■マーケット
中国CPI2%増も…楽観できず
中国の国家統計局が発表した5月の消費者物価指数は前年比2%増でした。ただ、その要因は1年以上値上がりを続ける豚肉と野菜の高騰で、これら変動幅の大きい食品を除くと大きな上昇はありません。景気の減速を受け、デフレに陥るのではとの懸念が残ります。しかし、中国経済に詳しい専門家は、中国の消費はまだまだ伸びる余地があると指摘します。その根拠となるのが国際機構=OECDが行った所得に占める貯蓄の割合で、米国だと5%、日本はほぼゼロです。米国や日本が低いのに対し、中国の貯蓄は40%ほどあり、これは世界でも異例でこの貯蓄部分が消費に変わるとき、中国の消費が爆発的に伸びると指摘します。消費者が求める商品やサービスを提供できれば中国の消費はまだ上向く余地が残っていると言えそうです。
中継担当:北京支局五島尚武記者
証券大手・企業業績見通しを下方修正
日経平均株価は162円安とさえない数字だった。この株価を支えるのが企業業績だ。しかし今日出揃った証券大手3社による2017年3月期企業の行で期見通しでは修正が相次いだ。
証券大手3社による2017年3月期企業業績見通しで共通したのは経常利益予想の下方修正だ。
《2017年3月期企業業績予想(経常利益)》
野村証券 7.2%増 → 2.9%増
大和証券 4.1%増 → 2.6%増
SMBC日興証券 5.4%増 → 4.5%増
《大和証券株式ストラテジストの高橋和宏氏》
「一番注目されますのが、きょうもちょっとそうした動きですが、円高の動きを受けた加工組み立ての減益(予想)」
大和証券は想定為替レートを1ドル=115円から110円に見直したことで、自動車や機械が減益に陥るとの見通しだ。最大手の野村証券も想定為替レートを1ドル=117円から108円に見直した。
《SMBC日興証券チーフクオンツアナリスト/伊藤桂一氏》
「非製造業では高い成長が見込まれていて、製造業のほうが相対的に増益の基調が弱い。」
証券3社は建設・不動産など非製造業は増益予想だが、円高の影響による製造業の落ち込みはカバーしきれないとみている。一方で円高が一服しさえすれば、株価は上昇していくとの見方もある。
《大和証券/高橋和宏氏》
「1ドル=110円の標準シナリオで考えると1万7500円程度とみられる。」
《SMBC日興証券株式ストラテジスト/圷正嗣氏》
「米国経済の回復とか利上げが見えれば1ドル=115円も不思議ではない。今年の後半にかけて(株価の)上値を切り上げていく。」
■【コメンテーター】ロバート・A・フェルドマン氏(モルガン・スタンレーMUFG証券チーフエコノミスト)
・戦国時代の消費市場・多様なニーズをつかむ条件
--ハンバーガーにしてもスマートフォンにしても、ある意味成熟したマーケットでこの中でのパイの取り合いだから本当に戦国時代みたいな状況です。ここで生き残るためにはどういったことが必要になってくるんでしょうね。
「まず新技術の利用方法ということだと思いますが、ハンバーガーを例にするとニーズが変わったということです。十数年前はハンバーガーかチーズバーガーかという選択だけだった。それで大量生産でよかったが、今はニーズが多様化している。どうやってそれに応えるかということですが、例えばITをうまくつかうこともあるが、それだけではダメです。ヒントはどこになるのかというと、500年前の日本の戦国時代です。例えば織田と武田の長篠の戦で、なぜ織田が勝ったのかというと、雨で使えて早く打てるように鉄砲の組織を変えたからです。鉄砲を使うか使わないかではなくて、鉄砲をうまく使う組織を開発したわけです。これが織田が買った秘訣だと思う。ではハンバーガーはどうかというとやはり生産管理です。店員が多種類の商品を管理するのは相当大変だが、どうやって組織を改めてうまくできるようにするのか、それを開発しないといけない。
--これは考えようによっては、新商品を作るときに今の組織でできる新商品を作ろうということではなくて、この新商品を作るときにどうやって組織をいじろうかというところまで考えないと、もしかしたら遅れてしまうかもしれないということですか。
「そういうことです。」
・低調な設備投資、活性化のカギはこれだ
--機械受注統計は民間設備投資の先行指標の意味合いもあるとして注目されていたんですが、4月はずいぶん悪いです。
