別にしておきたかった「ひとこと感想」その12。
メモが(映画自体より)ウディ・アレン作品全般についてのグチ?になっていて、ちょっと呆れた。(でも、これまでもずっと感じていたことなので、そのままここに載せようと)
「ウディ・アレンの映画は、私にとってはなぜかいつも、“異国の俳優さんたちが右往左往している”フィルムに見える。自分とは全く関係ない世界の話に見えるので、気楽?と言えば、まあ気楽かもしれないけれど」
「でも、モノクロの古いミッキーマウスやチャップリンの無声映画を見ているよりも、もっと“自分と無関係”な感じがするのは、なぜなんだろう・・・」
「そもそも俳優さんたちが、映画という将棋のコマの一つ一つにしか見えないのが、いつも不思議。元々好きな俳優さんたちもよく出演してるのに、主要な役を演じているときでさえ、イマイチ親近感が持てないというか、感情移入しにくい」
「今回の映画は、時代・舞台設定が面白そうなのに、主役の俳優さんに全然興味が持てないこともあって・・・もうウディ・アレン作品では、なまじ自分が題材に興味があったりすると、むしろ混乱(困惑?)する分不満が増すのかもしれない・・・という気がしてきた」
登場する有名な作家や画家を見ているのは、私も楽しかった(ガートルード・スタイン=キャシー・ベイツ=なんて、もうイメージ通り~♪)。誰だかワカラナイ人も結構いたけど(^^;
監督さんはパリがホントに好きなんだな~ということも、よく判った。
言われてみて、私もそうだったかもと思いました!
タランティーノ作品では俳優の魅力が5割り増しなのにアレン作品ではアレン臭が付くのかも(^_^;。
アレン作品はどれも面白いのに好きなのがあまりないのですが、唯一好きと言えるのが最もアレン臭のきつい『カメレオンマン』(笑)。これが私の不思議です。
アレンさんは、対象化して描くの得意ですよね。自分のことも笑えるみたいな。それが作品の軽味になっていて、本当は身に詰まされるようなことでも人ごとのように見れるのかもと思ってみたりもします。
久々のシリアス・アレン作品、ケイト・ブランシェット主演の『ブルージャスミン』、見たいですね~!
>タランティーノ作品では俳優の魅力が5割り増しなのに
そういえばそうですね。考えたことなかった。
タランティーノと比べるとはっきりわかりますね(拍手)。
(でも、どちらも俳優さんたちが出演したがる監督っていうのがオモシロイ~)
『カメレオンマン』、観たことないので検索したら・・・
あはは、これはこれで面白そ~ですね(^o^)。
(もしかしてウディ・アレンは、「独演会」が一番違和感なく観られるのかもしれないな・・・とか)
私が(なぜか)好きなのは、『世界中がアイ・ラブ・ユー』です。
ドタバタ?ミュージカル・コメディーなんですが
いろんな俳優さんが、吹替えなしで歌ったり踊ったりしてて
それが必ずしも「すごーく上手」なわけじゃなくて(^^;
でも「一生懸命」なんですよね。(ジュリア・ロバーツの素朴な声とか~♪)
なんとなくオールスターのお祭り気分?というか
ヒネッたモノを感じないのがいいのかな・・・。
『ブルージャスミン』は、私は正直観るのちょっとコワイ気も(^^;
でも、機会があったらきっと観に行っちゃいますね。
(アレン作品はいつもそうなって、それはそれで不思議です)