南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

トサヤドリキバチ

2024-09-29 14:41:08 | ハチ
前回の記事は、長池公園で出会った昆虫の専門家がクチナガグンバイを探しているという話だったが、その時トサヤドリキバチも探しているという話をされていた。

見たこともないのでどんなのか調べて、過去に自分が撮影したハチで、不明種としてある写真450枚の中を探してみた。

すると、2021年の4月5月6月と3度同じ緑地で出会っているのがそれらしい。




翅に黒い帯があり、先端は透明であり、触角は頭の下の方から出て曲がっているとある。
そしてこの触角で木の表面をたたきながら歩き回り、その反響音を脚裏から拾って獲物がいる空洞の存在を感知するらしい。

今度見つけた時はこの様子を見てみたい。







キタカミキリコマユバチ

2024-07-26 17:29:55 | ハチ

5月の連休の頃、真っ赤な丸い頭で小さなハチを見かけて撮影した。





いやにじっとして逃げないと思ったら、産卵中だった。





その後何度も見かけた。




以前撮ったムネアカトゲコマユバチだと思っていたが、腹が白いのは違うなと調べてみると、別種だった。

これは胸は赤くないし、腹が白いし、キタカミキリコマユバチのようだ。

7月にはムネアカトゲコマユバチを撮影したが、頭の間の黒点は小さいし、胸は赤いし、脚にトゲがある。





5年ほど前に、このブログに載せたムネアカトゲコマユバチの記事はこちらです。→クリック

カミキリの幼虫に産卵するようだが、微妙に見かける時期が違う。

このキタカミキリコマユバチは5月、そしてムネアカトゲコマユバチは6~7月に撮影しているが、たまたまだろうか?

来年は気を付けて見てみよう。





サクランボに産卵するハチ

2024-07-01 10:33:53 | ハチ

もう1ヶ月ほど前になるが、オオシマザクラの実が沢山なっている頃、写真を撮っていると、小さなハチがいることに気が付いた。




1cmもない実と比べても、かなり小さなハチだが、じっとしていておとなしい。

近づいても逃げもしない。





前肢だけやや赤い色があるが、全身黒く産卵管があるのでメスのようだ。

見ていると、尻をぐっと曲げて産卵管をサクランボに突き刺した。





寄生蜂ではないかと思うのだが、この中に寄生するような虫がいるのだろうか?

時々、オオシマザクラの実を摘まんで食べることがあるが、卵か幼虫入りの実も摘まんでいるのかも??

帰宅後調べたが、サクランボに産卵するハチは見つからず、種名もわからなかった。




スズメバチトラップ

2024-05-13 12:28:18 | ハチ
スズメバチの女王蜂が越冬から覚めて、飛び回り始めるのが4月頃。

公園でも、時々見かけるようになった。

清水入緑地を整備しているボランティア団体が、スズメバチトラップを仕掛けるというので、少しお手伝いをした。

この近くでも、昨年は大きな巣が出来て、業者に頼んで駆除をしたらしい。

今年は、こんなのを10カ所ほど仕掛けたのが、3月31日。




2リットルのペットボトルに酒や焼酎等に酢、砂糖その他を加えた液を入れる。
ペットボトルの上方にはトラップ付きの穴を3カ所あけて、2m位の高さで人が通るところから離れた場所に設置する。
このようなやり方が、各自治体のサイトに出ているそうです。


