不要じゃけん

　１９４５ねん８がつ６にちいうのは、あるイミ人類の歴史の大きな転換点じゃけん。

この日を境に、エネルギーに対する認識が大きう変わるワケじゃ。

レオ・シラードがナチスの脅威に対抗するタメに、原爆開発を大統領に進言したんがすべてのはじまり。

抑止力としての核開発としても、その先駆けとなったんじゃな。

そのシラードが、日本への原爆投下に反対したんはその威力を認識しとったからじゃろう。

すでにナチスドイツは存在せず、目的は大きうはずれて、戦争を利用した実験だったちうコトになるけん。

この日はじめて人類は核ちう新しいエネルギーを手に入れたワケで、その後の核開発に大きう影響するワケじゃ。

そればかりか、平和利用と称して発電所をそこらぢうに作り、スリーマイル、チェリノブイリ、フクシマと、取り返しつかん事態になっとるけん。

もちろんわしらはその恩恵を受けてきたんじゃがぁ〜……。

いまここで、改めてその認識を転換する必要があるじゃろう。

とにかく、人類に幸福をもたらさん核エネルギーは、早いうちにに手放すべきじゃけん。