どこかで誰かが

独り言をつぶやくように思いついたことを書きとめてみたいと思う。
モモの徒然日記なり。

新しい友達

2011-07-27 22:05:48 | 日記
昨日、私は大腸検査の為病院に約7時間程停留しておりました。

同じように大腸検査を受けられた老齢の男性が一人いらっしゃいました。

2Lの下剤を2時間かけて飲用し(これがとんでもなく苦痛なのであります)検査を受

ける準備をしている間+先生のお昼休み時間もありで待合室のソファで男性と長い時間

を共有しておりました。

朝の9時から下剤を飲み、朝ごはんもお昼も食べず(大腸検査だから当然ですね)に検

査時間の訪れをひたすらに待ち続けました…

その間、大腸検査仲間の男性と会話をしました。

80代前半に見えた老紳士は実は90歳で毎年、胃と大腸の検査を受けてあるとおっし

ゃっていました。驚きの連続で会話は進みます。戦争体験者で2年前に先立たれた奥さ

まとの出会いのきっかけは慰問袋だったそうです。

戦地へ届けられた同郷の人からの慰問袋、帰国してお礼のご挨拶を言いに会いに行った

時からのお付き合いだったそうです。音楽が趣味でバイオリンやギターを演奏しクラッ

シックを聴くのが大好きで若い頃はラグビーもして数年前までは菅平までラグビー観戦

に出掛けていたとのこと。

人間的魅力にあふれた方で40歳近くの年齢差を全く感じませんでした。

ストライプのシャツに黒ズボン、手にはステッキとセカンドバックを持って颯爽と歩か

れるうしろ姿(実際には少し腰を庇うような歩き方だったかもしれません…)に今まで

生きてこられた姿勢(生き方)が想像出きるようでした。

ピアノのミニコンサートのお誘いを受け、電話番号の交換をしました。

90歳の新しい友達が出来るなんて出会いの不思議さを実感してます。






時代の過渡期

2011-07-25 12:04:09 | 日記
ついにアナログから地デジへとTV界は大きな変化を遂げましたね。

アナログ終了時には画面が砂の嵐になるのかと思っておりましたら、そうではなかったよ

うです。時代の変わる瞬間を見とどけてみたい気持ちはありましたが、根性ナシなもんで

一昨年末に我が家は地デジに移行しておりました…

白黒TVのガチャガチャチャンネル(表現が難しいです)の時代から考えると、TVは

随分とスマートになったもんですね。

お茶の間の人気者だったアナログTVよ、長い間ありがとう。


なにもかもリモコンで操作するようになって久しくなりますが、今日ついに、ワタクシ

TVに向かってクーラーのリモコンスイッチを押し続けるという動作をしてしまいました

熱中症に罹ってしまったかとドッキリ!!

私も過渡期を迎えつつあります…

小説の中の一節

2011-07-15 13:25:39 | 日記
ある小説の中で、主人公の昔の知り合いから届いた退職の挨拶状の文面に

なぜか心惹かれました。


「産まれた時、人間は何も持っていません。

 生きるうちにいろいろと獲得するわけで、

 つまり人生というのは足し算です。

 不幸な体験、不利な出来事も、傷ついただけで終わってしまってはつまらない。

 そこから何かを学んで身につけることで、人生にとってはプラスになります。

 そうしていきたいものだと思っているところです。」



 わたしもそうして生きていきたいものだと思っています…


33回忌

2011-07-10 19:28:31 | 日記
今日は母方の祖母の33回忌法要でした。

33年前、64歳で人生の幕を下ろした祖母はとても綺麗好きな人で母の実家に行くと

雑巾を手にいつもどこかを掃除している祖母の姿を目にしていました。

記憶の中の祖母は着物姿。背筋をピンと張った姿勢のいい人で大変な働き者でした。

今の時代に生きていたら、もう少しゆっくり自分の為に時間を使えたかもしれないなぁ

と思ったりします。

祖母から母を通して私に受け継がれたものってなんだろう…?

辛抱力?

きっと今でも私が子供の頃と一つも変わらない眼差しでやさしく微笑みながら見守って

くれているのでしょう。

これからもずっと見ててくださいね。

記憶の中のあなたの年齢にだんだん近づいていく私…

あなたのことをおばあちゃんと呼ぶのが悪いような気になってきます。

今朝の出来事

2011-07-03 09:28:27 | 日記
今日は曇り空だったので、庭木の剪定をしました。

6月に雨が多く降ったからでしょうか、緑の成長が早いです。

剪定した枝葉を片付けていた時に塀越しに『すみません』と声をかけられました。

『はい、どうかされましたか?』と声の主を探し道路に出てみると、

『道に迷ったのでここがどこか教えてください』と白杖の男性が言われました。

お年は60代後半から70歳くらいに見える方でした。

目的の場所を聞いて『ここまで行けば大丈夫です』とおっしゃるところまでしばらく一緒

に歩きました。私の右腕に手を添えてもらうと安心して歩調も安定し早足だと感じるほど

のスピードで歩かれていました。

声のトーンが優しくお人柄が声にも出ているのではなかろうかという気がしました。

ご丁寧にお礼をおっしゃって私の名前まで尋ねられました。

『ありがとうございました。助かりました。』の言葉を頂きましたが、

今朝の私は、小さなこの出会いが嬉しくて、

『お蔭さまで気持ちの良い1日が始まります。こちらこそありがとうございます。』と胸

の内でつぶやきました。

素敵な1日1日の積み重ねで私の人生が完成へと向かえばいいなぁ~。

まだ、まだこれからだわ~。