代変わりし、見事に不安な予感が的中した東支部。あまりの覇気の無さに少々頭を抱えております。
子供の雰囲気もこの十年余でさえ随分変わってきましたが此処に来てズドンと下がった感じを受けているのが正直なところです。両支部ともそうですが特に東支部は顕著ですね。
何を目的に通っているのか見えてない子が多いのではないか、というのが私の思うところです。ただ意思なく通わされ帯を漠然と上げているだけという印象を受けます。
矜恃とか哲学、というと子供にそんなものは中々芽生えんでしょうが考えというのが見えません。私の頃でしたら大体の男児が「世界一強くなる!」みたいな大人からしたら馬鹿げた夢?希望?を持っていたのですが現代っ子は妙に現実的。単に黒帯という事実が欲しいだけなのかなと。黒帯の中身は関係なくガワだけを求めているような。
私も一人の子の親として接し方を振り返ってみましたが、例えばどうでしょう。我々親自身が現実的な発言を繰り返しているとか。若しくは飴を与え過ぎて他人の飴を甘いと感じなかったり鞭をギロチン台と感じてしまっている可能性もあるのかなと思ったり。
つい昨日、学校の懇談会があり担任の先生と話していたのですが最近の子の多くは頑張り方を知らないのです。変に個人を尊重しているきらいがあります。個人を尊重しているようでいて実は色で表したら全員同じ燻んだ色をしているんじゃないのか?と。
我々の世代ならまだしも正味な話、今の時代に空手なんてそのままで使い道なんてありません。競技でしかそのままの形で評価を得ることはありません。
役に立てようと思わないと全く役に立たないのが武道です。いや勉強でもなんでもそうですね。喧嘩が強くてヒーローになる時代ではないというのは鈍感な私にもわかります。現実という壁は置いておいて習い事を通じてどうあってほしいのかを家庭で話し合うのも大事なのかなと思ったりします。
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