「そうですが、時系列ですごくぶれるんです。上がったり下がったり非常に激しいです。1ヶ月悪かったからといって、トレンドが変わったか、ちょっとまだ判断できないが、おっしゃる通り、設備投資が若干弱いという印象はあります。これは指標としての意味ももちろんありますが、中長期的にアベノミクスが成功するか、という課題になる。というのは2%成長を達成させようとすると、生産性をずいぶん上げないといけない。生産性は設備投資次第です。そうすると設備投資を加速させないとうまく行かない。マイナス金利は私は関係ないと思う。今はお金が無くて設備投資をやっていない企業はほとんどないと思う。むしろ成長戦略をどうするのか。世界の景気で不安が広がっているからこれをどうするかの問題だ。参議院選後、国内でできることをやりましょう。規制価格、労働改革、農業改革、移民改革、そういうことを進めて、投資意欲に火をつけるしかないと思う。」
--当面、財政出動することで設備投資が増える要素というのは、実際にあるものなんですか。
「ある程度あるかもしれませんが、やはり生産性を上げることがもっと大事だと思う。財政出動の中にも設備投資に関連するもの、インフラとかあるけど、全く関係ないものもある。とにかく生産性です。」
・企業業績見通し 正しい見方
--今日、証券会社が出す企業の業績見通しが大幅に下方修正されましたが、この証券会社が出す見通しをどんなふうに利用していくべきだと考えますか。
「ちょっと使い分けないといけないところもあるんですが、2種類あって短所、長所、両方あるんです。一つはいわゆるボトムアップです。各企業の業績予想を積み上げて出した予測がありますね。彼らは深い知識を持っている一方で、細かくやるのは時間がかかる。ですから深いですが遅い。一方、トップダウンのストラデジストたちがやっている、モデルを組んでマクロ予想を使って出す、これは早いんですが、各社とも細かくないんです。なので両方を比較してどうなっているかを見るのが大事なポイントです。例えば最近決算が終わったけれども、13四半期連続で会社が出している決算の数字がアナリストの数字より高かった。ただ今期は逆だった。なのでちょっとアナリストたちが転換しているときに遅いなという印象もありますけれども、やはりこれは意味が大きいです。各社を見るならアナリストがいい。マクロは細かく見ることができない。いっぽうで全体像はどうなっているかということも大事ですから、これはマクロを使うということがポイントだと思う。」
--今回は円高の織り込みにタイムラグがあったということですね。
「そうですね。」
■ニュース
マクドナルドが“裏メニュー” 復活は本物か!?
日本マクドナルドは、3種類のトッピングを定番ハンバーガーに追加できる「裏メニュー」キャンペーンを15日から期間限定で展開すると発表しました。トッピングは「ハラペーニョ」「クリームチーズソース」「スモークベーコン」で最大3つまで選択でき、組み合わせは285通りにも上ります。マクドナルドは相次ぐ不祥事で客離れが深刻な状況に陥りましたが、店舗の改装やヒット商品が登場したことで、今年1月から3月期の連結決算は営業損益が1億5,100万円の黒字と7四半期ぶりの黒字に転換しました。マクドナルドが苦しむ間にハンバーガー業界では次々と新たな動きが出ています。今月、ウェンディーズがファーストキッチンを買収すると発表。シェイクシャックやカールス・ジュニアなど海外の有力チェーンも上陸し、顧客の争奪戦は激しくなっています。専門家はマクドナルドが復活の足取りを確かにするには、さらなる店舗改革が必要だと指摘しています。
【マック復活へ“裏メニュー”・味の種類は285通り!】
日本マクドナルドは15日から販売する新商品を今日、報道陣に公開した。今、ハンバーガー業界は海外の有力チェーンが相次いで上陸するなど戦国時代の様相を呈しているが、日本マクドナルド史上初という新メニューで攻勢をかける狙い。
日本マクドナルドは3種類のトッピングを定番ハンバーガーに追加できる裏メニューキャンペーンを15日から期間限定で展開する事を発表した。1つ40円のトッピングは「ハラペーニョ」「スモークベーコン」「クリームチーズソース」で最大3つまで選択できる。ベーコンが特に好きな人は3つともベーコンというのも可能だ。トッピングは15種類の定番バーガーに加える事ができ、その組み合わせは285通りにも上る。日本マクドナルドは2014年に発覚した期限切れ鶏肉の使用問題や異物混入などで客離れが深刻な状況に陥った。その後、店舗の改装やヒット商品が登場した事で今年1月-3月期の連結決算は営業損益が1億5100万円の黒字と7四半期ぶりの黒字に転換した。4月に投入した限定商品「グランドビックマック」は食材が足りなくなる程の人気だ。5月の既存店売上高は21.3%増え6か月連続のプラスとなった。好調の要因について日本マクドナルドの長谷川崇さんは「ファミリー客が店に来ている部分と期間限定商品が売れている」と話した。
