Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

次第にあかるむ「里の秋」

2019年10月09日 | 茶道
お稽古へ。
これが、おいしいお菓子とお茶をいただいて客畳に座っていると、ふぅ~っと眠くなってきたりする。。
葬儀前後からしばらく、いまいち眠れないのに妙~に覚醒状態というハイテンションな時期があったので、あー、ひと段落して日常に戻りつつあると感じているんだなぁ、私。。。
と、思ったり………
いや!起きろっ!!!


お菓子は、東宮さんの「里の秋」。
あら? 2~3週前にお店で拝見したときは、もっと、いかにも黄身餡そうな、黄色が強めな印象の柿だったような。
そうね~ここ半月ほどの間に、どんどん赤みが増しているということでしょう。
一言で説明してしまえば、「黄身餡を求肥で包み明るみつつある柿を模したお菓子」に違いはないのですが、同じお菓子でも実は暦とともに変わってくる、和菓子の季節感です。
すてきだなぁ。。。

他にお稽古仲間さんご持参の「ドライフルーツの羊羹」も。
 
これもおいしかった。。。いちじくがすこし洋酒っぽい香りですが、こういうのもいいなぁ。そして、利休時代のお菓子は干し柿などが登場していたことを考えると、これはしっかり茶の菓子です。



お点前は、私は前回お休みして中置を復習していないので、中置で薄茶の通常と、茶碗披きをお稽古しました。
中置は季節が短いので、つい通常の薄茶と濃茶しかお稽古してきませんでしたが、重ねも、茶碗披きも、両名物になっても、最後の置き合せが変わってくることを考えると、意外と、変わっているほうが多いケースで、通常の右から左へ戻す置き合せのほうがマイナーなのだったりして?


お稽古仲間さんは、中置でなく袋茶碗や、袋天目盆点唐物相伴付きなど。。。
 

がっつりお稽古しておられました。

それにしても、今回いただいたお濃茶はおいしかった。
けっこうなお点前でした。お茶が開けたてということもあったでしょうか。濃茶は苦いとか、初めての方にはとてもとてもとか、なんとか、よく言われますが、おいしいお濃茶は、おいしいです。
そして私が眠気を誘われ…。



茶花はややすがれ始めを感じる秋草の籠。
 


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