どこかで誰かが

独り言をつぶやくように思いついたことを書きとめてみたいと思う。
モモの徒然日記なり。

シャボン玉

2010-08-06 21:55:12 | 日記
今日の夕刻、ふとリビングからベランダを見るとシャボン玉が1つふわりと飛んできて

壊れて落ちたのを見ました。

お隣が幼稚園なので子供がシャボン玉を作って遊んでいるのかと思い外に出てみてもその様

子は見当たらず、海で誰かが遊んでいるのかと玄関を開けるとシャボン玉がまた1つだけ

ふんわりと飛んできました。

砂浜に行ってもシャボン玉で遊んでいる子は見つかりません。

あれは波の花だったのかしら?

いいえ確かにあれはシャボン玉です。

シャボン玉がひとつふわりまたひとつふわ~りと飛んできた。

なんだか不思議な今日の出来事でした。


求めるもの・・・に出会う

2010-08-06 12:37:37 | 日記
時折『そうか、そうだったのか』と改めて感じさせられる事柄に直面することがありま

す。気付いていない自分自身に気付くというか…

きっと誰もが経験値として持っている感覚だと思います。

本とか言葉との出会いはいえそれだけではありません、もちろん人や物やいろんな出来事は

アンテナを張っているから引き寄せるという現象が起こるのではないかと感じています。

曽野綾子さんの『晩年の美学を求めて』というこの本。

実は我が家の本棚から見つけました。(積読書が得意です。買ったら読んだ気になる性)

いつ購入していたかさえ覚えが無いわたしですが、久しぶりに読みかけの本を読んでみよう

かという気持ちになって本棚をみて飛び込んできたのです。

老いというものを実感する年齢に差し掛かり、パワーの低下、充電機能の不具合などを自覚

する昨今であるわたくしにとりまして目が開いた感がありました。

この本です。↓



一文をご紹介いたします。

若い人は美しい。
という普遍的な事実はよく語られる。肌も生気も、若い人は柔軟で張りつめ輝いている。
しかしこの時、私は思ったのだ。
未熟ということは、老成よりはるかに魅力がないこともあるのだなと、と
<中略>
しかし白髪で小柄な女性は、それらの光景の背後にある人生の陰影を、優しく補おうとして充分な想像力を働かせていた。人の生涯にはその時々にいろいろな事情があって、それは決して他人にはわからないものだから、ということを彼女は信じているのだろう。
そしてそのような深く複雑な視点というものは、若い人にはまず備わっていないものらしかった。
<後略>


もちろん、若い人でも病苦やほかの苦労がたくさんあるとこの深く複雑な視点も備わると思います。年を取ることは他人の価値観を受け入れられるようになり賢くなって生きていきやすくなるように感じられて私は心が軽くなった気がしたのでした。