そして5月6日に回収すると、一番入っていたボトルは、ビックリすることにこの状態。





ペットボトルを切って、これらを取り出し、整理すると大きなスズメバチの仲間が51匹。

そのうちオオスズメバチが25匹。





これ以外のボトルにも入っていたが、これが一番多かったようだ。

これらが、巣作りを始めたらどうなっていたのだろう。

まあ、全てのハチが大きな巣を作るまでにはならないと思うが。

スズメバチの被害は多く、毎年何十人という死者も出ていることから、夏から秋は十分な注意が必要です。

白っぽい服の方が襲われにくいようです。

一度スズメバチの被害にあわない為にはというサイト等をチェックして見てください。



イヌビワとイヌビワコバチとイヌビワオナガコバチ

2023-07-22 12:00:10 | ハチ

イヌビワで発生するイヌビワコバチを撮影しないかとNさんから誘われたのは数年前の事でした。

まだ、カミキリやゾウムシの未撮影種が多いので、ハチにも手を出すと大変なことになるので、そのうちにと言っていた。

しかし先日Nさんから、イヌビワコバチが明日にでも出て来そうなイヌビワの実(本当は果嚢 というようです)を6個もらったので、観察することにした。

翌日コバチが少し出てきた実があったが、ほとんどは元のまま。

もう出てしまったのかもしれないが、もう少し様子を見ることにした。

するとさらに翌日、イヌビワを入れた一つのビニール袋の中に数十匹のコバチが発生しており、イヌビワの上にも一匹いた。






でもこれは、イヌビワコバチではなくイヌビワオナガコバチのメスのようだ。

拡大してみる。






イヌビワ内に産卵するイヌビワコバチと、それに寄生するイヌビワオナガコバチがいるという事だが、産卵管が長いのでイヌビワオナガコバチみたい。



調べると、イヌビワコバチのオスは翅がなくイヌビワの中で産まれメスと交尾して一生を終え、メスは産卵の為外へ飛び出す。

ところがイヌビワには雄花嚢(かのう)と雌花嚢があり、雄花嚢に入ったメスは繁殖でき、雌花嚢に入ったメスはイヌビワの受粉を助けるだけで繁殖できない。

また、イヌビワオナガコバチは、そのイヌビワコバチに寄生するハチというからややこしい。

上の説明は受け売りですが、表現に間違いがあるかもしれないので、詳細は沢山あるネット上の記事を見てください。

例えば→クリック

そのイヌビワは20mmくらいの大きさですが、イヌビワオナガコバチは体調が2mmくらいでした。





2mmと小さいのですが、歩き回り飛び回りでなかなかじっくり撮れないが、なかなか見事な形。





そして、容器の中だが産卵のポーズもしていた。





袋の中には死んだ者もいたので、形の良いのを4倍マクロで深度合成してみた。







イヌビワの実には穴が開いていてここから脱出したようだ。

見ていると中から出ようとするのがいた。






メスが出てきた。

まだ中にいたのだ。


他の実を半分に切ってみた。





中で死んでいる者もいた。

オスはいないのかと探すと、それらしいのがいた。





2mmほどで、翅がなく、牙が大きく、これがイヌビワオナガコバチのオスではないだろうか?

それでは、イヌビワコバチはいないだろうか?



2mmよりは小さめで、産卵管が長くなくて、翅があり、これがイヌビワコバチのメスだろうか?

イヌビワコバチのオスはと探すが、よくわからない。

1mmほどと小さくて翅がなくてキバも小さいので、これだろうか?





それらしいのを4種撮影したが、もしかしたら違っているかもしれない。

イヌビワとイヌビワコバチはどちらもお互いがいなければ、存続できないのだが、これが気が遠くなるほどの期間続けられていることに驚く。

たまには、じっくりとこんな虫を観察するのもいい。


ここまで観察して写真を撮ってブログにアップするまで1週間かかった。

慣れないことでなかなか大変でしたが、わくわくしながらで楽しかった。

イヌビワをとってきてくれたTさんと、届けてくれたNさんに感謝いたします。




クロバネセイボウ (オオセイボウから訂正)

2023-07-15 16:49:38 | ハチ

伐採木に甲虫がいないか探しに行ったが、どうも見当たらない。

今年はあちらこちらに積まれているので、沢山カミキリやゾウムシが現れるかと思ったが、どうもあまりいない。

大きな切り株に、緑色に光るのがいた。






クロバネセイボウオオセイボウのようだが、死んでいた。
(2023/7/16 コメントを頂き訂正しました)

拡大してみると、この見事な色はタマムシなどと同様、構造色なので死んでも輝いている。





よく見ると、小さなヒメアリのようなアリが来ていた。

次の日、もう一度この切り株を見に行ったが、アリがかたずけてしまったのか、この輝きはどこにも見つけられなかった。



キオビツチバチ メス

2022-09-09 21:06:44 | ハチ

この写真を見てください。





わかる人には、なにを撮ったのか分かるかもしれませんが、黒いマスクをかぶって、まつ毛や瞳もある眼のように見えませんか?

