何が残念なのか説明しにくい、「ひとこと感想」その9。
脚本担当者の中に虚淵玄の名前があったので、観にいったアニメーション。
巨大な泡に包まれて重力異常を起こし、廃墟となった東京が舞台。かりそめの自由を得た?少年少女たちが、生活物資を賭けて勝負(パルクール)するシーンの躍動感には目を瞠った。ただ…
最近はこういうアニメ作品があまりに多い(と感じてしまう)せいで、他の作品との区別がだんだんつかなくなってる自分に困惑する。近未来を描く場合、ディストピアにしかならないのだとしても、もっと違う作品がそろそろ出てきてほしいと思うのは、ゼイタクなんだろうか。
この『バブル』についても、「人魚姫」のイメージも、「ボーイ・ミーツ・ガール」の初々しさも、映像の色彩の美しさも私は気に入ったけれど、「圧倒的な何か」に出遭った気はしなかったし、それが仕方ないような気もするのがちょっと悲しい。
それでも、私はこういう「ロマンチック」な感覚が今でも好きなんだな…とは思った。(自分でも意外だった)
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