ぜひ見たかった、今秋の展覧会の一つ、「ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画」展が始まったので、さっそく行ってきました。
あと気になっているのは、
「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」
と
東博の「中国王朝の至宝」展。
ただし、私がぜひ見たい中国史の時代というのは「第一章 王朝の曙 蜀vs夏・殷」の時代なんですよね~。
展示品30点、なかでも特に好きな三星堆のものは3点。なかなか時間がないのに、行くかどうしようか迷っています。最近、平成館の特別展、異常な混みかたなんですものね~~~
さて、ZESHIN展。
三井記念美術館での2010年の是真展でもたいへん感激したのでしたが、やはり、良かったです。
やっぱり漆絵、いいです。迫力ありますね、質感・光沢etc.
小さいけど画帖、見ていて飽きない! 色紙帖ももちろん!
「秋色野辺茸狩図」面白い 鉄瓶の質感、岩の質感、紅葉した楓の葉の鮮やかさ、熾の煙のリアルさ、それぞれがいかにもそれぞれに描き分けられていて、油絵のようであり、ようでなく。画題も面白いし。吊るして焼いている茸。
「花瓶梅図」これも金属の花瓶、匂うような梅香、板絵に見せた板の木目、額。紙に塗られた漆です。すごいな~。
板絵に見せた紙絵、陶器に見せた木胎茶入、金属に見せた紙張菓子器、古墨を模した印籠など、卓越した漆の技巧を駆使した「遊び心」がナイスです。
呉服屋に生まれて染めの技術を応用してウソの金屏風を描いてみせた光琳なんかも同じ「遊び心」なんでしょうね~。
ただ是真の場合は、茶会の客が実際に手に取ってビックリする菓子器や茶入で遊んでいるので、説明なしでいきなり驚かせようという悪戯っ子ぶりが上手を行っています。
三井記念の展覧会でも印象的だったと思い出したのは「蓮鴨蒔絵額」。水面の下の蓮の葉が、黒い地色の下にうっすらと浮び上がるように描かれていて、妙な奥行きというか、暗い池の中を覗くようなちょっとぞくっとするあの感覚がします。
他に遊んでいて楽しかったのは
「小柄蒔絵小柄」とか。小柄の柄に小柄の柄を蒔絵してどうするねん★
それから、口切の茶事の展示になった茶道具の展示室を見て、展示品は替わらないけど行くとどうしても見てしまう、大好きな殷周の青銅器を見て、すこし紅葉が始まったお庭まで散歩して、帰ってまいりました。
先日着て下げたままになっていたきものを、ちょっと手抜きをして25分ほどで着て、お出かけ。
杜若の頃にも、みどりのお着物で行ったのでしたっけ。
あと気になっているのは、
「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」
と
東博の「中国王朝の至宝」展。
ただし、私がぜひ見たい中国史の時代というのは「第一章 王朝の曙 蜀vs夏・殷」の時代なんですよね~。
展示品30点、なかでも特に好きな三星堆のものは3点。なかなか時間がないのに、行くかどうしようか迷っています。最近、平成館の特別展、異常な混みかたなんですものね~~~
さて、ZESHIN展。
三井記念美術館での2010年の是真展でもたいへん感激したのでしたが、やはり、良かったです。
やっぱり漆絵、いいです。迫力ありますね、質感・光沢etc.
小さいけど画帖、見ていて飽きない! 色紙帖ももちろん!
「秋色野辺茸狩図」面白い 鉄瓶の質感、岩の質感、紅葉した楓の葉の鮮やかさ、熾の煙のリアルさ、それぞれがいかにもそれぞれに描き分けられていて、油絵のようであり、ようでなく。画題も面白いし。吊るして焼いている茸。
「花瓶梅図」これも金属の花瓶、匂うような梅香、板絵に見せた板の木目、額。紙に塗られた漆です。すごいな~。
板絵に見せた紙絵、陶器に見せた木胎茶入、金属に見せた紙張菓子器、古墨を模した印籠など、卓越した漆の技巧を駆使した「遊び心」がナイスです。
呉服屋に生まれて染めの技術を応用してウソの金屏風を描いてみせた光琳なんかも同じ「遊び心」なんでしょうね~。
ただ是真の場合は、茶会の客が実際に手に取ってビックリする菓子器や茶入で遊んでいるので、説明なしでいきなり驚かせようという悪戯っ子ぶりが上手を行っています。
三井記念の展覧会でも印象的だったと思い出したのは「蓮鴨蒔絵額」。水面の下の蓮の葉が、黒い地色の下にうっすらと浮び上がるように描かれていて、妙な奥行きというか、暗い池の中を覗くようなちょっとぞくっとするあの感覚がします。
他に遊んでいて楽しかったのは
「小柄蒔絵小柄」とか。小柄の柄に小柄の柄を蒔絵してどうするねん★
それから、口切の茶事の展示になった茶道具の展示室を見て、展示品は替わらないけど行くとどうしても見てしまう、大好きな殷周の青銅器を見て、すこし紅葉が始まったお庭まで散歩して、帰ってまいりました。
先日着て下げたままになっていたきものを、ちょっと手抜きをして25分ほどで着て、お出かけ。
杜若の頃にも、みどりのお着物で行ったのでしたっけ。
同時期に建替えた美術館の中で断トツと考えます。