南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

アオサナエ ホンサナエ 2024

2024-05-10 17:19:40 | トンボ

今年もアオサナエが現れた。

2013年に初めて観測してから11年連続、4月末ごろになると出現する。

何ともこの色がいいし、上から見た配色もいい。





人通りが途切れて落ち着くと尻を上げだした。






少し離れた場所には、ホンサナエも現れた。




トンボもこれから各種見られそうだ。



コオニヤンマ

2023-07-01 11:06:04 | トンボ

コオニヤンマが飛んでいた。

畑の周りを飛んでは止まりを繰り返している。





よほど気に行っているのか、黒と黄色のロープにとまる事が多い。





コオニヤンマだが、ヤンマ科ではなくサナエトンボ科なのがわかりにくい。

頭は小さく、後脚がとても長い。

このブログに載せていると思っていたが、初登場であった。

オオヤマトンボ

2023-05-09 23:01:09 | トンボ

池をぐるぐると巡回するトンボがいた。

オオヤマトンボのようだ。

以前何度か撮影したことがあるのだが、このブログには載せていなかった。

やはり相当前で、「南大沢季節便り」に載せただけだった。→クリック

ホバリングしないのでこの飛翔を撮るのは難しい。

何枚も撮ってピントが合っているのをトリミングしてみた。





やっと、M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROが入手できたので、いろいろと試行錯誤の最中である。

今までのマクロレンズが60mmだったのが90mmになったので、このような写真も撮れる。

まだまだ楽しみながら試しが続く。






アオサナエ 2023

2023-05-06 10:15:58 | トンボ
2週間ほど公園に行ってなかったので、アオサナエが気になっていた。

もう出ている頃だと数日前に行ってみると、池の段差の中央付近にいた。




シオカラトンボが近くを飛ぶと、すぐに発進する。

やがて近くに来た。




やはりこの形も色もいいな。

この緑色は他のトンボにはない。



メスが産卵しているのをTさんは見たという。

是非見てみたいと思う。





アオサナエ 2022

2022-05-13 15:44:40 | トンボ

今日は、トンボです。

5月に入ると毎年現れてくれる、素敵なトンボがアオサナエです。

2013年に突然現れ、それ以来毎年撮影してしまう。

このブログに登場する機会は一番多い種かもしれない。



今年は、晴れた5月5日の午前中、見つけた。

逆光だったので回り込もうとしたらさっと飛ばれてしまった。

100mほど離れたところで見つけたが、これが同一個体かどうかはわからない。

しばらくすると逆立ちを始めた。




しかし、以前は完全に真上まで尻を上げたのを撮ったが、今回はそこまで行かなかった。

何度も載せていますが、これはその時の写真。






翅胸の部分を拡大すると、緑色が鮮やかで美しい。

ここまで緑色になるのはアオサナエが一番ではないだろうか?






オスの上付属器は黄白色で先端が内側と下方に曲がっている。




飛翔の良い写真が撮りたいのだが、まだ満足いくのが撮れていない。

今年も狙ってみたいのだが、どうも今日から雨模様の日が続きそうである。


南大沢のトンボ一覧

2022-01-21 13:11:41 | トンボ
長池公園自然館に「みんなの長池」という冊子が置かれている。
2022年1月1日発行の1月号に「長池公園のトンボ相を紐解く」と題した記事が載っていたので、自分の撮影した種類との比較をしてみた。

