いよいよ寒くなり、森も黄色く色づいてきた。
きのう、暖かな昼頃、長池中央園路を通りかかると、怪しいおじさん3人が熱心に手すりをのぞき込んでいた。
昆虫大好きな人たちが、小さなハネカクシを撮影中だった。
それではと、カメラを準備して撮らせてもらおうとしたら、落ちてしまった。
その後、ナガカメムシの仲間を撮影。
つぎに、なんと手すりの出っ張りにしか見えない2mm以下の黒いテントウムシがいた。
マクロレンズで撮ってトリミングしてもこれが精いっぱい。
手前に小さなスケールを置いて撮ってみた。
ちょっとスケールがピンボケだが、1.2-1.5mmくらいだろうか。
少し薄い赤斑が見られる。
今までは、不明テントウムシで処理していたが、ちょっと調べてみた。
3mm以下の黒いテントウムシも沢山いるが、2mm以下となるとハダニクロヒメテントウが出てきた。
でも、テントウムシハンドブックを見ると大きさはあっているが、脚が黄色だし、赤斑もない。
オトヒメテントウが1.4-1.6mmで、上翅後方に赤斑があると記載されている。
これが近いのだが、合っているのか確証がない。
テントウムシも小さなものは同定が難しいが、面白そうだ。
今年の5月のことですが、いつかブログに載せようと思いながら今になってしまった。
小さな池のふちでテントウムシとしては大きいカメノコテントウを見つけた。
何とも撮りにくい所にいたので、撮影しやすいところに移して飛ぶところを撮ろうと思って小さな容器に入れてポケットに確保したのだが、その日はすっかりそのことを忘れてしまった。
翌日そのことに気が付いて、同じ場所にわざわざ連れて行って草の上に乗せてみた。
するするとてっぺんに行き、あっという間に飛び去ってしまい、はい終了。
あっけなかった。
でも、話はこれで終わらなかった。
それから1週間ほどたったころ、机の上のプラスチックの透明の容器の中で、何やら赤と黒の小さなものが動いていた。
はて、この容器はカラのはずだがと、よく見ると小さな小さな幼虫がいる。
えー、こんな幼虫入れた覚えがない。
容器から出して撮影してみる。
これはテントウムシの幼虫みたいだ。
考えてみたら、あのカメノコテントウを入れた容器かも知れない。
容器は汚れていたが、卵の殻が付いていた。
どうも、ポケットに入れた容器の中で産卵したようだ。
それにしても、容器から親のカメノコテントウを取り出すときに、卵には全く気が付かなかった。
幼虫は、また親がいた場所に連れていって放した。
この幼虫はアブラムシではなくクルミハムシの幼虫を餌にするというが、クルミなんて近くにはない。
ヤナギはあるので、ヤナギルリハムシの幼虫を餌としているのだろうか?
でも、偶然だが幼虫に気が付いたてよかった!!!
サクラも満開になり、虫もだんだん見つかるようになってきた。
小さな3mmくらいのテントウムシがいたが、元気で歩き回るのが早く、数枚写真撮ったら落ちて飛んで行ってしまった。
まあ、ピンボケのいいわけですが。
これは、なんだろう。
ヨツボシテントウに似ているが。
見たことがあったかなあ。
頭は、下側です。
その頭の部分は、若干赤が入っています。
調べてみると、ベダリアテントウのようです。
柑橘類を害するオーストラリア原産のワタフキカイガラムシ(イセリアカイガラムシ)を駆除する目的で、オーストラリアから導入されたようだ。
それは100年も前のことである。
このカイガラムシはかなり多くの樹木につくようなので、今度はこれと一緒のところを撮影したい。
テントウムシは種類も多くよく撮影するが、小さなものになると種類がわからないのが多い。
先日のケヤキの樹皮下にいた、小さなテントウムシも、どうしてもわからないのがいた。
下の写真で沢山いるのは、ウスキホシテントウで、3~4mm程度の大きさ。
でも、この真ん中にいるのは何だろう? こんな模様見たことないが、ナミテントウだろうか?
