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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

The Color of Money

2009年01月23日 | 映画DVD
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ポール・ニューマンとトム・クルーズによるビリヤード映画。
邦題は「ハスラー2」。あらすじは以下の通り。

かつての凄腕ハスラー、“ファースト・エディ”ことエディ・フェルソン(ポール・ニューマン)も今はもう50代。現役を離れ、シカゴを根城に若いハスラーの胴元になったり、酒のセールスのようなことをして気ままな生活を送っていた。そんな彼の目に、顔に似合わぬ鋭いキューさばきで容赦なく相手を打ち負かしているビンセント(トム・クルーズ)という若いハスラーの姿が目に止まる。彼の姿に若い頃の自分を重ねるエディ。彼はこの若者を自分の手で最高のハスラーに育て上げようと決心する。エディはビンセントと彼の恋人カルメンの3人でニュージャージー・アトランティックシティのナインボールトーナメントを目指し、ロードに出るのであった。

先日観た「The Verdict(評決)」のポール・ニューマンが
とっても素敵だと大騒ぎしていたら、この映画を夫が借りてくれた。

ビリヤードなんてあんまり興味ないし、80年代の映画だし
はじめは横目でチラチラ斜め見していたのですが、
あるシーンでのトム・クルーズの髪型にフッと目が止まった。

あまりのダサさに「何あれ?トム・クルーズやばくない?」
不用意に漏らした一言で、それまで画面に釘付けになっていた夫が噴き出し、
それからこの映画はコメディ物と化したのでした。

それにしても若き日のトム・クルーズは「田舎町の粋がった若者」役がよく似合う。
ポール・ニューマンはこの頃すでに初老の域に達していたであろうが
もし、仮に、この2人のうちのどちらかとお付き合いできたとしたら
わたしとしては、やっぱりダンディなポール・ニューマンを選ぶことでしょう。

そのダンディなポール・ニューマン扮するエディが映画の最後で口にした台詞は
この時代のアメリカ精神を象徴するようなもの。

「ここで負けたら次はダラス。その次はヒューストン。その次はニューオーリンズ。カムバックだ!」
(順序はだいたいこんなだったような・・・)
負けても次がある。ここで終わりじゃない。いつでも復活できる。

現役を離れて久しい50代のエディが、熱くたぎる勝負への想いを胸に
現役生活への復活を遂げるこのシーン。このたくましさ。

見習うべきものがあります。

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