【マック復活へ“裏メニュー”・バーガー戦国時代・勝者は?】
ようやく復活の兆しが見えたマクドナルド。今回の裏メニューをどう評価するのか。外食産業に詳しい、いちよし経済研究所・鮫島誠一郎主席研究員は「トッピングやカスタマイズは飽きさせないのに非常に有効な手段。オペレーションが乱れる懸念があったが、従来出した事のあるトッピングの商品を出すので現場の混乱は大きくない」と話した。
マクドナルドが苦しむ間にハンバーガー業界には次々と新たな動きがある。今月、ウェンディーズがファーストキッチンをサントリーから買収すると発表した。米国のシェイクシャックやカールスジュニアなど海外の有力チェーンも上陸し、顧客の争奪戦は激しくなっている。そうした中でもマクドナルドのブランド力は根強いという。一方で復活の足取りを確かにするにはさらなる店舗改革が必要と指摘する。鮫島主席研究員は「海外のマクドナルドでやっているのはテーブルサービス。そう遠くない未来にテーブルサービスも実験的にやるのではないか。iPadで注文してテーブルで待つというスタイルになるのでは」と話した。
広がる格安スマホ 業界の勢力図が変わる!?
「格安スマホ」として知られ、利用者数を伸ばしているSIMフリー端末のスマートフォン。現在は国内外10社以上の端末メーカーが参入する市場となっていますが、中でも存在感を示しているのが中国のファーウェイや、台湾のエイスースといったアジアのメーカーです。そのファーウェイはきょう、新製品「P9」を発表しました。ライカと共同開発した二つのレンズを使って撮影する高機能なカメラが売りで、価格は約6万円です。世界でスマホ大手のファーウェイですが、国内でのシェアはわずか。今後は、国内販売が好調なSIMフリー端末の市場で、シェア1位を目指します。SIMフリー端末は5年後には出荷台数が3倍以上のの570万台に伸びるとの試算もあります。しかし、専門店を持たない海外メーカーの認知度は低いため、今後サービスの充実などが必要になります。そこでファーウェイは4月、東京・銀座にスマホの修理専門店をオープンしています。![sim1.JPG](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/3d/93e8b043aa69f8e42acf35c814efc8a8.jpg)
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【広がる格安スマホ・業界の勢力図が変わる!?】
月々の利用料金が大手の携帯会社よりも安い格安のSIMカードを差し込んで
使う格安スマホが浸透しつつあるが、この格安スマホに対応するSIMフリーの端末の選択肢が最近さらに増えてきている。海外メーカーを中心に力を入れているSIMフリー端末が、今後、日本のスマートフォン市場に変化をもたらしそうである。
使う格安スマホが浸透しつつあるが、この格安スマホに対応するSIMフリーの端末の選択肢が最近さらに増えてきている。海外メーカーを中心に力を入れているSIMフリー端末が、今後、日本のスマートフォン市場に変化をもたらしそうである。
【SIMフリーで変わるスマホ市場「格安スマホ」でアジア勢の存在感】
東京都内の大手家電量販店・ビックカメラ有楽町店の格安スマホコーナーに並ぶのはSIMフリー端末。端末の価格の安さだけでなくSIMフリー端末であれば格安のSIMカードを差し込み月々の利用料金を抑えられるのが特徴。現在では国内外10社以上がSIMフリー端末を販売していて、問い合わせ数も増えているという。スマートフォン全体の国内市場を見るとiPhoneで知られるアップル
が圧倒的なシェアを占めていて、その後を日本メーカー(ソニー、シャープ、富士通、京セラ)が追随している。しかしSIMフリーのスマートフォンに限るとその勢力図は大きく変わり、台湾(エイスース)や中国(ファーウェイ)の企業が存在感を示している(その他はプラスワンマーケティング(フリーテル)、富士通)。
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【SIMフリーで変わるスマホ市場・中国メーカー新製品で攻勢】
中国メーカー・ファーウェイは今日、SIMフリー端末の新製品「P9」(17日発売)を発表した。最大の特長はライカと共同開発したカメラ。
