ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

スーパーツィーター専用アンプを作ろう! vol.2

2019-05-31 | スピーカー
『スーパーツィーター専用アンプを作ろう! vol.1』の続きです。

ツィーター専用アンプというとたいそうなものを考えてしまいますが、

実はふつーのアンプをちょちょっと改造するだけでもOKです。

その方法ですが

用意するものはボリューム(アッテネータ)付のパワーアンプ、

またはプリメインアンプです。

このアンプの入力にカットオフ周波数を変更できるアダプターを取り付けます。

回路図です。



-6dB/octのハイパスフィルターです。

このアダプターは入力インピーダンスが47キロオームのパワーアンプ(またはプリメイン)に

接続する前提で設計されています。

100キロオームの可変抵抗によって周波数を可変します。

この可変抵抗が最大のときの出力端子での合成インピーダンスは

1/(1/47+1/(100+15))=33.4キロオームになります。

この可変抵抗が最小のときの出力端子での合成インピーダンスは

1/(1/47+1/(0+15))=11.4キロオームになります。

仮にカットオフ周波数の上限を18KHzとすると

コンデンサーの値は1/(2×3.14×18000×0.0114)=776ピコファラッド

750ピコファラッドを使用します。

インピーダンスは33.4キロオームから11.4キロオームまで変化しますので

33.4÷11.4=2.93倍変化します。

18KHz÷2.93=6.1KHz

この回路でカットオフ周波数は18KHz~6KHz可変することができます。

これを接続すると・・・次回に続きます。



『ムジカ設立15周年記念 カスタマイズ・キャンペーン』

『新製品Raccoltaの乗り換えキャンペーン』開催中です。

詳しくはこちらまで




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーパーツィーター専用アンプを作ろう! vol.1

2019-05-30 | スピーカー


スーパーツィーターをお使いの方は意外に多いようです。

当社でも入門用のスーパーツィーターpiccolo2はヒット商品ですし、

上級モデルのcanarinoに買い替える方もたくさんお見えです。

一般的なスーパーツィーターにはネットワークが内蔵されていることが多く

そのままメインスピーカーと並列に接続するだけでもOKです。

しかし、スーパーツィーターの調整要素は大きく3つあります。

1、カットオフ周波数

2、音圧

3、極性

この中で、極性は内蔵ネットワークでも調整可能ですが

カットオフ周波数と音圧の細かな調整は困難です。

これを解消するためにはツィーター専用アンプでドライブすること。

ツィーター専用アンプというとたいそうなものを考えてしまいますが、

実はふつーのアンプをちょちょっと改造するだけでもOKです。

その方法ですが・・・次回に続きます。



最近お気に入りの文房具



はさみ・・・スペイン・ミラン社の子供用ハサミです。

緑の万年筆・・・セーラーが70年代に発売していたクリアーキャンディの復刻版です。

黄色のボールペン・・・ぺんてるのボールペンテル発売40周年記念の限定モデルです。フランスで生産されたものです。

定規・・・金属の棒が埋め込まれていてカッターナイフでも使用できる定規。100均です!

白いカッターナイフ・・・長く使っても疲れない!これも100均です!!



『ムジカ設立15周年記念 カスタマイズ・キャンペーン』

『新製品Raccoltaの乗り換えキャンペーン』開催中です。

詳しくはこちらまで




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モノラルパワーアンプ mono64 vol.2

2019-05-29 | 60シリーズ
『モノラルパワーアンプ mono64 vol.1』の続きです。

ムジカ直営ヤフー店が『プロフェッショナル出店』に変わり

従来のカード払いに加えて、コンビニ払いや銀行振り込みでもご利用していただけるようになりました。

プロフェッショナル出店開店記念として

アウトレット品の割引セールを開催していますが、

今日はその中のモノラルパワーアンプ mono64 をご紹介します。



モノラルアンプの最大のメリットはループ電流が流れないということです。

ループ電流というのはピンケーブルの外装に流れるノイズです。

ピンケーブルでプリメインアンプとステレオパワーアンプを接続するときは図のように接続しますが



プリアンプの中ではLchとRchの外装はつながっていますし、

ステレオパワーアンプの中でも同様です。

この場合、

プリアンプ > Lchピンケーブル > パワーアンプ > Rchピンケーブル > プリアンプ

という回路が形成されてしまいます。



もし、1mのピンケーブルを使用していた場合、

この回路の共振周波数は300MHzになります。

近くに300MHzのノイズ源があった場合、このループ回路にノイズが重畳し易くなります。

300MHzのノイズ源というとパソコンやスマホがそうですし、マイコン搭載のエアコンですらノイズ源になってしまいます。

ところで、

昔、放送局が近くにある都会では、テレビの上にループアンテナというチョウチョのようなアンテナを載せていた時代が

あったのをご存じでしょうか?

