秋田犬のらんらん便り

秋田犬LOVEな夫婦です。秋田犬5代目のらんらんとの生活を綴っていきたいと思います。よろしくどうぞ!

わんこの健康白書⑩ 次へのステップ

2009年06月02日 | わんこと健康
様々な検査をしても雪の皮膚病の原因は分からなかった。
とにかく雪自身が痒くなく過ごせればとの思いから、今までにネット等で知り合いになった秋田犬仲間にメールや電話で情報収集をした。
皆、とても真剣に心配してくださり、親身になって相談に乗ってくださった。
有難い。本当に有難い。

この場を借りて改めて御礼申し上げます。


すると「ある皮膚病の専門病院がいい」という答えを複数得る事ができた。
父さんとも随分相談した。病院を変えるということはいささか決断力の要ることだった。
何度も何度も議論を重ねた。

病院を変えたからといって「治る保証」は無い。
でも次に進まなければ答えも無い。
「やってみるしかないねっ!」
二人の意見が一致したところで、次へのステップを踏む決心をした。

早速、皆さんに教えていただいた病院に電話で予約を入れた。


初 診

予約を入れてから当日を迎えるのが待ち遠しかった。
「もしかしたら解決の方法が見つかるかも知れない」
希望を持って初診の日を迎えた。

住宅街の中にあるので道が不案内の者にとってはいくらナビがあるといっても
迷う。道も細いので病院の近くのコインパーキングに車を置いた。
やっとのおもいで病院に着いた。家から3時間かかってしまった。


     
   「雪、じょうずに診察受けられるかなぁ~」
     ↑実を言えば親の方がドキドキなのです

2009年4月11日(土)。
神奈川県藤沢市の「米倉動物病院」の門をたたいた。
11時30分、雪の順番がやってきた。
「○○さん、どうぞ…」
ドキドキした。
「先生ってどんなかなぁ? 恐い先生だったらやだなぁ」
色々な思いがよぎった。

「はじめまして、○○と申します。よろしくお願いします」
今までの経過や血液検査の資料などを示しながら、先生の診察を受けた。
雪を全体から眺め、皮膚と被毛の状態などを視触診。
と、先生、
「あっ。これは秋田犬独特の皮膚病だね。ほら、これを見てご覧?」
と先生がまとめられた著書の中の秋田犬の症状を記した写真を示しながら説明してくださった。

「そうです。そうです。こんな状態です」
まさしくそれは雪の今までの状態を示していた。

次は採血。
雪は採血でも注射でも全く動じない。
「いい子だね」と褒められた←毎度の親ばかです

「検査の結果が出るまで2時間くらいかかるから、その間、お昼でもしてらっしゃい。
この近くにはわんこオッケーのお店があるから」と親切に教えてくださった。

検査の結果が分かるまでの間、ランチを済ませ、すぐ近くにある湘南海岸を散策した。
時間になり病院に戻った。


検査結果

     
       「皮膚病診断・治療説明書」

これによると雪の病名は「甲状腺機能低下症」「ホルモン不全病群」etc、
そして一番の原因は『自己免疫不全病群による皮脂腺炎』との結果だった。

治療は「薬を飲むこと」「シャンプー禁止の令」
それから「太ること」。やせていると抵抗力が低くなるので、28kg位まで体重を増やすこととなった。


今までも「もうDNAレベルのことだからこれ以上調べられない」と言われてきていたが、
病名を付けてもらうと何故か納得できるのはなんなんだろう。
とにかく病名を付けてもらって安心した(?)。




「じゃ。お薬出しとくからね。これ苦いからあんこにくるんだり、ヨーグルトに
 混ぜたりしてあげてね」
出た!「あんこ」
「それから、ごはんは何でも食べさせていいよ。フードだって何でもいいんだよ」


  ↑ で、出た薬の数々。

痒み止め、炎症止め、ビタミン(各種)剤、甲状腺ホルモン剤、免疫抑制剤etc
カイカイ用の塗り薬は不要とのこと。

特に注意をしなくちゃいけないのが、粉薬。
一日中、体の中に薬がある状態にしなければいけないので、時間厳守。
一日3回だから、8時間毎キッチリ飲ませなければならない。
最初の2、3日、薬の時間に右往左往してしまった。
で、一週間ほどの時間を要して、朝は6時、昼間は14時、夜は22時の3回にようやく定着した。

                                 つづく



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コメント (4)
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