お盆

おそらく暦の上ではもう秋なのでしょうね。今夜、ベランダに出たら、庭で虫が鳴いていました。空も薄雲が見えて、ほんの少し秋っぽくなってきたのかな、って感じます。

昨日あたりから、なんとなく朝夕が涼しくなったような気がする……昼間は相変わらず暑いけど。お陰様で夜はそれほどエアコン点けっぱなしにしなくても、熟睡できるようになりました。

さて原発ですが、私ももちろん再稼働には反対です。政府や電力会社は信用出来ないし。
そもそも、電気が足りない、というのも、原発を再稼働しなきゃ「大変なことになる」という意味不明の脅し文句も飽きたし。
――いったい何がどうなると「大変なこと」なんでしょうか。電力会社の株価が下がると、政治家の保有資産が目減りする？　そうか、株主の配当が減って、土用に食べるウナギを、天然モノから養殖モノに落とさなきゃならない……それは「大変だ！」
というか、私がイヤイヤながらも再稼働を認めるのは、電力会社が今更、石炭火力発電所を新設しようという動きがあるから……
もうこれは「いまさら」としか言いようがない。電力会社の言い分によれば、電力自由化に対応するために、コストの安い発電が必要、なんだそうで……
というか、電気、余ってるんじゃないの？　そりゃ今の日本の技術なら、それほど大気汚染やら二酸化炭素を気にすることはないのかもしれないけど……
いくら原発が使えないからって、いまさら十九世紀まで時計を逆回ししなくても……
揚力発電――夜間の余った電力で水をポンプでダムに戻して、昼間のピーク時に水力発電する――も全然使ってない、って話じゃん。
各地のソーラー発電で作った昼間の電力も、使い道が無いんでしょ。

――提案です。
余った電気で水を分解して水素を作りませんか。それで水素発電をする。コストがどうとか効率がどうとかいうのはこれからだけど、それこそ日本人が一番得意な分野なんじゃありませんか。
水素で効率的なゼロエミッション発電が出来れば、これからの輸出産業になるかもしれませんよ。
――ああ、ブッシュの「オイルマネー」に支配されている自民党の下じゃ出来ないか……
まこれは、お盆に帰ってきた亡霊が見せた、真夏の夜の夢、ということで……