まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

子どもの時に覚えたお経

2025-01-06 | 受け止め方
私が生まれた家は、浄土真宗大谷派の門徒で
子どもの頃から「正信偈(しょうしんげ)」というお経をあげてきました。
しかし日々のお経としては長いため
母親に教えられて「延命十句観音経(えんめいじっくかんのんきょう)」を
日々上げており、今でも空で言えます。
(全文)
観世音。南無仏。(かんぜおん。なむぶつ。)
与仏有因。与仏有縁。(よぶつういん。よぶつうえん。)
仏法僧縁。常楽我浄。(ぶっぽうそうえん。じょうらくがじょう。)
朝念観世音。暮念観世音。(ちょうねんかんぜおん。ぼねんかんぜおん)
念念従心起。念念不離心。(ねんねんじゅうしんき。ねんねんふりしん)
(口語訳)
観世音菩薩に帰依します。
我々は仏と因縁でつながっています。
三宝の縁によって、「常楽我浄」を悟ります。
朝にも夕べにも観世音菩薩を念じます。観世音菩薩を念じる想いは我々の心より起こり、
また観世音菩薩を念じ続けて心を離れません。


しかし我が家ではさらに
南無大慈大悲観世音菩薩(なむだいじだいひのかんぜおんぼさつ)
種種重罪(しゅじゅじゅうざい) 五逆消滅(がぎゃくしょうめつ)
自他平等(じたびょうどう) 即身成仏(そくしんじょうぶつ)
・・・・・と付け加える。

子どもの頃から口ずさんできたがあまり意味は考えたことがない。
お経というものは、だいたいあまり意味が分からないものであり、
法事の時だけ来るお坊さんは、ワープロで書いたような説明書きを配り
その意味を説明されるけれど、その言葉にも専門用語がいくつもあって
毎回きちんと聞こうと思っているが、
専門用語が出た時点で置いてきぼりになり、そのまま落ちこぼれて
やっぱり何が言いたいのか分からない。
中にはそんな説明はやめてくれた方がいいという人もあるが
せっかくの機会に布教されているのであろう。
それならもっと分かりやすい鉄板ネタを話してほしいと毎回思う。

正月早々からお経をあげる夢見て、急にこのお経を思い出した。
「一富士二鷹三茄子」にお経は含まれないが、
これって縁起がいいのかな?

妻の還暦

2024-12-29 | 受け止め方
妻が今年、満60歳を迎えた。
昔よく訪れた居酒屋のママさんから還暦のお祝いを頂いた。
包みを開けたら、なんと真っ赤な真っ赤な靴下。



一般的には還暦を迎えると「赤いちゃんちゃんこを着てお祝いをする」と言われていますが、
そういう人をまだ見たことがありません。
干支(えと)は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(十二支)と
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の古代中国で生まれた十干(じっかん)
との組み合わせでの組み合わせからなり、60年で一巡します。
61年目が生まれた時の1年目と同じ暦となるため
「赤ちゃんに還る」「人生の再スタート」と考えて、
これからの人生を何事もなく元気で過ごしてほしいとお祝いするようです。
赤色には、魔除けや厄除け、幸福を引き寄せる力があるり、
生命の血液である命の色で、元気や情熱、興奮などの気分を高揚させる効果があり
風水などではエネルギーを呼び込むと言われていることから
赤いものを身にまとってお祝いされるそうです。
ただ昔は還暦までも生きることも少なく、家督制度の名残りに加えて
女性は年齢を隠す傾向があるため、男性中心にお祝いされてきたようですが
妻は父親や姉兄を若くして亡くしていることもあって
満60歳にまで生きてこれたことを喜ばしく思っており
周囲の人に隠すことなく生活している。

自宅のクローゼットに行くと引き出しの下の段が開けっ放しになっている。
妻に「今朝、ズボン出したんか?」と尋ねると、
「ああゴメン。引き出し開いてた?」
「電気を消し忘れたから、消さなあかんと思っててん」と言う。
私24歳、妻22歳から2年のお付き合いを経て結婚し、
いつのまにやら私62歳、妻60歳にまでなっている。
あの頃は「共に白髪が生えるまで」と言っていたのに
二人とも、もう十分に白い。
知らん間にお互い、年を取ったなあと朝から笑顔がこぼれた。

一度訊いてみたいこと

2024-12-27 | 受け止め方
一度訊いてみたいことがある。
電車の2人掛けの椅子の通路側が空いているので
「ここいいですか?」と声を掛けて座ろうとすると、
「自分は大丈夫なんで」と言って立ち上がり、立つ人がいる。
いや、あなたに立ってもらいたい訳ではなく
貴方の横に座ってもよろしいですか?と尋ねているだけなのに
「自分は大丈夫」の意味が理解できない。