送信所から10キロメートル程度のエリアでしたら十分テレビが映りました。

このループアンテナはループ状のアルミパイプを放送局の周波数に共振させ

電波を受信する仕組みです。

ピンケーブルも同様の形状です。

10キロ離れた電波を受信できるのですから

家の中にあるパソコンからのノイズも十分受信してしまいます。

受信するだけでしたら、たいした問題ではないのですが、

問題はそのノイズの通り道と音楽信号が同じケーブルに流れているという点です。

モノラルアンプの場合には

パワーアンプが左右に独立していますので



ループになることはありません。

実はこのあたりが、モノラルアンプが高音質と言われている秘密なのです。

次回に続きます。




『ムジカ設立15周年記念 カスタマイズ・キャンペーン』

『新製品Raccoltaの乗り換えキャンペーン』開催中です。

詳しくはこちらまで




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モノラルパワーアンプ mono64 vol.1

2019-05-28 | 60シリーズ
ムジカ直営ヤフー店が『プロフェッショナル出店』に変わり

従来のカード払いに加えて、コンビニ払いや銀行振り込みでもご利用していただけるようになりました。

プロフェッショナル出店開店記念として

アウトレット品の割引セールを開催していますが、

今日はその中のモノラルパワーアンプ mono64 をご紹介します。



レ〇サスのプリント基板を生産している工場で生産されるプリント基板や



職人が溶接を行っている筐体については同様です。



詳しくは前回の記事『プリメインアンプ int64』をご覧ください。

今日はモノラルアンプのメリットについてお話してみたいと思います。

モノラルアンプとは右チャンネルと左チャンネルが独立した筐体となっているパワーアンプです。

大パワーのステレオアンプが大きくなりすぎるため左右に分れていることが多いのですが

実は重量や大きさの問題だけでなく、音質上のメリットが大きいアンプです。

嘗ては、電源回路が右チャンネルと左チャンネルで共有しているステレオアンプは

左右の音が混じってしまうなどと言われた時代もありましたが

現在ではそんな軟な電源回路のステレオパワーアンプはありません。

試しにステレオパワーアンプのLch入力にショートピンを刺し、Rchに音楽信号を入れ

Lchのスピーカー端子のみスピーカーを接続して聴いてみてください。

ボリュームを最大にして、スピーカーに耳をつければわずかに聴こえるかもしれませんが

左右の音が混じって問題になるようなレベルのパワーアンプは現在では発売されていないと思います。

モノラルアンプの最大のメリットはループ電流が流れないということです。

ループ電流というのは・・・次回に続きます。




『ムジカ設立15周年記念 カスタマイズ・キャンペーン』

『新製品Raccoltaの乗り換えキャンペーン』開催中です。

詳しくはこちらまで




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プリメインアンプ int64

2019-05-27 | 60シリーズ
ムジカ直営ヤフー店が『プロフェッショナル出店』に変わり

従来のカード払いに加えて、コンビニ払いや銀行振り込みでもご利用していただけるようになりました。

プロフェッショナル出店開店記念として

アウトレット品の割引セールを開催していますが、

今日はその中のプリメインアンプ int64 をご紹介します。



int64はハーフサイズのプリメインアンプとして2006年7月に発売されてから

int100,



int60,int60s,int62,int64と進化してきました。

このシリーズの目標は当初からダイナミックな低域。

一般的な幅400mmのオーディオアンプの半分しかないにもかかわらず

大型スピーカーを生意気に鳴らすと言われてきました。

int64になってからは、電源部がスイッチング型になりました。

int100が発売したころはスイッチング電源といえば

ノイズが多く使い物になりませんでしたが

現在のスイッチング電源はノイズは少なく、出力インピーダンスは低くなり理想的な電源です。

int64にはプリメインアンプには珍しいトーンコントロールがついています。

このトーンコントロール回路は雷鳥3シリーズに使用されているものに準ずるものでかなりの自信作です。

トーンコントロールには特殊なプリント基板が使われていますが



このプリント基板工場ではレク〇スのプリント基板も生産しています。

また、この製品は前から見るとネジ類が全く見えません。



前面と側面、上面は職人の溶接によって形作られています。

一般的な溶接は精度が出ないのでオーディオ機器の筐体を作るのは難しいのですが

熟練の職人によって高精度で溶接されたのち研磨され、塗装が行われます。

このケースを作っている工場ではなんと戦車のパーツも作っています。

ただのオーディオアンプではありますが、

こだわりのパーツで組み立てられています。




『ムジカ設立15周年記念 カスタマイズ・キャンペーン』

『新製品Raccoltaの乗り換えキャンペーン』開催中です。

詳しくはこちらまで




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする