Mouton lab

Thai Paris Cairns Chendeu Siem reap

タイ式交渉術

2015-02-19 22:50:45 | Thai Trang

本格的に観察開始。
服を着ていても日差しが肌に突き刺さる感じがする。

車、船、山頂とあらゆる場所で寝ていた。夢を見れるぐらいに。

体が暑さに適応しようとしている証拠だろう。
毎年、夏のはじめはやたらと体力を消耗する。多分それと同じだ。まあきっとその内慣れる。

今日から宿が変わったので、ここぞとばかりに色々荷物を散らかして、シャワーを浴びようかと思っていると、誰かが部屋をノックしてきた。

ドアを開けると、小太りの見知らぬ男。

「タイ人か?」と聞かれ、「日本人だ」と答えると、奥さんを呼んできて、何やら英語で言い始めた。どうやら部屋を代わってくれということらしい。
家族で来ていて、できるだけ近くに集まりたいそうだ。

「こちらも団体行動しているので、その辺を相談してからまた後で」みたいなこと言ってみたものの、部屋番号と今夜だけというのをひたすら連発してくる。
埒があかないので、適当にオーケーまた後でと言うと、やたらと感謝され握手を求められた。

さあシャワーを浴びようと思っていると、荷物を持った男がもう来ていた。

あ、代わるの今なのね。

別に構わないのだが、意志の疎通ってなかなか難しいものだなぁと思ってモヤモヤしていると、また握手。
まあ家族水入らずで遊びに来てるんだし、部屋を代わってあげるだけでそこまで喜んでくれるなら、それもいいかと思い直し、移動した。

言われた部屋に入りあらゆる電源を入れると、不穏な音と共にエアコンが盛大に水滴を落とし始めた。


Q.E.D.


シンプルに美味しい。頂上で食べるとなおさら。