この冊子では、長池公園で観察されたのは59種とあり、この狭い範囲で東京都本土部全域記録90種の2/3となるからすごい。

「八王子市長池公園トンボ図鑑」というのを2008年に作成したが、その時45種であったがその後14種増えている。

自分が撮影したものを調べたら、この地域では撮影していないのが11種あった。
これらは、今後撮影していきたい。

一覧表を作成したのでJpeg画像で載せます。
PDFはいずれ「南大沢の自然」のトップページに載せます。






長池公園での特徴的なトンボと言えば何種かあるのですが、個人的なベスト3は次の3種ですね。

まず、4月にそっと羽化し始めるコサナエ。
これはずっと発生しています。



次が小さなモートンイトトンボですが、2011年に突然現れ、2019年を最後に確認できていませんが、細々とでも続いているといいのですが。




そしてアオサナエ。
2013年に現れ、毎年見ることができます。
撮りがいのあるトンボで毎年楽しみにしている。







オミクロンがおさまる頃には、トンボの季節になってしまいそうだ。



ミルンヤンマ

2021-10-09 11:51:04 | トンボ

先日長池公園の自然館に行くと、図鑑が並んでいる棚の前にしゃがみ込んでいる親子連れとスタッフから声をかけられた。

網に入ったトンボを見せられ、調べているところだがミルンヤンマだという。

公園の前の団地でつかまえたという。

中庭の葉の上に乗せたが、弱っていてじっとしている。

比較的小型だが、腰が細く眼の色がブルーが入っていて輝いている。





横位置ではやはり眼のブルーがきれいで胸の模様がよく見える。





顔を拡大してみる。





調べてみると、長池公園生き物図鑑に比較的最近の2016年に1件登録されていた。

夕方に活動するようなので、その気にならないとなかなかお目にかかれない。


そのとき子供が3人いたのだが、みんな生き物好きなようで熱心に見ていて、知識も豊富で頼もしい。

生き物好きの子供が増えてくれると嬉しい。



キイトトンボ

2021-08-08 20:21:21 | トンボ

本当に猛暑が続き、急な雨もあり、あまり撮影に出ていません。

前回も紹介いたしましたが、今までに南大沢周辺で撮りためた写真の整理をし、モノクロ写真に挑戦して楽しんだりしていました。

そんな写真を紹介していますので、是非ご覧になってみてください。




さて昆虫ですが、先月久しぶりに長池公園でキイトトンボを撮りました。

田植えが済んだ田圃の真ん中にいるので、とても撮りにくかった。

写真の中央にいますが、わかりますか?
300mm相当のレンズで撮ってもこんな大きさです。






もう少し近くに来たのを撮って、トリミングしたのがこちらです。





キイトトンボは以前もっといてあの独特の飛び方を楽しんだのですが、最近本当に見なくなりました。

他のトンボも、近年大変減った様に思います。



トンボだけでなく、チョウも見られる種類も数も減ってきました。

チョウが集まる木と言われるブットレアでも、以前のように集まっているのが見られない。

何が影響しているのだろうか?

 



ホンサナエ

2021-05-20 15:41:25 | トンボ

前回のアオサナエを撮影してから2日後、また訪れると早速いました。





何となく青さが違うので、アオサナエではないようだがと近づくと飛ばれてしまった。


でもやがて戻ってきた。

ゆっくり近づいて撮影。






色、模様、尻の先の上付属器が強く湾曲しているので、ホンサナエのようだ。

4年ぶりの撮影だった。

このブログでは初登場。

いったいどこで発生しているのだろうか?




アオサナエ

2021-05-17 17:57:14 | トンボ

アオサナエが今年も姿を見せてくれた。

2013年に突然現れてから9年目になるが、ずっと出現している。

今年も4月下旬に現れたようだ。


この日、池の中央にいたので徐々に近づいて撮影したが、何かおかしい。

顔を上に向けて警戒しているのか?








さらに近づいても逃げない。

眼はこちらを見て睨んでいる。









今まで何年も撮影してきたが、その中で気に入ったのを3枚選んでみた。

このブログにも載せたものや、写真展で大伸ばしにしたものである。



何しろ色が良くてデザインもいい。







暑い時の逆立ちも決まっている。








ワイドで見ても、風景に馴染んでいる。







あとは、飛翔写真をビシッと撮りたいのだが?