普通のカラーに加えモノクロのレンズが付いている。モノクロレンズはより多くの光を取り込む事ができるため、合わせて使うとより鮮明な写真が撮れるという。価格は5万9800円とSIMフリー端末としては高めだが販売への自信を見せている。華為技術日本・呉波副社長は「これまでは購入補助やキャッシュバックを通して低めの価格設定にしていた。4月に新しい政策が打ち出されてからは本来の価格に戻りつつある。キャリアの端末と比べてもファーウェイのコスパの良さが分かるはず」と話した。ファーウェイのスマートフォンはサムスン電子、アップルに次ぐ世界3位の出荷台数を誇るが、日本市場では4年前に参入して以来わずかなシェアに留まっている。一方、日本メーカーの参入が少ない格安スマホ向けのSIMフリー端末の市場では国内で3位のシェアを確保している。新製品を通してブランド力の向上を目指す。![sim3.JPG](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0f/d269fcf608a44abcd0397a8f0a02e1c3.jpg)
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【SIMフリーで変わるスマホ市場・サービス面でも攻める】
ファーウェイが力を入れるのはSIMフリー端末のさらなる成長が見込めるからだ。SIMフリー端末の出荷台数は5年後には現在の3倍以上になる。スマートフォン全体のシェアでは現在の6%程度から20%近くに拡大するとの予測もある。一方で課題についてMM総研の篠崎忠征氏は「認知や安心感がまだ伝わっていない。SIMカードをまだ認知していない人もいる」と話した。専門店をほとんど持たない海外メーカーの認知度は低くなりがちだ。そこでサムスン電子は先月、最新機種を体験できる期間限定の店舗をオープンしたところ、予想の3倍の集客だったという。ファーウェイも4月にスマートフォンの修理専門店を東京・銀座に初めて開設した。サービス面などの充実が進み、市場の成長を後押しするという。篠崎氏は「いかにブランドを認知してもらい、良いイメージで客に選んでもらうのかが重要だ。スマートフォン市場の成長は今後、SIMフリー端末が担っていく」と話した。
食用油市場で伸びる“健康系”オイル
「太る」「体に悪い」と敬遠されがちだった食用油が、近年は健康や美容に良いというオリーブ油やココナツオイルなどの健康系オイルが注目を集めています。J-オイルミルズはきょう、都内の人気カフェとコラボして「オイルdeヘルシーカフェ」を期間限定でオープンしました。普段不足しがちなビタミンDやDHAなどを入れた自社開発のオイルを使ったメニューを作り、消費者に認知度を高めていく狙いです。ココナツオイルを広めたブラウンシュガーファーストは東京・渋谷区に路面店第1号となるスイーツの店をオープンしました。店内でアイスクリームなどを提供すると同時に、ココナツオイルの使い方について提案していきます。![oil1.JPG](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/1f/32731ac0aba25a27ebf4dbedfec4ca0e.jpg)
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【食用油市場で伸びる“健康系”オイル】
食用油の国内市場では販売量が減少しているが、その一方で販売額は伸び続けている(冨士経済調べ)。その中でも注目されているのは健康系オイルだ。えごま油、栄養機能食品になっているものもある。ただ健康系オイルは普通のものに比べて高価だ。しかし健康系オイルの販売額は年々増えていて、市場を牽引している。健康志向の消費者のさらなる開拓を目指し企業が動き出した。
【大人気“健康系”オイル・不足しがちな栄養を取る】
東京・青山の人気カフェ「Royal Garden Cafe青山」に期間限定でオープンした「オイルdeヘルシーカフェ」。仕掛けたのは家庭用油で業界大手のJオイルミルズ。近年のオイルブームを牽引しているのがオリーブオイルやココナツオイルなど健康系オイル。Jオイルミルズは普段の食事で不足しがちなビタミンK2やビタミンD、DHA、EPAを入れた2本のオイル(毎日栄養オイル)を独自に開発した。前菜、メインディッシュからデザートにまでこのオイルを使用している。例えば肉料理には魚に含まれる栄養素DHAの入ったオイルにローズマリーを入れて提供する。魚料理には骨に大切なカルシウムの吸収を高めるビタミンK2とビタミンDが入ったオイルを使う。さらにアイスクリームにはミントを入れてアレンジした。今まで体に悪いと嫌煙されがちだった食用油だが、Jオイルミルズ・八馬史尚社長は食用油の価値向上の絶好のチャンスと話した。
