今日は梅干について書いてみます。
塩分は色々な物が市販されていますが
家庭で出来るのは梅の重さの10パーセント以上の塩で漬けた梅干です。
それ以下だとかびてしまいます。
酸味と塩辛さのバランスが良いのは18パーセントでつけたものです。
漬けてから3年寝かせると塩味がまろやかになり、おにぎりにはちょうどいい味になります。
好みは人それぞれですのでお好きなものをお選びになればいいと思います。
ただ梅のクエン酸のパワー(疲労回復効果、整腸作用、血液サラサラ効果など)を考えると
市販の減塩 の梅干は酸味も抜いていますのでもったいないと思います。
減塩の梅干は20パーセントの塩で漬けたあとに塩抜きをします。
その為香りや酸味が無くなってしまいます。
保存も 利きません。
★ 梅干の作り方(失敗しない為の要点)
①梅を洗ったらよく水分を取る。
ざるに入れて日に当てても、扇風機の風でもいい。念のためにその後ペーパーで拭く。
②塩をきちんと計る。減塩(13-パーセント以下)で漬ける時は35度の焼酎を加える。
③梅に焼酎をまぶして漬け物容器に入れ塩を乗せて塩を絡ませる。
④かめなどの漬物容器、押しぶた(陶製の物がいい)、
重石をきれいに洗い水分を取り、35度の焼酎で消毒する。
塩漬けしてから2、3日後に梅酢が上がれば第一段階は成功です。
その後カビをチェックします。干すまでカビが発生しなければ成功です。
水分を取り除くことと塩の量をきちんとすれば失敗はしないと思います。
塩漬け後は梅雨が明けてから3日位天日に干せば完了です。