まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

いらち(短気)な人の話

2024-11-05 | 受け止め方
いらちな人というのは、悪い意味ばかりではない。
バイタリティにあふれていて、何かを頼むとすぐに行動してくれる。
要領もよく、立ち回りも早い。
ただ一緒に何かを成し遂げることが苦手で、
すべてを自分のベースで進めて行くため、周囲の者は付いて行けなくなる。
外から見ると何でもやってくれてありがたい存在であり、羨望の対象だが
内輪では独りでどんどん突っ走って迷惑な存在なのかもしれない。
夫婦であれば、初めは頼もしいだったんだけれど
だんだんと自分の居場所が無くなり、
外向的な人なら不倫、内向的ならうつになるかもしれない。
いらちな人は他人のことも信じられなくなり、物事を任せきれない。
どちらかと言えば従順に何も考えず、右から左へ延々と出来る人になら頼めても
臨機応変に立ち回る人には任せられなくなる。
他人からの意見が素直に受け入れられないために、
みんなの意見をまとめるようなことはせず、打ち合わせなしにどんどん進めていく。
そのために周囲の人たちはどう協力すればいいのか分からなくなっていく。
自分が必要とする情報しか流さないために、
周囲の価値観と自分の価値観に乖離がどんどん開いていき、
ブレーンになろうと協力的な人までも受け入れられなくなる。
そういう人は結局のところ自分自身しか信じられなくなり、
身体を鍛えはじめ「身体は嘘を付かない」と筋肉隆々になっていくことも珍しくはない。
ますます孤独になるが元気なうちはそれでもいいが、
年齢を重ねて自らが自由が利かなくなってくると、他人に委ねていかなければならなくなるが
周囲に自分を理解してくれる人がいないためにますます孤独化していき、
最終的には厄介な老害をまき散らすお年寄りになっていくのかもしれない。
かつての旧友にそういうタイプの人が居た。
今はまったく付き合いがないが、友人を通じて彼の噂が入ってくる。
初めは評判がすこぶるいいが、ある時期からは悪口を聞くようになる。
そういうことの繰り返しから、勝手に想像を膨らまして書いてみました。
私は心理学者でもなんでもなく、独断と偏見の塊ですので
皆様方には誤解のありませんように。