本にも出会いがあると思う。
過去にもそう感じたことが幾度もあった。
一昨日、コンビニでふと目に留まったPHP文庫 浅田宗一郎著『お坊さんがくれた 涙があふれて 止まらないお話』
心が洗われて涙があふれてきてそのあとすっきりした。
―この十六の物語には、勝者はいません。
しかし、敗者もいません。
主人公たちは、喜びや楽しみはもちろんのこと、
苦しみや悲しみ、さらには絶望さえも
受けとめて、ひたすら命を輝かせていくのです。
―本書『はじめに』より
生きることが光り輝いていることなのだと全編の底流に流れてみえる本物の真実。
挟まれていたしおりの言葉にも大いなる方からのメッセージがプレゼントされたかのような錯覚を味わった。
見方を変える
何事もゆきづまれば、まず
自分のものの見方を変えることである。
案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、
他の見方のあることを
忘れがちである。
―松下幸之助『大切なこと』PHP研究所より