今日は春分の日で温かくなった。
横浜市の新治あたりではとっくにビロードツリアブやミヤマセセリが見られているようだが、やはり尾根幹線の北側の南大沢は気温が低く、やっとビロードツリアブが見られた。
しかし、ミヤマセセリやコツバメももうじきだろう。
清水入緑地の遊歩道で、ビロードツリアブが足元を飛んでいたので撮影してみた。
ホバリングしているのだが、移動し始めると早い。
止まったところも撮影してみる。
今日は、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII に、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14 をつけて、試し撮りをしてみた。
このレンズとテレコンは最近入手したので、まだ本格的に昆虫撮影はほとんどしていないが、今年は楽しく撮影できそうだ。
というのも、150mmに1.4×のテレコンで210mmになり、35mmフィルム換算では420mm相当だが、70cmくらいまで近寄ることができる。
10mmくらいの昆虫なら、ごく近くまで近寄らなくても、トリミングしてあるがこの程度に撮ることができる。
これは使えそうだ。
トンボの飛翔などいろいろと撮りたいものがあるので楽しみである。
相変わらず手すり観察をしています。
見つけたのは、じっと動かないフタスジヒラタアブの幼虫です。
手すりにいるのは、ほとんどが手すり上部をどこへ行きたいのか延々と歩いているものが多いが、こいつは手すりの横側で直角方向に巻き付いてじっとしていた。
新開さんのひむか昆虫記には、「襟巻アブ」と書いてあった。
一見して頭が上のように見えるが、下が頭です。
すぐそばには、コミミズクの幼虫が、これもじっとして動かないでいた。
実は、動かないのが大正解でした。
2週間ほど前、手すりで見つけたのは、T字型をした何とも変な虫。
近づくと、フタスジヒラタアブの幼虫が獲物を捕まえているようだ。
さらによく見ると、獲物はコミミズクの幼虫だった。
でも、何でコミミズクの幼虫は腹を上に向けているのか?
歩いてきたのを待ち伏せて捕まえたら、下向いているのでは。
1枚目の写真のようにじっと待っていて、手すりの上を歩いてきたのを反転して捕まえればこうなるのだが???
そういえば、この時一瞬反り返って獲物を持ち上げてまた戻ったりしていた。
捕まえるところを見ないとわからない。
さらに、近づいてよく見ると、小さな虫も一緒にくわえているように見える。
いったい、どうなっているのだ?
まあ、つついたり、バラしたりしなかったので、これ以上は分からなかった。
この時期、フタスジヒラタアブの幼虫も、コミミズクの幼虫も手すり上でよく見るが、こういう出会いも日常茶飯事なのだろうと思った。
ウトナイ湖のほとりで、特徴のある虫がたくさん飛びまわっていた。
アブの仲間だろうとは思ったが、見たことがなく、ゆったり飛んでいるのに、なかなかとまらず撮影にてこずる。
大きさは10mmを越える程度で、ピントも合わせにくく、何枚もピンボケばかり撮る。
比較的ピントが合っているのをトリミングした。
何とも後肢が異常に長く、それを前の方でぶら下げている。
なんでこんな形をしているのだろう。
やっと一瞬止まった時を撮影した。
帰宅後調べて、ハラボソツリアブに行きついた。
何種かある様で、特徴から、ニトベハラボソツリアブではないかと思う。
手持ちの図鑑の「札幌の昆虫」を見ると、9月に発生するようで、ツリアブの仲間は昆虫の幼虫や卵に寄生するようだ。
ハエ目 ハナアブ科
大きさ 約14mm
撮影 2014/09/14 北海道苫小牧市 OLYMPUS E-P5 M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macro