さてコードギアスの放送が終了したので、ちょっと総括的な感想を。
・最後の敵はナナリー。この場合敵というより壁でしたね。ナナリーのためにブリタニアを敵に回していた。ナナリーの願い「優しい世界」を作るため。その考えが今作ルルーシュがとった最後の行動だと思います。
・最終話はそれぞれの人物が思いや考えを語っていました。そんな人たちの思いや考えが交錯するからこそ争いあうのだと思います。そこから悲しみや憎しみが生まれていくんでしょう。
・そういう思いをすべて終わらせるためスザクとルルーシュは「ゼロレクイエム」という行動を起こした。劇中の「2人でできないことはない」という言葉。その通りに世界は少し良い方向に向かったのかもしれません。
・R2になって思ったのは皇帝、シュナイゼル、ルルーシュをはじめとする人物たちは本当に自ら考えた「平和」という道を進んでいました。その結果争いにもなりました。どの考えも良かったり、悪かったりします。ルルーシュの方法で物語は終幕しました。でもそれもまたどこか間違っているのかもしれません。
・ファーストシーズンもひっくるめてこのコードギアスというのは「人の仮面」がテーマだったと思います。最後はルルーシュが「魔王」という仮面を被りながら死に、スザクという存在はゼロの仮面をつけて生きることになりました。ゼロの仮面は物語を象徴するものだったんだなと感じています。表情がうかがい知れない仮面。そこはやっぱり「仮面ライダー」だったりするんでしょうね。
・っと真面目に書いていましたが一番書きたいのは「カレン」のことです(笑)本当に最後まで生きていてくれてよかった。なおかつルルーシュ一途なところもよかったですね。なんかジノとくっついていたら幻滅していましたよ。一途な子なんです。
ルルーシュの前にスザクのゼロが現れた時もいち早く目的に気づき、刺されたあと藤堂の言葉をさえぎったところもカレンの一途さが表現されていましたね。写真に微笑みかけ、ルルーシュに思いを馳せながらも走るカレンが印象的でしたね。この先幸せになってくれたらいいですね。
・カレンとは対照的に傍観者へと戻ったC・C結局本名もわからないまま。唯一知っていたルルーシュもいません。でもそこに寂しさはない。彼女も世界と同じようにルルーシュによって変えられた一人なんですよね。彼女もこの先どこへ行くのか。ただきっと今までよりも少し世界が美しく優しくなっている。だからこそC・Cはどこかにいっていしまったんでしょうね。
・さてルルーシュのとった行動はこれからまた始まる「ガンダム00」と同じでした。「争いをなくす」そのために自ら仮面を被り、世界中から憎まれ役を買いました。モデは当初「ガンダム00」がそういう終わり方をするんじゃないかなと感じていましたけどね。さて「ガンダム00」の最後は果たしてどんな世界を見せてくれるんでしょう?
・R2になって色んな規制もあったと思います。でも毎週楽しみにしてよかった。そう思える番組だったと思います。
・正直R2になってパワーダウンな部分も感じました。でもそれを上回るエンディングを見せてくれました。世界は優しい世界になってよかった。でもルルーシュには少し生きていて欲しかった気もします。C・Cと共に生きているルルーシュというのはモデの考えた最終回の最後のシーンでしたからね。でもルルーシュの近くにいた人たちはルルーシュの思いを抱きながら、彼が作った世界を生きて守っていくんだろうな。
・そんな優しい世界はモデたちの生きる世界のちょっと先の未来だと信じたいですね。