拡大したものがこちら。
そして、ヒレルクチブトゾウムシの隣にいたのは、2mmほどのヨツモンヒメテントウだろう。
こちらは、3~4mm程度のヨツボシテントウ。 これは似たようなモンクチビルテントウというのがいるので紛らわしい。
そしてこちらが、調べてもわからないテントウ。ヨツボシテントウと同じくらいの大きさだったと思う。
まあ、ゆっくり調べてみようと思う。(いつになるやら)
追記)最近虫があまりいなかったので、鳥や花については「南大沢季節便り」に載せていますので、興味ある方は、こちらもよろしくお願いいたします。
昨日は春一番が吹いて、気温もぐんと上昇した。
風が強いのでどうなることかと思ったが、長池公園の田んぼあたりではそれほどのこともなかった。
珍しく、仲間4人が集まり撮影会を開催。
まあ、ドラマではないが4匹のおっさんの集まりである。
かなり怪しい4人組だ。
写真展を見てもらった後、トンボ池まで往復したが手すりの上にも成果はほとんどなし。
昼食後ケヤキの樹皮観察をすると、結構いろいろな虫が撮れた。
ヒレルクチブトゾウムシの隣にいたのが、ヨツモンヒメテントウ。
今年の冬は樹皮下でも、虫が少ないが、ヨツモンヒメテントウにも久しぶりに出会った。
もっとも、あまりケヤキの樹皮めくりもしていないのだが。
この写真は、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macro で、手持ちカメラ内深度合成してみた。
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIIを入手してから1か月弱だが、諸般の事情で、まだまだ本格的に使用していない。
これから、いろいろと機能を試しながら、撮影したのを披露できたらと思っています。
それにしても、昨日は同好の士4人で楽しい時間を過ごすことができた。
Mさん、Nさん、Yさん、昨日は本当にありがとうございました。
今日は知り合い3人と、井の頭公園で自然観察会だったが、天気も良く楽しい一日となった。
井の頭公園ならお任せのTさんが案内してくれるので、これは大変ありがたい。
ボート池では、初めて訪問してくれたというハジロカイツブリが、キンクロハジロ達と一緒に泳いでいるのを教えてもらった。
昆虫も、寒さの中オオアオイトトンボや越冬ウラギンシジミ等、いろいろと撮影することができた。
玉川上水の向こうの公園で昼食を食べた後、草むらで小さな2.5mm位の見たことのないテントウムシを見つけた。
これが小さいのに動き回り、OM-D E-M5 MarkIIでは、どうもうまく撮れない。
TG-3の顕微鏡モードで一枚だけ何とか見られるものが撮れた。
帰宅すると、Tさんからメールでクモガタテントウだったと教えてくれた。
調べると、1984年に東京で見つかった外来種だが、近年関西でもどこでも普通に見られるようになったとある。
あまりに小さいので気が付かなかったのだろうか。
これからは、南大沢でも気を付けてみてみよう。
数日前、長池公園の手すりに小さな小さなテントウムシの幼虫がいた。
10mm以下であろうか。
見たことがないが、わかりやすい模様なのですぐにわかると思ったが、これが調べてもなかなかわからなかった。
昆虫に詳しい方はすぐにわかるのだろうが。
テントウムシの幼虫というのはバリエーションが多いわりに、ネット上の写真がなかなか出てこない。
「テントウムシ 幼虫」の検索では、何種かの写真しか出てこない。
そこで、小さなテントウムシの名前に幼虫を付けて片端から検索していった。
「〇〇テントウ 幼虫」で、何種検索しただろう。
「キイロテントウ 幼虫」で検索したら、いろいろと似た写真が出てきた。
どうやら、これらしい。
これからも初見のテントウムシ幼虫が出てくると思うが、何かもっといい探し方があるのだろうか?
先日カメノコテントウの幼虫の写真を載せたのですが、同じ個体かどうかはわかりませんが、そのすぐ近くに蛹になっているのがいた。
幼虫の撮影が、6月2日。
この蛹は、6月7日の雨上がりの昼頃。
そして、6月10日の晴れた日には、蛹は伏せたり立ち上がったりを盛んに繰り返していた。
テントウムシの蛹はこの行動を良くするが、この時は別に何かに襲われているわけではないのだが、何の為なのだろう。
そして6月14日には、蛹の殻のすぐそばに羽化して成虫となったカメノコテントウがいた。
羽化したばかりなので、とてもきれいで輝いていた。
このカメノコテントウはかなり大きいが、さらに一回り大きなハラグロオオテントウを長池公園で撮った人がいたので、今度探してみたい。
先日、長池公園で、見慣れない虫を見た。
どう見ても、テントウムシの幼虫のようだが、今まで見たこともないし、異様に大きい。
確かではないが、15mmくらいあっただろうか。
こんな大きなテントウムシの幼虫はいたかな?
この大きさでテントウムシの幼虫だとしたら、成虫も大きいはずでカメノコテントウだろうか?と、調べてみるとその通りであった。
クルミハムシやヤナギルリハムシなどの幼虫をむしゃむしゃと食べるとか。
ちなみに成虫はこんなテントウムシです。→ クリック
昨日のヘリグロチビコブカミキリを撮影した後、またもやMさんが、「これは何だ」と木柵にいたトゲトゲの虫を見つけた。
これは見たことがある。トホシテントウの幼虫だ。
だが、待てよ、テントウムシの幼虫なのに越冬するのか?
調べてみると、年2化で、秋の幼虫は越冬するという記述があった。
別のサイトでは、成虫でも幼虫でも越冬するという記述もあった。
トホシテントウは主にカラスウリ類が食草で、ニジュウヤホシテントウのようにジャガイモ畑の害虫と嫌われてはいないようだ。
この幼虫はなんでこんな形をしているのだろう?
成虫のテントウムシ達は、色や模様や大きさは様々だが、形はみんなほとんど同じである。
なのに、幼虫は何でいろいろな形をしているのだろう?
昆虫は、やっぱり面白い。