まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

告白する勇気(その後)

2024-11-20 | 私のやり方
毎日同じの電車に乗ると、同じ2両目に毎日乗っている男性がいる。
彼の顔を見てピンときた。おそらく同級生のように思う。
彼は幼稚園、小学校の時によく遊んだ食堂を経営されているお店の子で、
20年ほど前に一度、同窓会で会ったきりなので確信はない。
見た目には自分よりかなり若くも見えるし、間違っていたらと思うと
「失礼ですが、〇〇さんですか?」と声を掛ける勇気が出ない。
(中略)声を掛けようか迷っているうちに週末になり、
来週にはダメでもいいから、勇気を出して声を掛けてみようと決心したが
翌週からは乗ってこられなくなった。(中略)
姿を見なくなった今頃になってから
「次に見た時には、絶対に声を掛けよう」と思っている。
・・・・・この話は、10月31日投稿の「告白する勇気」にも書いたが、
その同級生と思われる男性の姿を再び見つけた。
もうあんな後悔はしたくないと意を決して声を掛けてみた。
「失礼ですが、〇〇さんですか?」
するとその男性は否定されたもののその顔は急に笑顔に満ち溢れ、
「よく訊かれるんです。」と言われる。
「実は前からお声を掛けさせてもらおうかと迷っておりましたが、
ここ最近はこの電車に乗っておられなかったので
声を掛けておけばよかったと後悔していたんです。」と伝えると
笑顔のままに「分かります。そうですよね。」と仰った。
そんな話をすると、急にお腹の調子が悪くなり、
「今日はここで失礼します」と声を掛けるや否や次の駅で降りて
トイレに飛び込んだが、その姿は
人違いと分かって恥ずかしくなって慌てて降りていったように見えていたかもしれない。
しかし「よく訊かれるんです。」という話、
他の同級生や幼馴染も尋ねているのかと思うとなんだか微笑ましい。
もちろんトイレも間に合ったが、
今日は意を決して声を掛けてよかったと思っている。