たこ焼き屋でもそんなことがあった。
たこ焼きを注文すると、「青のりやマヨネーズは大丈夫ですか?」
って訊かれたことがある。
何も付けずに食べたいから「大丈夫です」と答えたが
お店の方は何を勘違いされたのか、ソースに青のりマヨネーズを
たっぷりと掛けてあった。
私もその場で掛ける様子を確認して居ればその場で言えたのだけど
自宅に持ち帰ってから開けたので今さら文句を言いにも行けない。

先日もランチを食べて、支払う際に1万円札を出すと
「小銭は大丈夫ですか?」と尋ねられた。
私はその場で「その大丈夫ですか?の意味が分からないのです」と伝えると
「1万円でよろしいですか?失礼しました」と仰って下さった。
別に相手にその言い方を咎(とが)めたい訳ではなく
意味が分からないのである。
前にも書いたが、「こちらが〇〇になります」と「大丈夫」の意味が分かりにくい。

今は言わんといて

2024-12-23 | 受け止め方
私の足の障がいからくる痛みがひどくなってきた。
昼間はほとんどなにもないが、夜横になると痛みが出る。
身体が冷えて痛むこともあれば、冷えは感じないものの骨が痛むことや
筋肉のこわばりの強い感じなどさまざまで、
今回は便秘がひどくなったので内科で下剤が処方されて、
服用するとお腹がグルグルと回りだし、
その時に血流がお腹に集中するためか足への血流が悪くなる感じで、
急に足が冷えて痛みが出るようにも思える。
今回は脛(すね)が痛み、
その痛みが太ももの柔らかい所の神経を痛めているような気がする。
おかげで両足が同時に激痛が走り、とても寝ておれない。
立ち上がろうとしても足が伸び切らず痛みは治まらない。
大声で叫びながら痛みを緩和していると、
外出していたはずの妻がたまたま荷物を置きに帰ってきていて、
低いベッドを持ち上げて椅子を持ってきてもらった。
一度は耐え切れず床にお尻から座ってしまったが
椅子に腰掛けると痛みも徐々に引いていき歩けるほどに回復した。

やっとの思いでリビングの暖かい部屋で休んでいると、
「だから高いベッドに買い替えたらどうかと言っていたのに、
 私の言うことを聞かない」とか
「私にどうしろと言うねん。」などと愚痴がこぼれる。
言われること自体はごもっともなことかもしれないし、
協力してくれる気持ちで言えばそう思えることも理解できるけれど、
身体的にも精神的にもズタズタに疲弊していて、
やっと落ち着いたこのタイミングだけは言わないでほしい。

もっと気持ちを余裕のある時なら愚痴も受け止められるし、
今後のことも一緒に考えられるだろうが、
たった今まで死を覚悟するくらいの状態だった私に言うのは、
「頼むから、今は言わんといて」と伝えた。
腹の虫が収まらないのか妻は、
「買い物に行ってくる」と言い残して出ていった。
そんな妻でも私は、感謝している。

賞味期限切れの牛乳

2024-11-22 | 受け止め方
賞味期限が切れている『牛乳』は飲んでも大丈夫?
絶対に飲むべきではない理由という記事を読んだ。

そこには、賞味期限が切れている牛乳は、
未開封ならば数日は問題ないと言われることもあります。
しかし、保存環境が悪いと傷んでいる可能性も十分にあり得るので、
賞味期限が切れている牛乳は飲まずに処分するのが安全です。
と書かれている。
そんなことは当たり前のことだが、
私たちの世代では、先ずはよく見て問題なければ
匂ってみて問題なければ、少し口に含んでみて、
大丈夫だったら飲んでみる
というやり方で確かめながら飲んできた。
この記事に書かれているような
・液体が分離している
・ドロッとした塊ができている
・匂いに違和感を覚える
・口にしたときに苦味や酸味を感じる
ような時には即座に処分するのは当たり前のことです。

私が驚いたのは、
そんなことまで書いておかなければ分からない
世代になっているということ。
自分の安全を自分の身をもって確認して
安全を確かめることも出来なくなっているということだ。
たしかに昔なら製造日から2~3日経っていたら注意したものだが
最近では何か月も長期保存できる牛乳もあるから
便利になったというのか、自然界ではあり得ない時代になった。

そういえば、最近では公園に生えていたキノコを食べて
食中毒を起こしたニュースもちょくちょく見るが
あれもあり得ない。
キノコは図鑑でいくら調べても、よく似た毒キノコもあるため
キノコ採りを専門にしているような方でなければ
素人ではリスクがあり過ぎる。
たとえ微量でも命に関わることもあるため
こればかりは確かめることなく、やめておいた方がいい。

私自身も詳しい訳ではないが、自分の身を守るようにして下さい。

参考:賞味期限が切れている『牛乳』は飲んでも大丈夫?絶対に飲むべきではない理由とは