この時期にオカトラノオで見つかるコブクチブトサルゾウムシという小さなゾウムシがいるが、12年ほど前にTさんから教えてもらって撮ったことがある。
その頃は毎年のように撮影していたが、その後、真剣には探さなくなり、ここ数年は見ていなかった。
しかし今年は、少し時間かけて探して何度か撮影することができた。
このコブクチブトサルゾウムシは、12年前に検索した時に写真がTさんと私の写真と唯一町田の人が撮ったのが出てきただけであった。
そして、今年検索してみると12年前と全く同じであったのにはびっくりした。
何しろ見つけにくいことは確かで、食草のオカトラノオがあれば、どこにでもいるわけではないのかもしれない。
まず、葉の上にゴミのような点があるのを見つける。
少し近寄っても2.5mmほどなので、眼の悪い私にはゴミだか虫だかよくわからない。
アリが近寄って来たからか、歩き出したので、虫と何とかわかる。
名前にコブとついているが、真上から見るとどこがコブかよくわからない。
ところが違う角度で見るとなるほどコブがすごい。
少し離れたオカトラノオの葉上で、やや大きめのゴミが眼に入ったので、手のひらに落としてルーペでのぞいたのだが、何だかよくわからない。
しばらくすると二つに分かれて歩き始めた。
これが絡み合っていたので、ゴミなのかよくわからなかったのだ。
とりあえずケースにいれたら、しばらくしてこの状態になった。
横から見るとなかなか立派な形である。
今、産卵して、5月下旬には幼虫が見られるようになる。
以前これらを記事にしているのでクリックして見てください。