昨日の部屋に戻るべく、朝から荷造り。
フロントとの交渉もうまくいき、なんとか部屋を取り戻せそうだ。面倒なことは朝一にやるとたいていうまくいく気がする。
最近思うのは、うまく意思疎通できるかどうかは、相手の語学力よりも仕事力で決まるんじゃないかということだ。
日本でもすぐに話が分かる人と全然通じない人がいる。それと同じで、海外でも言葉というよりも話の伝わりやすさに個人差があるんじゃないだろうか。
だからTOEICの点数がいくらよくてもコミュニケーションを取れない人は取れないし、TOEICが0点でも就職はできる。
そう思ってグダグダと何の勉強もしてこなかったが、いい加減そろそろ本気になるタイミングなのかもしれない。
今日も相変わらず日差しが強かったが、体が適応してきたのか、そこまで暑さを感じなくなった。
ただ、残念ながら何も見えない。。
いくら集中しても何一つ動きがない。
波も高くなり、早めに観察打ち切りとなった。まあ、そういう日もある。
早く帰って時間を持て余していると、タイ人スタッフが一緒に走りに行こうと誘ってくれた。まさかこんなところでロードに乗れるなんて。
待ち合わせの時間まで、体と心がそわそわした。まるでデート前だ(笑)
なんだかんだ言って、本当は自転車が好きだったんだなと思う。
走っていて風を感じるだけで幸せだし、全く会話がなくても楽しい。疲労感すら大きな喜びだ。
ただ、走っていると、それと同時にこの世界で一流になれなかった思い出も蘇る。
努力しきれなかった、努力を活かしきれなかった思い出。
4年前に比べると随分ましな走りができるようになったが、その分自分の限界とか才能とかも見えてしまう。
今日走ったタイ人くらいだと、全く練習していなくても簡単に勝てるが、努力しても努力しても届くかどうかすら分からない世界があることも知っている。
スポーツの世界はやっぱりとても残酷だ。
もうこの世界に戻ることはないと思うが、いつまでも風と共に幸せを感じられる自分でいたい。
Q.E.D.
サンセットをバックに。