星降る箱庭

天文台のある里山へ移住、細々と絵描きをしながら心の窓を見つけます。(記録用)

十日戎から思い出すこと

2012年01月11日 | アトリエギャラリー

大学に通っていた頃、利用していた阪神電車から十日戎の屋台の絨毯を毎年眺めていました。それが丁度、子供の頃好きだった絵本「もぐらごっこしよう」の何枚もの布団が敷かれたトンネルとおんなじに見えていました。夜の屋台ってこんなにキレイで昼はいわゆるパラダイス。ネジ(時間)の止まったおもちゃ箱みたい。

写真は宵戎の様子。

人が集中して行くので苦しいが、一度は行ってみる価値あり。

笹を買って鯛絵馬を書こう!

(もう来年の話ですが・・・

   

入口では神主さん達が頭上をお祓いしてくれます。

縁起物って良い。

昔から古めかしいものが好きだった・・・。    

「典」

日本画  [SM、絹]  Kokuyo  F

草月流生け花  Hanali  F

生け花と愛猫、ひこ。

ひーちゃんはお花がスキ

玄関にて、袋いっぱいお花を買って帰ると、なにかってきたの?なにかってきたの?

・・・とご飯の時より騒がしい。

おかあさんの編みかけのセーターの上で、挿し芽で育ってきたブライダルベールをむしゃむしゃ食べる。他、テーブルヤシやドラセナ・コンシンナが特に好物。

よっこいしょ・・・・・ああー。おかあさんの手編みはいい~。

陽だまりの入る小さな坪庭より愛をこめて・・・・・。

「天の戴き」

日本画  [F30、鳥の子和紙] Kokuyo  F

 

今年で園芸を始めて7年目になりました。まだ7年です。上は山茶花の絵です。

初めの2年間は趣味の園芸(本)ばかり読んでいました。当時、日本画家の那波多目功一さんが表紙を飾っていたこともあって購買していたんです。

2年たって頭に定着してきた頃、本離れ。とにかく隅々まで読みつくし、どんな植物にも興味を持ち、山田香織さんの盆栽にもうっとりしていました。

真冬にケシの種を播いて部屋で暖めて育てたり、性質の合わない植物同士でも平気で寄せ植えたり、有り得ないこともたくさんしましたが、不思議、植物って応えてくれるものなのです。

そうして近所に“お庭が素敵だな~”と思ってた自分の親よりも年配の花友もできました。

子供の頃から好きだったワケでもないのに・・・。

でも覚えているんです。幼い頃の道端の光景を。今ならあれがタマスダレであったことを知る事もできたし、オシロイバナの大きな黒い種を手で意味なくはたき落としていた事やムラサキシキブを食べていた事も・・・・

結局、いつか植物を好きになる、携わる人間だったんですね。

・・・ちょっと昔を振り返ってみました。              

 

Yoyo-May

 

 

 

 

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霜が降りて山茶花の葉が紅く色づきました。

 

La principessa di Wilde di un giardino di miniatura