南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

ヒメアリの女王

2021-05-27 12:01:45 | アリ

昨年ヤツメカミキリがたくさん見られた桜の木は、枯れかけてきたからかすべて根元から伐採されてしまった。

別の場所の大きな太い山桜でヤツメカミキリがいないかと探してみた。


ヤツメカミキリはいなかったが、小さなアリの行列が目についた。

細い行列で、斜めの太い幹を上の方へつながっている。

その中で特に密なところがあって、大きなのが目についた。





体長1.5mmほどの小さなヒメアリだが、この大きいのは女王だろうか?





どんどん登って、小さな穴に入った。





引越しだったのか?

ヒメアリはどこにでもいるようだが、あまりに小さいので近づかないと見えてこない。





指を入れて撮影したら、こんな感じであった。






だいぶ以前、花の上にいるのを撮影したのが最初かもしれない。






200種以上いるというアリにも興味があるし、好蟻性昆虫と言うのも見たいが、どうしてもカミキリやゾウムシをまだ撮りたい気持ちの方が強いので、なかなか進まない。





シベリアカタアリ

2018-03-13 19:05:10 | アリ

今日はかなり暖かくなったが、明日はもっと気温が上がり21℃まで上がるらしい。

数日前、これも手すりの上ですが、4mmほどの小さなアリが2匹動かないでいた。

このくらいのアリだと、肉眼ではみんな同じようなアリに見えてしまう。

撮影して拡大画像を確認すると、なにか模様が見えた。

 

 

いやに仲がいいが、何をしているのか?

そのうち少し離れて各々、顔や触角の手入れを始めた。

 

 

そして、また一匹がもう一匹に向って何か始めた。

 

 

簡単に種名がわかるだろうと思っていたが、アリは結構種類が多くて苦労してしまった。

たぶん、シベリアカタアリで合っていると思う。

 

 


アミメアリの集団見合い?

2017-07-06 17:13:29 | アリ

数週間前のことだが、斜面で滑らないように木につかまりながら、積んである伐採木で虫を探していた。

その時、ふとつかまっていたその木の根元を見ると、何やら黒いものが点々とあるのに気が付いた。

 

 

ほとんど動いていないので、最初は気が付かなかった。

小さなアリがじっとしているようだ。

よく見ると、小さな点が1匹で、細長いのはみんな2匹だった。

そんな集団が、裏側やもっと低いところなど何か所にもある。

 

 

顔を突き合わせている2匹はほとんど動かないで、1匹のは相手を探しているのか、ゆっくり歩きまわっている。

 

2匹でいるのは、顔をつけてじっとしている。

 

 

これは何をしているのだろう。

この小さなアリは、どこにでもいるアミメアリのようだが、調べても何をしているのかよくわからなかった。

 

日本産アリ類画像データベース(http://ant.miyakyo-u.ac.jp/J/index.html)によると、「本種は雌アリ (女王) をもたず,働きアリが産卵して働きアリを生産することで巣が維持される 。」とある。

そんなアリがいるとは知らなかった。

 

このデータベースはすごいですね。

 

 


アリがいた

2017-03-17 21:23:39 | アリ

最近、あまり昆虫も撮影していなくて、と言うか見つけられなくて、野鳥撮影の方が多いくらいです。

野鳥は、「南大沢季節便り」に載せていますので、そちらもよろしくお願いします。

 

小さな虫は活動を始めましたが、アリを見る機会が多いですね。

アリはあまり種類を調べておりませんが、これは何だろう。

 

 

たぶん、普通にたくさんいるアリだろうと思うのですが?

 

 

ぐるぐる回って、目が回らないのか?

そんなわけはないか。

 

 

今日はかなり暖かくなったので、もうすぐですね、虫が活動し始めるのも。

カメラも、レンズも試し撮りをしたいのですが・・・・

 

 


オミナエシとヒメアリ

2014-08-23 14:19:23 | アリ
今、長池公園の自然館のまわりでは黄色いオミナエシがたくさん咲いている。
この時期は、比較的花が少なく、黄色で目立つからか、小さなハチやハエ、セセリチョウや甲虫も来ている。

小さいが花もきれいなのでマクロで撮影しようと、ルーペで花の中を見ると黒い蕊のようなものがいくつも見えた。
良く見ると小さなアリの黒い腹部で、忙しそうに歩きまわっている。

TG-3の通常の顕微鏡モードで撮る。

アリは1.5mmの体長でとても小さい。








それぞれノートリミングだが、拡大してしてみる。








何とも奇妙な身体の形だが、コンパクトカメラで1.5mmのものがこれだけ撮れればいい。

実はこれを撮る前に50枚以上失敗している。
それは光量が足りなくて、シャッタースピード不足での手持ち撮影のピンボケ、アリの動き、花の微妙な揺れでのブレからくる失敗である。
LEDライトガイドでのLED照明から、フラッシュ撮影にしたらこれらが撮れた。
ゴイシシジミ羽化の時に使った、メーカーは推奨しない、自己責任のライトガイド改造の撮影法です。

ところで、この小さなアリは何だろうと調べたら、ヒメアリのようです。
普通にいる微小のアリと言うことですが、アリも種類が多いので難しい。



ハチ目 アリ科
撮影 2014/08/23 八王子市別所  OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough