蘇州園という、東神戸方面ではある程度知名度のある、老舗のレストランに行ってきました。子どもの2歳の誕生日会ですね。
昭和9年に旧財閥の別荘として当時としては珍しい三層の木造建築で純日本建築だったようです。
その後、戦後の戦火をくぐりぬけある華僑の方の手にわたりました。
昭和21年に本格中華料理店「蘇州園」がオープン。
今の名の由来になったお店がオープンしたのです。
神戸の御影のエリアは第二次世界大戦の際、ある程度戦火の被害を受けています。戦火の状況は「火垂の墓」の前半の舞台が御影であり、主人公らが大変な様子であることからご理解いただけると思います。その中でこの木造3階建てのものが、戦火、阪神大震災にも耐えているというのは設計者の念を感じ、興味深いところです。
↑昭和9年築の木造3階建て
↑3階部分からは山手の景色が
↑このクッションの置き方が結構すきかも。
↑窓だらけでかなり明るい。
↑庭では食事を終えた方々がぶらぶらしております。
↑木枠の単層ガラス。熱伝導率とかまったく無縁の単層ガラス。
窓だらけで隙間だらけでもいいんです!(笑)空調費はどんなことになっているのかちょっと気になります。
↑↓幸福の魚、雷魚(ライギョ)らしい。そんな話聞いたことないが、お店の人がそう言って説明してくれました。ほんまかいな?調べてみてもそんなこと書いている人だれもいませんでした。でもこれはかなりすごい一品(2つで1対)です。この大きさの彫り物、継いで無く一枚ものです。
↑見慣れたものが・・・竹アジロ。無添加住宅にもよく登場します。
非常に2歳の子が不釣合いな、大人の空間でした。
夜はシガーバーとかあるんですよ。
写真は無いですが、北側のエントランスにはシーサーが置いてあったり、
ガーデンオリエンタルと銘打っているだけはあります。和風なんだか、中華なんだか、沖縄なんだかって感じをカッコよくまとめており、大人空間としているのが蘇州園であり、それを運営している㈱プランドゥーシーという会社のかかげる「おもてなしジャパン」というポリシーなんだと思います。
次はプランドゥーシーの京都のお店か徳島のお店にでも行ってみたいと思います。
蘇州園↓
http://www.thegardenorientalsoshuen.com/