ヨガの先生にカズオ・イシグロの《日の名残り》を借りた
語り手のミスター・スティーブンスはダーリントン・ホールというお屋敷の執事なのだけど、英国ドラマの『ダウントン・アビー』を観ていた私には執事がイメージしやすかった。
『ダウントン・アビー』の執事同様、生真面目で非常に主人に忠実なおじいさん。
このキャラクターは “ 執事あるある ” なんだなーと思いながら読み進んでいった
執事というのは主人と密接ながらも立場をわきまえていて、雇人達の司令塔となり、とても誇り高いのである。
そこに並んで対等に意見が言えたりするのが女中頭。いやぁ、まったく興味深い仕事だなぁ
休暇をもらったミスター・スティーブンスが車で旅をする、上質なロードムービー(あ、映画じゃないや)。
淡々と過去を振り返り「人間じゃなくて執事です」と言いかねないような執事っぷりを披露するミスター・スティーブンスだったが、最後に一瞬見せる人間らしい様子が心に沁みましたぁ
さすがノーベル文学賞ということなのか、良い本だった
他の作品も読んでみよう
語り手のミスター・スティーブンスはダーリントン・ホールというお屋敷の執事なのだけど、英国ドラマの『ダウントン・アビー』を観ていた私には執事がイメージしやすかった。
『ダウントン・アビー』の執事同様、生真面目で非常に主人に忠実なおじいさん。
このキャラクターは “ 執事あるある ” なんだなーと思いながら読み進んでいった
執事というのは主人と密接ながらも立場をわきまえていて、雇人達の司令塔となり、とても誇り高いのである。
そこに並んで対等に意見が言えたりするのが女中頭。いやぁ、まったく興味深い仕事だなぁ
休暇をもらったミスター・スティーブンスが車で旅をする、上質なロードムービー(あ、映画じゃないや)。
淡々と過去を振り返り「人間じゃなくて執事です」と言いかねないような執事っぷりを披露するミスター・スティーブンスだったが、最後に一瞬見せる人間らしい様子が心に沁みましたぁ
さすがノーベル文学賞ということなのか、良い本だった
他の作品も読んでみよう