昔ビリージョエルが好きでした。
もともとは割と激しめなアーティストが好みではありましたが、「オネスティ」が胸に響いてビリージョエルも聴き始めた気がします。
↓ですね。(音楽が流れます、たぶん)
ふと久しぶりに聴いたら胸が締め付けられるように痛くなりました。
何か関連するエピソードがあったかどうか記憶もありません、随分昔ですし。
「ピアノマン」もそうですが、ゆっくりな曲で少し悲しげな哀愁が漂うメロディなのでそういう気持ちになるのかもしれません。
「オネスティ」に惹きつけられたのは曲とともに歌詞でした。
’誠実、なんて虚しい言葉だろう’
’誰もが誠実さをなくしてる’
シンプルな言葉と心から訴えかけるような歌唱力で、ストレートにガツンと当時の私の心に刺さりました。
[Lyric List]まーしゃるさんが書かれていた和訳と解釈が、今考えると一番しっくりくるような気がします。
それは「不誠実な生きづらい世の中だけど、誠実さを諦めないで」(この曲を聴くあなたは誠実さを失わないで欲しい) というメッセージです。
当時のキューっとした痛みがこの曲を聴いて物理的に再現されたことに驚きを覚えました。
音楽というのは不思議なもので、聴いていた時の感情とセットで記憶されます。
なーんて感傷に浸っていたら、何と!16年ぶりに来日するらしいですね。
というより順序が逆で、再来日に関連した情報が色々出回っているので私の目に入っただけなのでしょう。
久しぶりに曲を聴いたら「うわぁ行きたいなぁ」と思い、調べてみると1月24日(水)のワンナイト。
チケットの発売も9月からでとっくに過ぎていて販売終了です。
チケットのリセールサイトを覗いてみると、一番後ろのB席(定価12,000円)までとんでもない価格で売られています。
最低ラインで80,000円くらい。。。
VIP席など300,000円とか。。。
どひゃー。
全然お呼びじゃなかった。
取れるわけがない。
1日だけじゃ、そうなりますよねー。
たぶん我々の年代ともうちょっと上のお金も時間も持っている世代のファンが多いアーティストだし。
音楽関係者だってたくさん行くだろうし。
どうせ来日するなら4〜5回やってくれてもいいじゃないかとぼやきたくなりますが御年74歳ということを考えると、アーティストとして(それこそ)誠実な判断なのかもしれません。
チケット取れた方おめでとうございます。
私はApple MusicやYouTubeで聴き直してみようと思います。