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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

一夢庵風流記 (隆慶一郎)

2008年06月05日 | 本のこと
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(北方謙三の)歴史物にはまっていると話したら
これも面白いよと、職場の先輩が紹介してくれた。

北方以外の歴史物にはまることができるのか・・・
半信半疑で読み始めた本書ですが、まんまと敵(敵ってだれ?)の思う壺。
止まらず止められずで、あっという間に読破!

本書の主人公、前田慶次郎という人は、わたしが男だったら
絶対こうなりたいって憧れちゃうタイプ。

まさしく文武両道、繊細な感性の持ち主なのに豪胆の持ち主。
派手だけどセンスよい組み合わせの着物を纏い大柄な体全体でアピール。
彼の政治的手腕はときの権力者豊臣秀吉や徳川家康などにも評価されるも
友情を貫き窮地に陥っている出羽米沢藩の肩を持つ。

お茶をよくたしなむ慶次郎なので、お茶を点てて喫すシーンが良く出てきますが
それがすっごくおいしそう。わたしもお茶を点てて飲みたくなった。