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気がついたら、あやしい広島弁で書いとったけん。ネコとかスローライフとか部屋の片づけとかの日記ですけん。

エターナルラブじゃけん

2023-01-17 09:00:20 | ネコですけん
 1がつ17にちが特別なひだっちうひとは多いけん。

なぜならこのひ、神戸や大阪を中心に大きな地震で大勢が亡くなったけん。

それから、湾岸戦争が始まったひでもあるけん。

わしはといえば、愛するネコのひととの別れのひじゃ……。

それは、高円寺の食品工場の床下に棲んでたひとりのネコ。

大きなお腹で、いまにも仔ネコを産みそうだったんじゃが。

くしゃみを繰り返して、ハナをたらして、きっとそう長くは生きられんかと思うとった。

じゃけん、よくないコトと知りながら、ときどきサカナをあげたりしたけん。



それからしばらく、やけにすっきりした表情でわしの前に現れてのう。

ちょっとスリムになって、間違いなくどっかで仔ネコを産んだようじゃ。

じゃが母親があんな状態で、住環境だっていいとはいえんけん。

ひとつきほどかかって仔ネコを保護して里親を探したけん。

そうすると、母親は哀しそうにわしに訴えたのじゃ。

それで……、



うちのネコさまになったのじゃ。

正確には、わしら下僕が部屋にお迎えしたけん。

それからというもの、彼女はやりたい放題。

気に入らなければパンチを繰り出し……、

新しいネコは力で支配したけん。



わしもようマクラを奪われたばかりか、寝込みを襲われたけん。

金縛りにあったと思うたら、彼女がわしの上でひっくり返っとるのじゃ。

そんな彼女が、だんだんと弱っていって……。

なにも食べられんようになって……。

足もとがおぼつかなくなって……。

最後は、わしの腕の中で力尽きたけん……。

1がつとは思えん暖かい朝だったのう。

彼女が煙となって昇っていくのをぼーっと見上げとった。

いずれ、また逢えるじゃろうか?。



そんなコト考えとると、また怒られそうじゃな。

彼女が懸命に生きるさまを、わしらは見続けとったのじゃ。

彼女には、ダイジなコトをいろいろ教えてもろたのじゃ。



きっと彼女は、わしらとともにおる。

愛は、永遠じゃ……。



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