実は、オミナエシの花に来たキオビツチバチのメスなのです。




近所のオミナエシの花に、オオセイボウが来ていていないかと見て回ってもなかなか見つからず、これはよくいます。

昨年の9月にも同じように、このキオビツチバチをオスとメスで載せていました。→クリック


先日撮影した写真を見ていたら、このメスのこの眼玉がいやに気になってしまった。

今までに撮ったのはこれほどはっきりしていないが・・・・







青く輝くセイボウ(青蜂)の仲間

2022-06-13 12:42:18 | ハチ

タマムシの仲間は、翅や背が青緑に輝くものがいてとてもきれいですが、青く輝く蜂もいいですね。

以前、ムツバセイボウと言うのを撮影して載せましたが、こんなハチです。
以前の記事 → クリック





今回撮影したのは、ヒメジョオンの花に来た8mmほどの、見た目には丸くて黒っぽい全く落ち着きのないハチでした。






いたと思って近づきファインダーをのぞくともういない。

更に、花は風で揺れるのでいてもピントが合わない。

何とか撮ってもうしろから。





色と形は名前の通りで、ハラアカマルセイボウです。

やがていなくなってしまい、気に入った写真は撮れず。

曇っていると飛び回らないので、梅雨時の晴れ間を待って、後日再チャレンジ。




もう少し近づきたかったが、相変わらず逃げる。

トリミングしてこの位が限界。




でも怪しく光る濃い赤の腹と、セイボウらしい緑の輝きが撮れた。

これはツチスガリと言うハチの巣に産卵するということだ。

今度は、地面のツチスガリの巣に入り込もうとしているハラアカマルセイボウを撮ってみたい。




フタスジスズバチ

2022-05-29 14:18:41 | ハチ

伐採木の丸太を立てて、何個かの腰掛にしているところがある。

よく見るとカミキリの羽脱孔だろうか、いくつか開いていて、ひとつの穴から外をのぞいている顔が見えた。





何だろうこれは?と見ていると、さっと黒いハチが出てきて飛び去った。

しばらく待っていると、戻ってきた。





精悍な顔をしているフタスジスズバチだった。
以前はヤマトフタスジスズバチと言っていたようだ。




これは穴の中に蛾の幼虫を運び入れ産卵して、葉を使って仕切りを作りいくつもの部屋を作るようだ。

蛾の幼虫を運び入れるところは見れなかったが、切った葉は運んできた。




実は、この巣に産卵するムツバセイボウが見たくて待っていたのだが、一瞬見ただけに終わってしまった。

この場所で以前撮ったムツバセイボウは、このフタスジスズバチとは少し違ったハチの巣を狙っていた。

ハチの世界はなかなか複雑で奥が深いようだ。



キオビツチバチ

2021-09-29 18:14:46 | ハチ

蜂はどうも苦手と言いながら、眼にとまるのがいるとつい撮ってしまう。

もうほとんどオミナエシの花も終わりに近いが、まだわずかに咲いている。

9月上旬元気に咲いてる頃、キンケハラナガツチバチを撮影したが、この時キオビツチバチもいて撮影した。




黒くて黄色い帯が腹の中ほどにある。

下のメスと上のオスでちょっと帯が違う。

触角の方がもっとはっきり違いがあって、メスは短くオスは長い。

これはメス。





これはオスだが、花粉まみれだった。




キオビツチバチと言うのは黄帯土蜂と言うくらいで、土の中のコガネムシの幼虫に産卵するという。

似たような名前でドロバチと言う仲間がいるが、こちらは泥の巣を作って中に捕まえてきた幼虫の入れて産卵する。

数日前、古い伐採木のところを飛び回っている、キオビツチバチのメスを見かけた。




こんなところで何をしているのだろうと思ったら、飛び立ち今度は地面すれすれに飛び回っていた。

コガネムシの幼虫を臭いで探すというが、産卵するつもりなのか?

