技術的到達点じゃけん

　度重なる墜落事故をおこして生産停止になった、ボーイング７３７ＭＡＸちうヒコーキがあるけん。

最新鋭のはずが、とんでもない欠陥品じゃとみんな怒っとるけん。

まー新しけりゃいいってもんじゃないけん！。

でも、つい見落としがちなんは、ＭＡＸが最新鋭なんはエンジンや電子デバイスじゃけん。

基になった機体の基本設計は、にゃんと１９６７ねん。

半世紀以上も前に作られとるワケじゃ。

いうてみたら、コレがヒコーキの技術的到達点で、その後の機体は小改造に過ぎんけん。

そんな到達点、もっと身近なトコロにもあるけん。



いまチマタを駆け回っとるクルマのほとんどが、このＶＷゴルフの模倣に過ぎんけん。

過給器をつけたりモーターをつけたりいうの、しょせん小改造じゃ。

それから、こ〜んな到達点もあるけん！。



ソユーズは、イチバン信頼性のあるロケットじゃけん。

でもその原型は、１９６６ねんに初飛行だとさ。

もはやロケットの完成形といえますけん。

半世紀前の技術が現代でも通用するちうの、ちょっとすんごいけん。

コンピューターやモバイルにコレが登場するんはいつのコトじゃろ……。