「雑草という名前の草は ありません」というのは 昭和天皇のお言葉ですというのも
牧野富太郎先生が 昭和3年に当時25歳で雑誌の編集記者をしていた山本周五郎氏のインタビューを受けた時
語られた言葉だったというのも どちらも本当らしいのですが…
ハマスゲが 世界最強雑草だというのも本当のようです~~ (*´艸`*)
それは ハマスゲが 引き抜いても引き抜いても引き抜いた後 すぐ新しい芽が生えてくることから
”世界最強”or”世界最恐”雑草と言われる所以だといいます
ハマスゲ(浜菅) (カヤツリグサ科カヤツリグサ属)
花言葉は 「忍耐」「自重」「諦め」
花穂は リボンのように可愛いのですが~~
抜いても抜いてもすぐ生えてくる 除草剤もなかなか効かないという ハマスゲの
根塊には健胃 浄血 ”気”の病などに効果があるとされる成分が含まれていることから
生薬《香附子(こうぶし)》として2000年前から世界で使われてきた薬草で
正倉院の薬箱の中に入っていたことでも有名になりました 😲
何でもそうですが ある面からみれば厄介者で嫌われても
違う面からみれば 多くの人を救うものを持っている… 両面があるのですね
イヌガラシも 誰にも見向きもされない路傍で咲く雑草です 🌻
イヌガラシ(犬芥子) (アブラナ科イヌガラシ属)
花言葉は 「品格」「恋の邪魔者」「平凡の非凡」
名前に”イヌ”とつけられている植物は
”食べられない”とか”役にたたない”というので 名づけられることが多いのですが
イヌガラシは 若葉を山菜のように食べることが出来ますし
全草 漢方薬として 煎じたものを咳止めや利尿剤として利用されてきた薬草でもあります
エビスグサも 去年と同じ場所で咲いていました
エビスグサ(夷草) (マメ科センナ属)
花言葉は 「内気」「はにかみ」「慎ましやか」
※ 別名 決明(ケツメイ)
ケツメイの種子=ケツメイシ(決明子)は 薬用のハブ茶の原料に使われていますし
整腸 強壮 口内炎 虫刺されなどにも効く薬草とされて 東南アジアでは栽培もされています
中央アメリカ原産で 日本には江戸時代に中国経由で渡来し その後野生化したようです。
雑草といわれる花たちに 薬効成分を含む薬草が多いことに驚きますが
当然 今の科学をもってしても 何も見つけてもらえない草たちの方が多く (*´艸`*)
増えすぎて困る事になっている帰化植物の多いことも ビックリポンです~~ 😲 ( ← 古ッ )
ヒメムカシヨモギも 気がついたらワンサカ増えていました
ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬) (キク科イズハハコ属)
花言葉は 「人なつっこい」
北アメリカ原産で 明治の初めに渡来
そのころの日本は鉄道敷設が始まったところで それと共に広がったことから”鉄道草”と呼ばれたといいます 🚊
開花し結実し綿毛となって あらゆる動くものに(風や雨 人や動物など)運んでもらうスピードも速く
1本のヒメムカシヨモギの種子生産量 60000~820000と言われますので
あのナガミヒナゲシの20000個の比ではなく 増え続けるのもナットクです…
アレチハナガサは 南米原産で 昭和32年に北九州で発見された 比較的新しい帰化植物ですが
年々北上のスピードが速くなり 国際環境研究所の侵入生物データベースに早くもリストアップされたそうです
南米原産ということは 温暖化でその勢力を止めることは難しいかもしれません
植物の世界地図は もう既に大きく変わっているようです 🌎
アレチハナガサ(荒地花笠) (クマツヅラ科クマツヅラ属)
花言葉は 「心を奪われる」「芯が強い」
ひさしぶりに
イチモンジセセリさんと会えて 嬉しかったです~~
涼しくなれば もっと会えると期待しているのですが…
植物のように 動物さんたちのセカイ地図も変わりつつあるのでしょうか~~ ❓
台風7号は 兵庫県を北上して日本海へ抜けていきそうですが…
そこからもまだ油断できない状況が続きそうです 😢
残された爪痕も広い範囲で大きいようですし 猛暑が戻ってくる中後片付けが大変ですが
どうか御身体大切になさって過ごされますようにと思います
今日も拙いブログを見てくださいまして 有難うございました 💖