ経営者として頭が上がりませぬ(汗)
ひと肌脱いで!ブリヂストン・アンカーのクロモリ(鉄)フレーム、ネオコットのエンドモデル(奮発できず)を発注。
これでネオコット・クロモリフレームが2台となり、鉄フレームのパラダイス状態です。
安価なフレームでも、力学的背景が反映された精度の良さは、流石にネオコットならでは。
日本の職人のオッサン達が魂込めて造ったフレームに思いを馳せれば、
同じ日本人のオッサンとしましては購入したくなります。
流麗で官能的なイタリアンフレームとは真逆ですが、オヤジはこちらが贔屓です。
因みにブリヂストンからは、何の金員も頂いておりませぬ・・・・・
主要パーツは流星号から外した古きデュラエース、シマノのパーツではトップブランド。
15年程昔のブツ、腐っても鯛だったら幸せなんですが・・・・・
フロントのギアが53枚(汗)今や貧脚のオヤジには、どえらく重くヤバいんですな。
ペダルも同ブランド。
フロント変速機。
リア変速機。
フロントブレーキ。
ホイールはマビック・ヘリウム。
マビック初の完組ホイールと申せば、事情通には古さがお分かりかと・・・・・
リアブレーキ。
流石にフォルムは古さを隠せませぬ。でも、この時期のデュラエースのフォルムは好きなんです。
お気軽なフラットバーがお気に入りです。
ハンドル周りのブツは、以前に流星号をフラットバーに変更すべく構えていながら、廃案となり余ってたブツ。
サドルはロールス。
これもまた15年落ち。
サドル・シートポスト・ハンドルステムは、メイフラワー号Ⅱより移設。
なんだか、やりくり上手のお母さんってとこでしょうか。
でも、賢いお母さんはこんな散財はしませんよね(汗)
フレーム代以外ほとんど費用負担無く組み上がりました。
ちょいとレトロな自転車というノリになりました。
因みにこの状態で9.3キロ、良しとしましょう。
余りものの寄せ集めパーツで構成され、まるで初期の楽天球団。
昔はトップクラスだった強者が、引退寸前で集合ってノリですな。
されど、クロモリフレームの自転車は重いながらも、乗り味がなんとも魅力的。
日の目を見たパーツ達を纏った彼女を、のんびりポタリングや街乗りに連れ出してやりましょう。
さ~て、彼女のネーミングを考えるのもまた楽し。
鉄子、鉄美、鉄江・・・・・
追伸(2017-8-26)
鉄子はドロップバーに先祖返りしました。
10速の105で組んでます。重い・・・
事務所発のポタリングで使用しております。
外した古いデュラエースで、古いカーボンフラットバーロード造りました。