Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

「志野と織部」展

2007年02月25日 | art
さて、今週は、「志野と織部 ―風流なるうつわ―」展にも行ってきました。

出光美術館です。
去年、「国宝 伴大納言絵巻展」に行って行列に圧倒されて入れなかったのに懲りて、朝イチ、開館待ちでいきました(笑)が、そのおかげなのか、開始まもなかったのがよかったのか、全然行列などではありませんでした。。。


焼き物は、お勉強だと思うから観にいくのですが、いつもながらさっぱり分かりません。
今回は国宝の志野茶碗「卯花墻」が展示されるのが目玉です。
確か、三井記念美術館の開館記念展覧会で出ていたのを、私行き損ねてしまって、観ていないのです。

国宝の国産の焼き物ってとても少ないそうです。
お茶碗だと、この「卯花墻」と、本阿弥光悦の「不二山」の2つだけだったはず。有名な茶道具とかすっごく多い気がしますが、重要文化財とかで、国宝には指定されていないのですよね。
私は本阿弥光悦のファンなので、「不二山」は何度か観たことがあるのですが、白と黒のシブいお茶碗です。 光悦には他にいくつかお茶碗がありますが、あんな華やかな字を書く人が、なぜこの渋い茶碗? しかもなぜ国宝?

まあ、いつかは分かるようになる日も来るかもと、名品がたくさんと言われるような展覧会には、時には足を運ぶように心がけている、というレベルです。


それでも、今回は志野と織部という限られた種類をいちどにたくさん見ることができて、少し、少なくとも自分の好みが分かった気がしました。

志野は、確かにその白と焼き色の微妙な色合いが美しいです。
黒織部は、かなり強烈で個性がすっごく強く、私的にはいまいち。緑の織部は、たくさん観ているうちに少し目が慣れました(笑)。というより、織部の絵の曲線、これは面白いかも。葡萄の蔓とか、垣根の直線の向こうで風に揺れる葉とか。
それから、黄瀬戸って、なかなか綺麗だと思いました。名前は聞いたことがある、というか、ほんとはどちらかの展覧会で観たことくらいあるのかも。

ただし、国宝「卯花墻」と、ふつうに展示されている垣模様のお茶碗のよさの違いは全然分かりませんでした・・・。

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