【大人気“健康系”オイル・スイーツで「使い方」発信】
健康系オイルはスイーツの分野にも広がっている。今日オープンした「BROWN SUGAR 1ST.」の人気はアイスクリーム。6種類あるアイスクリームは全てココナツを使ったもので牛乳や卵といった動物性の食品は一切使っていない。この店はココナツオイルブームを広めた会社が運営する第1号店。タイで生産した自社ブランドの商品を2013年から百貨店や高級スーパーなどに卸している。今後はバターの代わりにココナツオイルを使ったケーキなどのスイーツを店内で提供すると共に、色々な使い方がある事を提案していきたいという。ブラウンシュガーファースト・荻野みどり社長は「健康系オイルを毎日取りたいというニーズは非常にあるが、どう使っていいかというのがまだ市場にある。より具体的な形にしてこの店から発信していきたい」と話した。今後も拡大が見込まれる健康系オイル。企業も様々な取り組みで市場での存在感を示そうとしている。
尖閣接続水域に中国軍艦![senkaku.JPG](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/ec/205c6005f75a18cff91e9370d2f86b04.jpg)
![senkaku.JPG](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/ec/205c6005f75a18cff91e9370d2f86b04.jpg)
防衛省によりますと、きょう未明、中国海軍の軍艦が沖縄県・尖閣諸島周辺(魚釣島、久場島、大正島)で、日本の領土からおよそ44キロメートル以内の海域を指す、「接続水域」に入りました。中国海軍が尖閣周辺の接続水域に入ったのが確認されたのは初めてです。接続水域の航行は国際法上違法ではありませんが、尖閣諸島の領有権を主張する中国の軍艦が侵入したことで、日本政府は「一方的に緊張を高める行動」とし、中国に対し、外交ルートで強く抗議しました。これに対し、中国は「他国にとやかく言う権利はない」と反論しています。同じ時間にロシア軍の軍艦も尖閣の接続水域に侵入しましたが、政府関係者は中国軍とロシア軍の行動の関連性は低いという見方を示しています。政府は今夜、安倍総理大臣も出席するNSC=国家安全保障会議を開き、今後の対応などを協議しました。
ダイコー廃棄物 撤去始まる
愛知県は、産業廃棄物処理業者「ダイコー」の本社など3ヵ所で、食品などの廃棄物の撤去作業を始めました。県は、ダイコーに対し、廃棄物の撤去を命じていましたが、廃棄品の冷凍カツを横流しした事件の影響で、ダイコーの経営が事実上破綻したため、廃棄物が放置されていました。県は、ダイコーが放置するおよそ9,000立方メートルの廃棄物について、処理を委託した事業者に回収するよう促してきましたが、半分以上の廃棄物の事業者が特定できず、県が撤去することになりました。この撤去作業にかかる費用として、県は、およそ4,000万円を計上。悪臭や害虫の発生など、生活環境への影響を最小限に留めたいとしていますが、撤去には数ヵ月かかる見通しです。
4月機械受注 前月比11%減
内閣府が発表した4月の機械受注統計によりますと、民間企業の設備投資の先行きを示す「船舶・電力を除く民需」の受注額は、前の月より11.0%少ない7,963億円となりました。2ヵ月ぶりの減少です。非鉄金属や化学工業で落ち込みが目立ち、下落率は、おととし5月以来の大きさとなりました。3月に大型受注があった反動の影響もあるため、内閣府は基調判断を「持ち直しの動きが見られる」と据え置いています。
熊本地震 保険支払い2,724億円
日本損害保険協会は熊本地震における家屋損壊などの被害に対して支払われた損害保険の金額が、およそ2,724億円に達したと発表しました。支払い額は阪神・淡路大震災を上回り、東日本大震災に次ぐ史上2番目の規模です。また、受け付けた案件のうち、85.6%の調査が終了し、そのうち77.4%で支払いが完了したとして損保協会の鈴木会長は「支払いの迅速性が高まった」と述べました。
舛添知事 集中審議で追及へ
東京都議会は、13日と20日の総務委員会に舛添知事の出席を求め、集中審議を開くことを決めました。一問一答形式で、政治資金の流用問題や、高額な海外出張費、公用車の使い方について追及する方針です。2日間の質疑で説明が不十分だと判断すればさらなる集中審議の実施も検討するとしています。
