いよいよ師走らしくなって寒さも増してきた。
昨日我が家の入り口で小さな虫が床にいるのを見つけた。
近寄ってみるとカネタタキのオスのようだ。
この寒さでもいたのかびっくりし、生きているのかと、ちょっと触ると50cmほどジャンプした。
調べると、カネタタキは比較的遅くまで見ることができ、12月まで普通にいるようだ。
夏に、どこからともなく室内に入ってきて、小さな声で鳴くのを聞くことが好きなのだが。
今日、紅葉を撮影しようと近くの公園に行ってみた。
ほとんど人けのない日当たりの良い公園だが、地面を熱心に見て何かを探している二人連れがいた。
遠くで見ていると、何かを採っているようだが全く分からない。
桜の木の下の落ち葉が積もっている平坦なところである。
近づいて聞いてみると、コオロギを採っているとのこと。
どんなのか見せてもらうと、10mmもないくらいで小さくてよくわからない。
探し方を聞くと地面を見ながら歩くとピョンと跳ぶというのである。
なるほど確かにいるが、これは注意して見ないとわからない。
マクロで近づいて撮ってみようと試みたが、すぐに跳ぶので、何とか撮れたのがこれ。
このコオロギの名前は?と聞いたが、わからないという。
帰って、調べてみるとマダラスズで翅が短いのでメスのようだ。
都市公園にもよくいるとのことである。
この広場に、こんなにたくさん今どきいるとは知らなかった。
何のために採っているのかと聞いたら、トカゲの餌だとのこと!!!
きっと珍しい外国産のトカゲだろうと思ったら、ニホントカゲだがかわいいとのこと。
この人は、マダラスズを見つけるのも、つかまえるのも非常に手早い。
自分の知らない世界をいろいろと教えてもらった。
ちなみに、この二人は女性でした。
しばらく前のことですが、風呂の掃除をしていたら壁の隅に何か数mmのものがあり、よく見ると何だか動いたような気がした。
これは、小さな虫かも知れない。
容器に入れてルーペで見ると、コオロギの仲間の幼虫のようだ。
早速撮影してみる。
数mmなので肉眼では全く分からなかったが、結構触角が長く涼しげな色をしている。
しかし、なんで風呂場にいたのだろう??
そのうち触角の手入れをし始めた。
さらに、器用な仕草で後肢の手入れもし始めた。
ところで、この虫は何だろうとかなり調べてしまったが、何のことはない以前このブログに載せていたウスグモスズの幼虫のようだが、たぶん合っていると思うのですがいかがでしょうか?
その時のブログにも書いたのですが、このウスグモスズは全く不思議な虫です。
調べると、「ちょっとだけ、不思議な昆虫の世界」というブログにいろいろと詳しく出ていたのですが、かなり珍しい外来種です。
渋谷区で採集された標本を元に、今まで日本で採集されたことがないということで外来種となったが、外国でも同じ種がどこにもいないというのである。
これでも外来種なのだろうか?
大変不思議な虫なので、興味ある方はいろいろなサイトで紹介されていますので調べてみてください。
今では珍しくもないようだが、なぜ風呂場にいたのかは不明のままという、何とも不思議だらけの虫だ。
数日前、アシグロツユムシがじっとしているのを見つけた。
何枚か撮影しても、ほとんど動かないので、手持ち深度合成をしてみた。
触角も肢もこれだけ長いと全体にピントを合わせることが通常では難しい。
じっとしているようでも、触覚は動かしていることが多いのだが、やはり右の触角をわずかに動かしていたようだ。
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro カメラ内深度合成
台風が関東に接近して雨が強くなってきた。
昨日は、清水入緑地の上にも雲が浮かんだ青空が広がり、夏らしい天気であった。
草むらにアオマツムシの幼虫がいた。
夜中まで鳴くアブラゼミのうるさい季節が終わると、すぐにアオマツムシの鳴き声の季節になってしまう。
8月の終わり頃から鳴き始めるアオマツムシは、移入種だが、完全に定着してしまった。
今日は、台風の来る前にということで、Mさんに誘われて都民の森へ行ってきた。
同行は、昆虫の師匠のTさん。
久しぶりに楽しかった。
この結果は、いずれ載せましょう。
緑の葉にいるとオレンジ色の目立つ、ササキリの幼虫がいた。
ゆっくり近づいたのだが、葉裏に隠れてしまい、やがて半分体を出した。
体長は10mmくらいなのだが、何しろ触角が長い。
葉を持ってゆっくりと裏返したのだが、ぴょんと飛んで逃げた。
今度は撮りやすいところにとまった。
横から撮ってみると、後肢の太さが目立つ。
これで大ジャンプが、できるのだ。
この小さな体で、1mくらいは飛んで逃げてしまう。
その時、着地点は自分で選べるのだろうか?
たぶん、運まかせなのだろう?
体が軽い昆虫は、飛んでも落ちても怪我はないが、もし人間が身長の100倍も飛んだら大変なことになりそうだ。
タンポポの綿毛の中にヤブキリの幼虫がいた。
昨年の4月には、タンポポの花の中にいたヤブキリの幼虫を載せたが、今回は5月なので綿毛の中だった。
こんな中にいると、気持ちがよいのだろうか。
このくらいの時はタンポポにいることが多く、花弁や花粉を食べるという。
しかし綿毛は食べないだろうと思うのだが。
脱皮して、幼虫でも大きくなってくると、だんだん肉食になっていくらしい。
肉食になると顎も違ってくるというが、この時期はまだまだ幼い顔をしている。