現場で日々行っている事などを公開しています。
千葉、松戸、柏、市川、流山周辺での塗装歴24年の一級塗装技能士による建築塗装現場日記(繁忙時期は更新できません!)
塗料を足らす。よくない言葉
下塗りや中塗りをしていて
塗料が足らない事があります。
それは、単に塗料発注ミスだったり
壁がすごく塗料を吸い込む壁だったり
表面の模様がすごく塗料を喰ったり
様々な理由があります。
ここでほとんどの業者90パー以上の業者が
塗料を「足らそうとします」
「足らす」とは、伸ばして薄めるとか
塗る時に力を入れて、こするように
塗るとかするとあまり塗料を使わないで
塗れます。
途中まで塗ってくると塗料が足らないのがわかって
きます。
だけどここで足らして塗ろうとすると後で
不具合が起きやすいのです。
はげたり、色あせが早かったりします。
なぜ90%以上の業者が足らそうとするかと
言うと、
まず塗料を頼まなければならない。
頼んだら塗料が来るのを待たなければ
ならないので、作業中断
日数がかかります。
それに塗料代もかかります。
そうすると完成が遅くなり、職人の手間も
無駄が多くなってしまいます。
完成も遅くなると集金も遅くなります。
だからみんな足らそうとしてしまうのです。
実は私どももそうでした。
下請けの仕事をしていた時は…
でも今は「足らす」という事は
しません。
みな、色々違うメーカーの塗料使うとその現場
だけにしか使えないので、余ってももったいない
ので、少なめに取って足らすと言う事を
してしまいがちです。
うちでは日本ペイントに絞って
下塗りもいいと思える物を2つに絞って
使っています。
だから、塗料が余ってもすぐ次の現場に
使えるので、いつでも在庫をもっています。
塗料が足りなくなっても、材料置き場に置いて
あるので薄めて使用したりしません。
これは結構な強みだと感じています。
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