最先端玩具が一堂に 東京おもちゃショーが開幕
最新の玩具を一堂に集めた国内最大規模の見本市「東京おもちゃショー」がきょう、開幕しました。国内外から160社が参加した今年のおもちゃショー。注目は、スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶおもちゃです。「マイフレンドテディ」というぬいぐるみは、好きな食べ物や家族のことなど、50の質問に答えることで、その情報に沿った内容をしゃべります。また、スマホを差し込むことでバーチャルリアリティを体験できるゴーグルも登場。配信されるアプリをダウンロードして遊べるゲームは今後も増える予定です。57年の歴史を持つプラレールもスマホに対応しました。車体の正面と側面にカメラを内蔵することで、走行中の映像をリアルタイムで見ることができます。
《タカラトミー/檜垣真一郎さん》
「スマホを持っているのは親で子供が遊ぶおもちゃと掛け合わせると親子のコミュニケーションが生れる。親も含めてプラレールに関わってほしい。」
東京おもちゃショーは11日から一般公開され、16万人の来場者を見込んでいます。
■【ヒットの順番】傘
梅雨の時期に欠かせない傘。東急ハンズ新宿店では、プライベートブランドの高機能傘がランクインしました。自動でたためる傘や、超撥水で水をはじきやすい傘です。実は東急ハンズの傘の取り扱いは900種類にも上ります。そのうちプライベートブランドの傘は300種類と、かなり力を入れています。ランキングで、ハンズに並んで4本ランクインしたのは東京・日本橋にある傘の老舗、小宮商店の傘です。抜群の目利き力で、ハンズで人気の耐風傘などを海外から輸入しています。そして今、人気があるのが1本1万円以上の国産の傘です。職人の手作りの傘を求めて来る人が多くいるといいます。
取材先・東急ハンズ新宿店・小宮商店
![hit.JPG](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/97/10aa93b8ab42b3471b04f43ad0c8ddd7.jpg)
取り扱う傘は約900種類、東急ハンズ全店計の5月“高機能傘・売上ランキング”。1位・3位・6位・9位はハンズプライベートブランド“hands+”。
《東急ハンズ新宿店レイングッズ担当/五十君浩さん》
「ハンズで一番売れているオリジナル商品“hands+”。」
1位・自動開閉超撥水折傘、ワンタッチで傘をたためる。3位・開閉超撥水折傘、9位・岡山デニム長傘。
《東急ハンズ・MD企画部商品企画課・永松秀一課長》
「商品に対する安心感や機能性、品ぞろえの幅が強み。」
2位・4位・5位・7位は昭和5年創業“小宮商店”2位・大判ミニ耐風折傘は骨がグラスファイバー製で風に強い台風傘。海外製傘を輸入、一部は商品企画にも携わる。最高品質の甲州織を使った傘「かさね」などの日本製高級傘も人気。小宮商店専属職人・小椚正一さん、生地の縫い付けは手作業で1日に数本しか作れない。妻・トミ子さんと二人三脚でやってきたが、初めて弟子ができた、小宮商店の社員・古川海音さんは職人を目指し「学べることだらけ」という。小宮商店は伝統の継承にも力を入れる。
《小宮商店3代目・小宮宏之社長》
「傘を見る目が違うので輸入傘でも高品質で使い勝手のいい傘を販売できるのが強み。洋傘は明治から日本に伝わり製造方法は変わらない。この製法は素晴らしいので今後も伝えていきたい。」
■【トレたま】トカゲのしっぽ式軍手
ワークショップミハシ・三橋光二さんは「危険な時にトカゲがしっぽを切って逃げるのと同じ原理で切れやすく作った」と引っ張ると簡単に指の部分が切れる軍手を紹介。三橋は「軍手をしたままの金属加工は禁止されているので、手袋をしないから手の汚れが落ちない」という町工場で働く友人の声から開発。金属加工は手袋をしないと手が汚れるが軍手が巻き込まれ手や体も巻き込まれ大けがをする事例が多く、最悪の場合は死に至ることもあり厚生労働省は手袋をしないよう指導。この軍手は巻き込まれても切り込みの入った指の部分だけが切り離される。作り方は指の付け根にゴムが入った塗料を塗り、カッターで切れ込みを入れるだけ。“トカゲのしっぽ式軍手”商品化を目指し改良中。
【商品名】トカゲのしっぽ式軍手
【商品の特徴】指先を切れやすくして金属加工時の巻き込み事故を減らす
【企業名】ワークショップミハシ
【住所】茨城県筑西市
【価格】未定
【発売日】未定
【トレたまキャスター】北村まあさ