旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

噴飯もの

2011年06月03日 20時56分28秒 | Weblog
ある女性
「さきほどからはやとさんが連発している、フンパンモノってどういう意味なんですかあ。まるでウサギかヤギの糞の様な何かをパンで包んだモノ、たとえばマックの新商品かなんかのペットネームとか。でも、そんなペットネームじゃ食べる気がしません。つまらないものとか不味いものっていう意味じゃないのかと思ってはいるんだけどお。」

はやと
「うら若き女性が糞だなんちゅう下品な言葉を使うものじゃありません。フンパんもののフンは噴射、噴火の噴、つまり噴き出すという意味のフンにパンは主食は主食でもパンではなくて、ご飯のハンが噴と結びついてフンパン。つまり、食事中に礼儀を欠いた、口中のご飯を噴き出さざるを得ないような、とんでもない話や呆れた話、矛盾だらけの話などを総称して噴飯ものと表現するのです。」

はやと
「じゃ、話を元に戻して。まあ、わたしのような完全無欠の仕事師に対して、どこにでもいますわな、やることなすことが全く頓珍漢で噴飯ものという連中が・・・、たとえば、ええー・・・。」

ある女性
「はっはあ、はやとさん。こういう話を噴飯ものと言うんですね。はやとさんが完全無欠だなんて呆れるしかないですね。正しく噴飯もの、くくっ。」

はやと
「ほお、早くも噴飯ものという言葉を自家薬籠中のものにしたんだよねえ。たいしたもんだ。」(たじたじ。)

「ジカヤクロウチュウノモノ」と聞いた「ある女性」の目がきらりと輝いた気がした。次は何を言われるのかとわたしはどぎまぎした。仕方なくもごもごと言葉を濁した。めったなことでもない限り、うら若き女性に対して、知識を披かしたり自慢したりするもんじゃないと痛く思った。とほほ。