コサナエ羽化

2021-04-25 16:56:23 | トンボ

何回か池を通りかかった時には見ていたのだが、どうしても見つけられなかった。
しかし、今日昼頃やっとコサナエが羽化しているのを見つけた。

13:11




真ん中あたりにいるのですが、これではわからないですよね。
拡大してみます。





上半身だけ出して体を前後に動かしていたので見つけられたが、じっとしていたら難しい。

ここで60mmマクロレンズから100-400mmに変えて撮影。

13:15




この時男の子2人連れた親子が来たので、教えてあげたら喜んでいた。
小さな子供が昆虫に興味を持ってくれればいいなといつも思っている。


角度を変えて撮影。

13:18




尻まで出て、翅も少し伸びてきた。

13:25




翅もだいぶ伸びた。

13:35



残念ながら、ここで帰宅です。
羽化はうまく行ったようで、時間がたてば飛びたてるでしょう。

数日前から羽化していたようで、だいたい昨年と同じくらいである。

他のサナエも、次々と出て来るでしょう。






ヤマサナエ

2020-05-13 14:32:49 | トンボ
トンボや今年生まれのチョウもいろいろと出てきて、季節はコロナに関係なく進んでいる。

手すりにサナエトンボがいた。
何となくコサナエではないな。
どうもトンボの識別が苦手である。




ヤマサナエ、ホンサナエ、ダビドサナエ、コサナエ、オナガサナエなど名前は知っていても現地でサッと見分けが難しい。

真上や真横からも撮っておかないとあとで困ると思って横に回ろうとしたら逃げられてしまった。

でも、近くの葉にとまった。
そこで真横から、胸や腹部先端にもピントが合うようにと撮影する。




図鑑「日本のトンボ」で、胸や腹部先端を確認するとやはりヤマサナエだ。

イトトンボもいいが、サナエトンボもいいなあ。



アジアイトトンボ

2020-05-11 17:22:03 | トンボ
草原でスーッと小さなイトトンボが飛んだ。
とまったあたりへ近づくとすぐに数m飛んで逃げる。
再度近づいて、シャッターを押そうとするとまた飛ぶ。

久しぶりのイトトンボ撮影だが、こんなに苦労したことなかったなあと思う。

何とか撮れた。


もう少し粘ると、ピンボケばかりだったが、真上からやっと1枚撮れた。



それでも、全身にピントを合わせる余裕はない。
何しろ警戒心が強い。

頭の方から近づく方が比較的逃げない。




そのうち、こちらが疲れてきた。

久しぶりにアジアイトトンボに遊ばれてしまった。




今年もアオサナエ

2019-05-13 13:18:59 | トンボ

2013年から7年目になるが、今年もアオサナエが現れた。

それ以前にはいなかったのか、気が付かなかったのか分からないが、当地が気に入ってくれたようでうれしい。

 

 

何しろ緑色が美しい。

 

 

背中の色と模様もいい。

 

 

飛翔はなかなかいいのが撮れない。

 

 

もう一つ待っているイトトンボは今年は現れてくれるだろうか?

 

写真展の準備をしながら、少しだけ撮影に出かけている。

だいぶ準備も進んできた。

 

 

 

 


オツネントンボ

2018-11-02 17:44:52 | トンボ

9月に北海道に行くと、庭で必ずオツネントンボを見ることができたのだが、今年は10月だったので、いくら探しても見つけることができなかった。

もうどこかで、越冬体制に入ってしまったのだろうか?

今年は出会えないかと思っていたら、どういうわけか室内にいるのを見つけることができた。

 

 

そっと庭の小枝に乗せたら、しばらくじっとしていた。

 

 

顔を撮ると触角も単眼もはっきりと見ることができた。

暖かな日だったので、やがてふわっと飛び上がると、2階の屋根を軽々と越えて行ってしまった。

きっと今頃は、雪や寒さにも耐えられる、どこか越冬に最適なところを見つけてじっとしていることだろう。