未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

残って練習

2015-07-28 22:47:09 | 稽古
練習が終わってからの「残って練習ありますか」と云う台詞。前々から燻るような違和感がありましたが最近はハッキリと違和感を覚えます。

則ち、それ練習に全力で取り組んだ上で言ってる?という事です。前年の六年生が卒業する時に大きな危惧としてあったのですが、正直なところ単なる時間の浪費にしか見えない子が多く…そして両支部ともBクラスが全体的にウダウダ。

それ有りきで本筋の稽古を等閑(なおざり)にしてたらどうなん?と。どうもリーダーシップを摂れる人材が不在のようです。

此方から、よっしゃ物足りひんやろ!追加でやろか!と言える程の熱さを久々に見せてもらえんでしょうか。いや、此方の力量不足或いは慣れて型にハマり過ぎた指導をしているというのもあるかもしれませんが、そうであっても目に余るかな。

質の低下を食い止めるためガツンといかねばならない頃合でしょうか。今の状態ではとても残ってまで見る気は起きません。



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夏休み企画

2015-07-28 17:47:15 | 稽古
今回で5回目ぐらいなハズと云ういい加減極まりない長期休み中の形企画。去年はナイハンチをしたところ皆頭に「?」が浮かんでいましたので今回は平安二段にしてみました。

普及形に薄~く色を足した様な簡単なものですがフルコンでは見られない猫足立ちを知る良い機会でしょう。正道会館では手刀も有りませんから最後の四股立ちでの手刀受けもまた新鮮かもしれません。

しかし簡単だからこそ差が出やすいとも言えます。昔糸東流に居た頃、上手な先生や先輩の最後の四股立ちの姿には子供ながらに凄味を感じたものです。

フルコンに居ても私は空手=組手とは露程も思いません。組手への熱量相応分の形も修めておかねばならないのでは?と思います。そして形に取り組む事で組手へのヒント、アイデアが溢れてくるかもしれませんね。




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研ぐ

2015-07-27 21:27:37 | 雑感
県大会のお知らせを配布。期限は今月22日迄です。

思うに才能・センスというものは持っているだけでは何の意味もありません。卵のようなものでしょうか。

センス豊かな子は間々居ます。しかしそれは研き辛く、研き損ねると自身の心を慢心で覆います。例えば「自分はこのクラスで一番強い」なんて狭い価値観で満足し始めたり。卵が遂に孵化せず終わる人も多く居ますね。

才能があることとそれで自立出来るということはイコールではありません。

私は試合志向ではありませんが、才能やセンスを研く為に大会へ臨むのは必要なのかなと思います。才能を研くのは才能。試合では才能とぶつかり合える率が格段に上がります。

当然負けることもあるでしょうがそこで腐るか奮起するかは本人次第。しかし今の若手で活躍している選手の中でも幼少期から勝ち続けてきた人は殆ど居ないのでは。

戦わなければ負けることもありませんが、負けるからイヤだと言っていては心の修養になりません。クラスでも学校でもない「県」という一つの大きな壁に一度挑戦してみるのも面白いでしょう。思えば兵庫県という大きな県に居ること自体チャンスに恵まれていますよね。

学業でも考え方でも何でも自分を研いてくれる人に出会うというのは人生の中でもかなり上位に位置する大事な事柄だと私は思います。自分研き、なんて近年言われますが自分を研くのは自分ではないのです。



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2015-07-23 22:52:00 | 日記
ここ何年か組手は自ら好んで取り組まないのですが、試合も近いので若いのを週1~2日しっかり相手している内にそこはかとなく勘が戻って参りました。

回数が落ちると知らない間に色々鈍っているもんですね。まだ日によってマチマチですが。

こうなると少し楽しいですし最後に一試合…と考えなくもないのですが現在の動き方を捨てないといけないし追い込みという凡そ武道には不毛と言える作業に明け暮れねばならないし…と数歩引いてしまいますね。

ヘビーロープでも調達して体力を向上させてから考えましょうかね。



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矜持

2015-07-22 00:48:20 | 雑感
夏真っ盛り。一般部の時間でも気温は大して下がりませんし暑いのは私も重々承知してますが、あからさまにダラダラするのは学ぶ側としておかしい事だと思うのです。そう思えないことに大きな問題がありますが…。

夏に限ったことでもありませんが、必ず遅刻してきたり。時間前に来たのを見たことない者が多くいます。少し疲れてくると「俺しんどいねん」と言わんばかりにチンタラ突いたり蹴ったり。

矜持と云うものがないのかなと。
何だかちょくちょく残念だなと若者たちに対して思うのです。本人たちに自覚はないでしょうが、その姿勢は本気で向き合う人、向き合ってきた人への侮辱になりかねません。

矜持のあるなし。
これは上達速度にかなり関係してきます。言葉の意味がわからない若者は今直ぐ辞書を引いて印をつけておくように。





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