アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

演歌の心

2008年03月02日 23時26分26秒 | Weblog
ジェロさんが、オリコン初登場4位だそうですね。
演歌では、記録的なヒットだそうです。

確かにyahoo動画で聞いてみると、なかなか良い歌ですね。

私は、個人的に演歌が大嫌いでした。

それは、私が高校を卒業して働き始めた18歳の頃――
一日働いて、お腹ペコペコで、ともかくメシが食いたい――という時に、会社の先輩から、おごってやるから付き合え――と、お誘いがかかるわけです。

でもって、スナックとかに連れて行かれて、ご飯を食べさせてもらえない――喰うな、飲め!――と空きっ腹にアルコールだけを詰め込まされるワケです。

私は、何でも良いからちゃんと食事がしたいわけです。一日肉体労働をして、腹ぺこなワケですから……

でも、アルコールだけを詰め込まれて――その当時、出回り始めた8トラックのカラオケで、下手くそな演歌を延々と一晩中聴かされるわけです。

あげくに、お前もなんか歌え! と言われて、演歌以外の曲を選曲すると、また怒られるワケです。

私にとって、演歌って、飢えと怨みの音楽なんですよ。演歌について、良い思い出はひとつもありません。

でも、今回興味本位でジェロさんの歌を聴いて、ああ、ちゃんとした歌の上手い歌手の人が歌うのなら、演歌も悪くないな、と見直した次第です。

だからといって、CDを買おうという気分にはなりませんが……

まあ、演歌もひとつの文化として――いずれ無くなるとしても――認める気持ちになったのは事実です。