なかなか写真を撮れないでいるうちに飛び去ってしまった。 残念!!

まあ、ハチの生態も調べると面白そうだが。



キンケハラナガツチバチ

2021-09-18 18:11:57 | ハチ

前回のミドリヒョウモンを撮った時に、ハチも撮影した。




そしてその数日前にも撮っていた。



さてこれはなんというハチだろう。

結構似たのが多いので、いろいろと調べてしまったが、キンケハラナガツチバチのようだ。

最初のは触角が長いのでオスで、次のはメスのようだ。

分類して保存しようとしたら、何のことはない、昨年同じ場所のオミナエシで同じ頃に撮っていた。

1年経つと見事に忘れてしまっている。



そしてこの時は飛翔にも挑戦していた。





ハチは種類も多く調べだすと面白い。
これはツチバチだが、ドロバチ、アナバチと似た様なのも多い。
夏前にもハチをかなり撮影して、このブログに載せた。

しかし、どうも積極的に撮ろうとはまだ思えない。
今のところ、まだ甲虫の方の興味が強いようだ。



寄生蜂 前回のはエゾオナガバチか?

2021-05-02 17:30:40 | ハチ

前回まで3回にわたって載せたオナガバチですが、どうも気になってその後も調べたら、エゾオナガバチではないかと思えます。

長池公園自然館の図鑑を見てきたら、エゾオナガバチが似ているのだが、あめ色に黄白斑というのが、あめ色ではなくほとんど黒いので、もし違っていたらご指摘ください。

撮影したオス。




撮影したメス。




大きさや模様は似ているのだが、どうだろう。

まあ、あめ色に見えなくもないが。

エゾオナガバチは寄生蜂で、穴の中にいるキバチなどの幼虫に産卵するようです。


以前撮影したシリアゲコバチも寄生蜂ですが、材の中にいる幼虫を探して自分で穴をあけるところが違う。





これも何というかたちで産卵するのか不思議だ。
この時の記事。→クリック



また、これも以前撮影したスズバチだが、自分で巣を作り狩りをしてきた幼虫を中に入れて産卵し、狩りバチと言われている。


その時の記事です。→クリック



ウィキペディアで寄生バチをみると、「寄生バチから狩りバチが進化したと考えられる。」とあった。

何とも不思議な生態だが、彼らにしてみればこれが普通で当たり前の生活なのです。

まあ、ヒトよりもずっと以前から地球にこの形でいたのでしょう。

それにしても寄生蜂は何とも種類が多い。





オナガバチの一種 3

2021-05-01 20:27:56 | ハチ

またオナガバチですが、今回が最後です。

チャンスの時に撮影しないと、次またいつ出会えるかわからないので何度か通いました。

前回の撮影の次の日の午後行ってみた。

いても、近寄ると逃げてしまうので、今回はマクロレンズではなく最初から100-400mmレンズをつけて行った。

産卵中のがいた。

13:59:18



今日は横位置で撮影できるところなので、産卵の様子がわかりやすい。

胴体は左回りで、産卵管は右回り。

しかし、右まわりでぐるっと回っているのは2本の鞘だけのようで、産卵管が見えない。

産卵の最初から撮影したいが、いつも産卵途中からなので詳細はまだ不明。



晴れて木漏れ日のある伐採木には、産卵しているメスの周りにはオスが3匹いた。

14:00:34




そして2分ほどすると、このメスは産卵管だけでなくなんと胴体まで穴に入れ始めた。

14:02:16





かなり深いところに産卵しようとしているのか、ギリギリまで入れてしまった。

14:06:06




そして5分ほどすると抜き始めた。

14:11:05




そのまま抜くのかと思ったら、なんとまた挿入し始めた。

14:13:49




今度は産卵終了のようだ。

14:15:11




もう少しというところでオスが邪魔に入った。

それとも助けているのか??

14:15:31




やっと抜けたようだ。

14:16:13




そして歩き始めて半周し、後肢で産卵管の手入れを始めた。

14:16:21



先端の方は苦労しながら鞘を合わせているのか?

