久しぶりにジャズのお話を。
スウィング・ビッグ・バンドの黄金時代に活躍したグレン・ミラー・オーケストラにより有名な
「Chattanooga Choo Choo(チャタヌガチューチュー)」という曲を取り上げてみました。
Mack GordonとHarry Warrenという二人による音楽です。
1941年、Sun Valley Seranade(邦題:銀嶺セレナーデ)という映画のための書き下ろし作品。
これが空前のヒット曲となり、1942年に史上初めてのゴールドディスクが授与されました。
ところで、このChattanooga Choo Chooですが、調べてみますと
シンシナティからチャタヌガに1880年に初めて走った汽車の名前なのですね。
当ブログにいつも来てくださるhobashiraさんなら詳しいのではないでしょうか。
前置きが長くなりました。どうぞお楽しみください。
lenn Miller - Chattanooga Choo Choo - Sun Valley Serenade (1941) HQ
この映画は前述の通り“Sun Valley Seranade”といい、邦題は「銀嶺セレナーデ」という事ですが
なんと(戦前だから仕方ないか…)陳腐な題名でしょう。
この中にはグレン・ミラー本人も出演しています。
トロンボーンを演奏しているスラリとした紳士がそうです。
ここに出演している方々の動き、サックス奏者がコーラスグループに歩み寄ってくるシーンなど
いかにも演出の段取りに忠実で、なんとなくぎこちない動きに感じますね。
コーラスは多分The Modernaires(モダネアーズ)というグループだろうと思います。
男性4人に女性1人(メンバーの奥さん)のクインテットで、この女性がパンチの効いた素晴らしいヴォーカルですね。
ひとしきりグレン・ミラー・オーケストラの演奏があって、終わったかと思われるところに
つながり無くいきなり黒人の女性歌手とタップダンサーが現れます。
美しくチャーミングな女性歌手(ドロシー・ダンドリッジ)の歌と
切れのいいタップ、運動神経抜群のダンサー(ニコラス・ブラザーズ)の絡みが実に素晴らしい。
ですが、当時の黒人たちが出演する場合は召使いや芸人などの役などで、明らかに差別の時代でした。
このとってつけたような演出は、このような差別の影響があったのではないでしょうか。
差別があったとはいえ、当時のミュージシャンは彼らの優れたエンタテイメントをはっきりと認めていたのだろうと思います。
1941年の日本はいよいよ太平洋戦争に突入する頃で、戦時色が濃厚な時代でした。
そんな日本の当時の芸能界は李香蘭がスーパースターでした。
アメリカのスイングジャズ全盛期との文化の違い、面白いですね。
ルイ・アームストロングとダニー・ケイのお話に早く行きたいのですが
タップのニコラス・ブラザーズを知ると、芋づる式に次々エンタテイメントが発見されます。
この時代のアメリカはなかなか面白い!
次の音楽記事にご期待のクリックをよろしくお願いいたします。
ありがとうございます
スウィング・ビッグ・バンドの黄金時代に活躍したグレン・ミラー・オーケストラにより有名な
「Chattanooga Choo Choo(チャタヌガチューチュー)」という曲を取り上げてみました。
Mack GordonとHarry Warrenという二人による音楽です。
1941年、Sun Valley Seranade(邦題:銀嶺セレナーデ)という映画のための書き下ろし作品。
これが空前のヒット曲となり、1942年に史上初めてのゴールドディスクが授与されました。
ところで、このChattanooga Choo Chooですが、調べてみますと
シンシナティからチャタヌガに1880年に初めて走った汽車の名前なのですね。
当ブログにいつも来てくださるhobashiraさんなら詳しいのではないでしょうか。
前置きが長くなりました。どうぞお楽しみください。
lenn Miller - Chattanooga Choo Choo - Sun Valley Serenade (1941) HQ
この映画は前述の通り“Sun Valley Seranade”といい、邦題は「銀嶺セレナーデ」という事ですが
なんと(戦前だから仕方ないか…)陳腐な題名でしょう。
この中にはグレン・ミラー本人も出演しています。
トロンボーンを演奏しているスラリとした紳士がそうです。
ここに出演している方々の動き、サックス奏者がコーラスグループに歩み寄ってくるシーンなど
いかにも演出の段取りに忠実で、なんとなくぎこちない動きに感じますね。
コーラスは多分The Modernaires(モダネアーズ)というグループだろうと思います。
男性4人に女性1人(メンバーの奥さん)のクインテットで、この女性がパンチの効いた素晴らしいヴォーカルですね。
ひとしきりグレン・ミラー・オーケストラの演奏があって、終わったかと思われるところに
つながり無くいきなり黒人の女性歌手とタップダンサーが現れます。
美しくチャーミングな女性歌手(ドロシー・ダンドリッジ)の歌と
切れのいいタップ、運動神経抜群のダンサー(ニコラス・ブラザーズ)の絡みが実に素晴らしい。
ですが、当時の黒人たちが出演する場合は召使いや芸人などの役などで、明らかに差別の時代でした。
このとってつけたような演出は、このような差別の影響があったのではないでしょうか。
差別があったとはいえ、当時のミュージシャンは彼らの優れたエンタテイメントをはっきりと認めていたのだろうと思います。
1941年の日本はいよいよ太平洋戦争に突入する頃で、戦時色が濃厚な時代でした。
そんな日本の当時の芸能界は李香蘭がスーパースターでした。
アメリカのスイングジャズ全盛期との文化の違い、面白いですね。
ルイ・アームストロングとダニー・ケイのお話に早く行きたいのですが
タップのニコラス・ブラザーズを知ると、芋づる式に次々エンタテイメントが発見されます。
この時代のアメリカはなかなか面白い!
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