『小型モノラルパワーアンプ発売! vol.3』の続きです。
6月22日CuculoシリーズのモノラルパワーアンプCuculo-mono(¥79800・1台・税別)が
発売になります。
今回は今なぜモノラルパワーアンプなのかという点について書いてみたいとおもいます。
現在でもプリメインアンプではなく
プリアンプとパワーアンプに分けられたセパレートアンプをお使いの方が多いと思いますが
アンプメーカーは(当社も含めて)セパレートアンプは音質に有利だとか
プリメインアンプではパワーアンプ部のノイズが
プリ部に混入するとかいろいろなことを言いますが
セパレートアンプを使用する本来の理由は
操作するスイッチやボリュームがあるプリアンプは手元に置き
電源スイッチしか用がないパワーアンプはスピーカーの傍に置いておくためというのが
本来の理由です。
これはプリアンプとパワーアンプ間のピンケーブルを長くするか
スピーカーケーブルを長くするかの選択になるとおもいますが
これは圧倒的にピンケーブルを長くする方が有利です。
例えば2スケア2芯の一般的なスピーカーケーブルを片側のスピーカーに5m使用した場合を
考えてみましょう。
スピーカーの能率を90dB/w、インピーダンスを4オームとし、
ピアノの音位の音量でステレオを再生するとします。
ピアノの音は80dBくらいと言われています。
しかし、これは平均値で、最大値はその10倍(20dB)以上になります。
そうすると耳の位置で80dB+20dB=100dBの音が聴こえていることになります。
スピーカーと耳との距離が3mの場合、
音圧の減衰は距離の2乗に比例しますので
1/9減衰します。これをほぼ1/10と考えると
スピーカーが再生している音圧はのピークは120dBになります。
スピーカーの能率は90dB/wですので
120-90=30dB =30倍
1w×30=30wのパワーがスピーカーに供給されています。
スピーカーのインピーダンスは4オームでしたので
P=I^2×R
I^2=P/R=30/4=7.5
I=sqr(7.5)=2.7Aということになります。
2スケアのケーブルの電気抵抗は1mあたり9.5ミリオームほどですので
往復で10mで95ミリオームとなります。
このときスピーカーケーブル内で熱になって消えてしまう音楽信号は
P=I^2×R=2.7×2.7×0.095=0.69wとなります。
スピーカーから音になっているエネルギーが30wに対して
2.3%の0.7wがスピーカーケーブルによって熱になって消えてしまっているのです。
次回に続きます。
≪お知らせ1≫
Cuculo(ククーロ)シリーズの発売を記念して
期間限定で特別価格による販売を行います。
2020年8月31日まですべてのCuculo(ククーロ)シリーズの製品を
1台¥39,800(税別)で販売致します。
詳しくは 電話 0584-51-6232 へお問い合わせください。
≪お知らせ2≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の予約状況です。
6月1日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×
6月2日
10:00~12:00 ×
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎
6月3日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×
◎ 試聴室はご予約可能です。
× 試聴室は使用予定です。
土、日、祝日にご希望の場合はご予約フォーム、またはお電話でご予約ください。
ご予約フォーム https://form.run/@musica2
電話 0584-51-6232
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