このところ昆虫が少ないこともあり、植物や野鳥の撮影をしていた。
それらは、ブログ「
南大沢季節便り」に、載せておりますので良かったらご覧ください。。
一昨日、トモエガモの様子を見に行くと、人からは見えにくいお気に入りの所で休憩中。
しばらく待ってみるか、他に行こうかと思っていると、後の急斜面にシジュウカラが一羽来た。
落ち葉の中で餌探しだろうか?
やがて笹に飛びついた。
そして地面や、木の根元におりては、また笹に飛び移る。
動いているところを何枚か撮影したが、やがて飛び去ってしまった。
その後トモエガモを少し撮影し、帰宅した。
夜、パソコンでシジュウカラの写真のピントを見るために上の写真を拡大してみて、「なにこれ??」とビックリした。
くちばしの下に何か写っている。
タテジマカミキリを襲っていたのか?
では、その前の写真はと拡大して見ると・・・
ボケているが、40cmくらいの先端の折れた小さなタラノキハリギリ(タラノキではなくハリギリでした。)にしがみ付くタテジマカミキリがいた。
タテジマカミキリは毎年越冬しているのを見つけているが、今シーズンはどういうわけか全く見つからなかった。
それがこんな形で見ることができるとは。
でも、シジュウカラが持ち去ったり、食べたりしている様子はなかったのだが?
飛び去った時の写真を拡大してみると、写真左の方にタテジマカミキリの触角や肢が見える。
シジュウカラには大きすぎてあきらめたのか?
たぶんいるはずと、早速昨日探しに行ってみた。
ところが、そこは登ることもできないくらいの急斜面の5m位先。
双眼鏡で探すがハリギリがない。
おかしい、タテジマカミキリは逃げてしまったとしてもハリギリはあるはず。
そこにやってきたSさんと探すが、見つからないので、苦労して登ってみたが笹しかない。
降りてきて、あきらめようとしたとき、探していたところより下方で、Sさんがハリギリを見つけた。
そうか、かなり下だったのか。Sさんありがとう。
そして再度登ると、タテジマカミキリはいた。
何の傷もなく動いているので、つかまえて降りてきた。
元気に動いている。
いつもいる、ヤマウコギに移すとしがみ付いた。
ここなら、毎年越冬しているところなので安全かとそのまま観察することにした。
しかし、タラノキ、ハリギリ、ヤマウコギと今年も見ていたのだが、あんな笹に埋もれた小さな先端の折れたハリギリにいたのか?
思いがけず、今年も見ることができた。
きっと、まだ見落としているところで何頭か越冬していることだろう。