昨日のヤマトタマムシは大きいが、今日のタマムシは小さいです。
タマムシの仲間は多いのですが、小さいものが多いですね。
クリタマムシはなかなか素敵な模様なので、以前から見たいなあと思っていたのですが、Yさんから「見つけたよ。」とメールをもらい、さっそく見に行ってきました。
クリの葉を見ていくと、なんとなく怪しい食痕があった。
色の薄い方は最近食べたのだろうか?
葉の模様の通りに食べているところが律儀だ。
そして食事中のクリタマムシがいた。
葉の表をこすり取るように食べている。
結構大食漢で、糞もいっぱい。
5mmほどと小さく、葉にちょっと触れてもすぐに落ちてしまう。
クリの木は何かいるのでよく見るのだが、なかなかお目にかからない。
ところが、教えてもらったクリの木から300mほど離れたクリの木にもいたので、この地域に生息しているようだ。
Yさんありがとうございました。
7月も近づき、いよいよ夏というこの時期、やはり現れましたヤマトタマムシ。
3mmくらいのゾウムシを撮っていると、40mmくらいあるので何とも大きく感じる。
しきりと動き回るのだが、色を出したく自然光で撮影した。
上翅にキズというかヘコミがあるが。何かに襲われたのだろうか?
フラッシュを使用しないために、ISO感度を1600に上げて、シャッターは1/500秒以上の速さにしても絞りがF4なので、どうしてもピントが甘い。
まあ、雰囲気は出たのでいいのかな。
昨年は出会わなかったので、昨日出会ったのは嬉しかった。
タマムシというと、どうしても真夏の虫というイメージがある。
どうも、カンカン照りの日に出会うことが多い。
昨日も暑い一日だったが、夕方近所でタマムシを見かけた。
あわてて撮影したら、シャッターがカッッチャと、ゆっくり落ちた。
ありゃーこれはダメだと、フラッシュ設定にしてあわてて撮ったが、絞りが開放に近いのでピントが・・・・
更に設定しなおして構えると、耳のわきをブーンと大きな羽音を立てて、あっという間に飛び去ってしまった。
この大きさで、耳のわきを飛ぶとすごい音がするものだ。
大きいが、緑や赤の輝く色をしているので人気があるが、ノコギリカミキリのように真っ黒だったら、また人気具合も違うのでは。
昨日は南風で気温が急に上がったが、今日は雨も強く風も強く春の嵐である。
毎度ケヤキで越冬する小さな虫ばかりで恐縮ですが(冬はこれが簡単なので!!)、一昨日近所で見つけたものです。
4mmくらいの小さなタマムシで、チビタマムシの仲間ですが、うっすらと波型の模様があります。
調べてみると、ナミガタチビタマムシとヤノナミガタチビタマムシというのがいて、大変似ているということです。
今まで、この形は、みんなナミガタチビタマムシかと思っていた。
色や形で区別できるようだが、よくわからない。
ヤノナミガタチビタマムシはケヤキの害虫で、7月の早期落葉で丸坊主にすることもあるらしい。
森林総合研究所のページで、「近縁種としてナミガタチビタマムシTrachys griseofasciata E. Saundersがいるが食樹がムクノキ、エノキでケヤキで見られることもあるが、非常に希なので、ケヤキで見られるチビタマムシはヤノナミガタチビタマムシと思って大丈夫である。」というのを見つけた。
まあ、エノキも近くにあったので、越冬だけケヤキの樹皮下に来たということも考えられるが、どちらなのだろう。
もっとたくさん撮影して、形状や色を調べればわかりそうだ。
ところで、最初の写真は久しぶりに、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macroでフォーカスブラケット撮影したものをCombineZPで15枚深度合成してみた。
そしてトリミングしてあります。
また、めったに使用しない三脚使用で自然光です。
ちなみに、フォーカスブラケット撮影の最初の一枚は、眼の付近にピントを合わせたので、こんな感じです。
顔の部分だけしかピントが合っていないし、網目状のクモの巣のようなものはぼけている。
ただし、これはこれで生態写真としてはおかしくない。
標本写真のように撮ろうとしたら、全体がきちんとピントが合っていたら良いと思うが、どういう写真を撮りたいかの使い分けだろう。
いずれにしても、深度合成が簡単にできるようになったのは、写真を楽しむという意味では大変ありがたい。
少し前の、4月中旬のことです。
スミレにいるクロチビタマムシと言うのを見たいと思っていた。
なんでも、神奈川では絶滅危惧種に指定されているらしい。
谷戸を仲間と歩いていた時、足元の草を熱心に見ている人がいて、何を探しているのかと聞くと、なんとクロチビタマムシだと言う。
クロチビタマムシの探し方をいろいろと教えてくれた。
その場を離れて、しばらくすると成虫を探し出して持ってきてくれた。
タチツボスミレの葉に乗せて撮る。
じっとしているが、2mmくらいと小さくて黒いので、肉眼では背中か腹かもよくわからなかった。
腹を見せて死んだふりをしていたようだ。
やがて起き上がった。
歩き始めると意外と速く、なかなか撮影出来ない。
タチツボスミレの距(きょ)に乗って歩き回る。
食痕や卵も教えてもらった。
タチツボスミレの地面に近い葉の周囲のギザギザが食痕で、葉の裏の丸く透明で茶色いゼリー状のものが卵らしい。
別の葉の裏には、中に幼虫らしきものが見えた。
3週間して訪れた時には、どうしても卵や幼虫のその後を見つけることは出来なかった。
ちょっと時間が経ち過ぎてしまったようだ。
それにしても教えてもらわなければ、自分ではなかなか見つけることができない。
その後、地元でもずいぶん探したが、成虫はおろか食痕すら見つけることができなかった。
局所的にいるのだろうか?
コウチュウ目 タマムシ科
体長 約2mm
撮影 2015/04/12 神奈川県相模原市 OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macro