『野球とインピーダンス vol.5』の続きです。
オーディオ機器の仕様に書いてはあるけど良く判らない『インピーダンス』をわかりやすく解説しています。
これまでお話してきたインピーダンスは
送り出し側の機器は低いインピーダンスで送り出し、
受け側の機器は高いインピーダンスで受けるという方法でした。
この方法では電圧が降下することなく、CDからプリアンプへ、
プリアンプからパワーアンプへと音楽信号を伝送することができます。
そのため送り出し側のインピーダンスに対して
受け側のインピーダンスは十分に高い値が理想でした。
ところで、
オーディオにはホームオーディオの他に、スタジオやコンサートホールで使用する機材を扱う
プロオーディオという分野があります。
プロオーディオではRCAピンケーブルではなく
バランスケーブル(キャノン)が使用されます。
このバランスケーブル、かつてはインピーダンスは送り側も受け側も600オームと決められていました。
(最近では10キロオームという規格も多くなってきましたが・・・)
送り出し側も、受け側も同じインピーダンスで伝送する方法を定インピーダンス伝送といいます。
(やっと、野球の話が出てきますが・・・)
送り出し側をボール、受け側をバットとすると、
ボールを投げてバットで打つわけですが、
ボールとおなじ重さのバットで打つようなものです。
これではボールは遠くには飛びません。
なぜこのような方法をとるのでしょう?
定インピーダンス伝送ではボールを遠くに飛ばすことは考えていません。
バットの持っているエネルギーを100%ボールに伝えることだけを考えています。
バットとボールでは判り難いので、
ビリヤードの球が当たった時のことを考えてみましょう。
ビリヤードの球Aが他の球Bに当たったとき、
当たった瞬間に球Aは停止し、当てられた球Bが動き出します。
球Aも球Bも同じ重量の球なので
当たった瞬間にすべてのエネルギーを球Bに受け渡してしまい
球Aは当たった位置に停止したと考えることができます。
定インピーダンス伝送もエネルギーを受け渡す伝送方法です。
例えば、ダイナミックマイクロフォンの場合、
600オームの送り出しインピーダンスで
受け側も600オームです。
これは業務用の機器が入力トランス、出力トランスを使用していたころの名残で
昔はトランスを使用する場合には定インピーダンス伝送が一般的でしたので
このような伝送方法が発達したのでしょう。
次回に続きます。
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