14:16:40




これを何度かやって、やがて飛び去ってしまった。

この頃にはオスはいなくなっていた。



産卵していた穴はこれだが、ここから来年同じようなハチが生まれてくるのだろうか?

14:19:18





その後も何度か行ったのだが、オスをちらっと見かけるだけで、メスは全く見られないが、たまたまなのであろうか?

この一週間は、何枚撮影したかわからないくらいだが、面白かった。

家から数分のところなので、出来ることなのだが・・・







オナガバチの一種 2

2021-04-30 17:23:12 | ハチ

前回の続きで、3日ほど後のオナガバチのことです。

先日の伐採木を見ると、何やらメスが産卵しているように見えた。

何しろ薄暗いのと眼が良くないのでわかりにくい。

フラッシュで撮影してみた。





カミキリが羽脱した穴に産卵管を差しているようだが、どうも形がよくわからない。

最初は、尻をぐるりと回しているのかと思ったが、胴の付け根の細い部分を直角に上に曲げているようだ。

穴の中の何に産卵しているのだろう。

何に寄生するのだろう。


しばらくすると、オスが2匹飛んできて、だんだん近寄ってきた。





ということは、オスとメスで模様は違うが同一種のようだ。

産卵しているところへ近寄ってきて何をしようとするのだろう。

そして2分くらい経過したのち、メスが動き出して産卵管を穴から出した。





メスのこの形も良くわからなかったが、写真を見ると尻を頭の上の方へ上げて産卵管を穴から出しているようだ。

産卵管は2つに割れる鞘に挟まれているのだが、この時は鞘が割れて産卵管も出て3本に分かれていた。

しかし、2匹のオスは穴をのぞいて何をしているのだろう?

そして右のオスは胴体が見えないのだが、これも何をしているのだろう?

胴体を上げているのか、胸の下の方に入れているのか?

何だかよくわからないことだらけだ。



いったんここを離れ別の場所へ撮影に行って、1時間半ほどして帰りに立ち寄ると、メスが1匹いた。





何をしているのかと思ったら、後肢2本で産卵管の手入れをしているようだ。

産卵を終えて産卵管を鞘に入れているのかな?

拡大してみると鞘はギザギザしている。

これで外れないようになっているのか?





この写真を見ると産卵管と鞘は別の場所から出ているようだ?





しかし産卵に関しては、わからないことだらけだ。



オスもメスも、すすうーと目立たないように飛んでくる。





飛翔がなかなか撮れなかったが、何とか写っていたのがこれ。

肢を下げて、ハチらしい飛び方だ。


更に次回に続きます。






オナガバチの一種 1

2021-04-29 12:30:01 | ハチ

一週間ほど前に古い伐採木置き場で、見慣れないオナガバチの仲間を見た。
大変大きく50mm程度あるように思えた。





この数日前にはここにシロフオナガバチがいた。





今日のは、これとは明らかに違う。


実はこの場所は、数年前からカミキリや甲虫類が発生しいろいろと見られたところ。
しかし、古くなってきたからか、今年はあまり歩いていない。

先ほどの写真はかなりトリミングしてあるが、実際はこんなところ。






上には樹々や竹が覆いかぶさって、かなり暗く見にくい所だ。
樹皮の傷もかなりあり、中央下にいるが、ここにいてもじっとしていると良くわからない。

羽脱の穴が沢山あり、ここを見ている時に、飛んで来たのでわかった。


遊歩道を通る人はたまにいるが、ここの奥の暗いところまで入って来る人はまずいない。






数年前はここに産卵に来る虫、ここから発生する虫でにぎわっていたが、材がかなり古くなってきたので、今は本当に少ない。





しばらくすると、尾の長いメスがやってきたが、背の模様がかなり違うが同一種なのだろうか。





しかしいくら調べても、種名がわからない。
寄生蜂の仲間は大変多く、オナガバチも沢山いるようである。

その後何日か通うと、次々と面白いことがわかってきたが、それは次の機会に。