25日に心斎橋角座で「熱海殺人事件」の幕が開きました。
初日は18時開演だったのですが、
急遽13時から公開ゲネプロが行われることになり
チケットを取りました。
ゲネプロ初体験。
まず、心斎橋角座がどこにあるのかわからない。
角座とかって道頓堀にあるイメージだったのですが、
全然違ってました。
何とか辿り着き受付でチケットをもらいました。
D列でした。
お花も届いてました。
心斎橋角座は定員130名ほど。
ゲネプロは50名の募集だったので後ろはスカスカ。
そして開演前にざわざわし出したので
ふと後ろを見るとなんとニッキがいました!
短パン姿のニッキ。
思わず隣の人に「ニッキがいる!」と言ってしまいました。
ニッキも気づいたようでした。
その後、ニッキとみんなで呼ぶと会釈してくれましたよ💕
さて、ゲネプロが始まりました。
何度かこのブログに書いていますが、
実はお芝居があまり得意ではありません。
集中力が続かないというのでしょうか。
そしてつか作品ということで理解できるのかなと不安でした。
ゲネプロといっても本番さながらの雰囲気で本当に熱演でした。
何よりストーリーもわかりやすくて迫力満点でした。
正直今まで観たニッキ演出のお芝居で一番好きかも。
松竹新喜劇のメンバーの方たちの出演で
知っていたのは渋谷天笑さんと藤山扇治郎さん(藤山寛美さんのお孫さん)だけでしたが、
とにかく皆さん演技力がすごい。
特に好きだったシーンは曾我廼家いろはさんと曾我廼家桃太郎さんのシーンでした。
2人は同郷の幼なじみです。
桃太郎さん演じる金太郎がいろはさん演じる愛子を
殺すというストーリーなんですが、この2人がどうしてこういう運命を辿ることに
なったのかこのシーンが秀逸でした。
桃太郎さんの演技すごいなと思って観てました。
いろはさんは綺麗だし可愛いし声もよく通る。
花束で刑事2人が金太郎を殴るという場面があるのですが、
花束が本物の生花。
飛び散った花からは香りが客席まで漂っていました。
ゲネが終わったあとまたみんなで「ニッキ」と呼びかけると
ニッキは会釈して照れくさそうに去って行きました(^^;
15時半頃にゲネが終わったのでさて、ごはんでも食べようかとブラブラ。
でもやっぱりミナミは苦手です。
ほんと人が多い。
某回転ずしに行きましたが、ちっともネタがよくなかった( 一一)
ほんとは本屋に行きたかったけどなかったので、大丸で時間を潰し
また角座へ。
初日はG列でした。
お客さんもぎっしりですごい盛況ぶり。
ゲネのときに桃太郎さんといろはさんのシーンが好きだったと書きましたが、
初日は金ちゃんの役は藤山扇治郎さんになっていました。
ダブルキャストなんだそうです。
でも、私は桃太郎さんの金ちゃんの方がよかった(ごめん扇治郎さん!)。
扇治郎さんは寛美さんの物まねなどをして会場を沸かせてました。
シリアスなお芝居よりやはり喜劇が似合うような気がしました。
後ろからはニッキの笑い声も聞こえてきました。
そしてアフタートーク。
ニッキは少し控えめながらも笑いを取るところは取るという感じ。
扇治郎さんがニッキに会うのを楽しみに稽古場に来ていたと話すと、
ニッキが「僕がひらがなで喋るのは扇ちゃんと植草だけなんです」と
まさかのかっちゃんいじりwww。
あと、いろはさんのことも絶賛してました。
つか芝居ということでかなり緊張していたのですが ← 私が緊張してどうする(^^;
今回の「熱海」はかなりわかりやすくなっていたと皆さんも感想を書いてました。
私は他の「熱海」は観たことがないのでなんとも言えませんが、
ストーリーもわかりやすいし、金太郎と愛子に感情移入もできたし。
劇場が小さいということもあり迫力を感じることもできました。
何より出演者さんの演技力に脱帽。
長ゼリフをあれだけ覚えるのもさすがプロと思いました。
わかりやすかったのはニッキ演出の力も大きいと思います。
大阪の地名の小ネタなどもちょこちょこ入れて沸かせていました。
十三とか九条とか(^^;
帰りは役者さんが出口に立ってお見送り。
扇治郎さんを目の前で見ました。
私が「ありがとうございました」と言うと扇治郎さんもニコッとして「ありがとうございました」って
言ってくれました。
なんでもっと気の利いたことが言えないんでしょうね、私は‥。
ニッキはお見送りにはいませんでした。
30日まで公演は続きます。
ニッキのアフトクのある2日間は完売していたようですが、
一蝶さんによると半分ぐらいしかチケットが売れていない日もあるようです。
すごくいいお芝居なので観てほしいなと思います。
このお芝居はグッときますよ。
長々と書きました。
お読みいただきありがとうございました。
舞台のセット。