契丹

このところ公私とも多忙、というか、落ち着かず・・・
立て続けの値引や解約の申し入れ、委託先のミスによる損失の補償交渉、危なっかしい新案件の検討、義母の入院、猛暑・・・、あ、猛暑は話が別？

とにかく、忙しいといってもそれほど時間がないわけではないのだけれど、なんとなく気持ちに余裕がなく、アソビの計画も切符の手配の期日に追われている感じ。

ここで、どうにか、仕事の案件がどれもどうにか山場を越し、あとは決まったことを文書にする手続上のやりとりだけ・・・　となって、心理的にかなり開放された気分


そんなわけで、とりあえず、なんでもいいから一日フルで「今日はお休み！！」と決めました。
勝手に。


お休み、お休み、なにをしよう、このところできていないこと・・・
プールに行こうかと思いましたが、それにしても暑すぎるし、先日通りかかったときに聞こえた子供たちのキャーキャーいう声が耳に浮かんで、美術館に行くことにしました。

開催中展覧会を検索して、以前予告をみて気になっていた芸大美術館のキッタンに行くことにしました。
　　日中国交正常化40周年記念 特別展
　　　「草原の王朝 契丹 ― 美しき３人のプリンセス ―」

契丹は民族の名称だと思いますが、展示の内容は、遼王国時代の文化や工芸遺物です。

中国の歴史といえばいつも漢民族なので、遼の文化は新鮮です。
３人のプリンセスの墓や塔も新鮮で、トルキ山の彩色木棺はすごい。初めて見る棺でした。

しかし耶律羽之の墓から出たらしき金属器や陶磁器類はとても面白かったです。
遼三彩、白磁、定窯などの見事な物が。
唐の文化をだいぶ継承しているとのことで、龍や鳳凰、獅子などが描かれていますが、顔が妙にリアルというか表情に愛嬌があり、さすが騎馬民族という話なのでしょうか、動物が身近というか躍動感があるというか、実に、イイです。

動物ではありませんが、白磁の瓜形水注一対が気に入りました、欲しいな～～～。


どちらかというと三星堆など南方の古代文化に興味がある私ですが、北方もなかなかよかったです。



上野公園でしばらく前から噴水工事が行われていましたが、半分終わったようで、新しい噴水が吹き始めていました。