未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

きのこ盆栽

2015-11-30 22:36:45 | 日記
図工が苦手な息子。絵は活躍分野ですが工作が全くダメ(ーー;)図工のある日は学校に行きたがらないまでになってきたので早急に手を打たねばと。

息子のキノコブームに乗っかってキノコ作りをしてみることにしました。都合良くこんな本もありました。

傘と柄を作ります。柄は刺せるものを埋め込むと良いでしょう。今回は長ネジと押しピンを使用。傘裏へのヒダ入れ。結構な喰いつき(笑)

ヒダ入れ完了!なんかドヤ顔。

乾かしてヤスリがけへ。軽量紙粘土なら直ぐです。

乾いたら色塗り。重ね塗りをしたら色に深みが出ますね。

乾かして次は黒を重ね塗り。こんな真剣になるのは年数度…

椎茸の色感が上手いこと出ましたがな。柄の土の感じも中々。

片手間にウスタケも。黄→橙→朱ぐらいかな。

そして百均で適当に選んだ木のチップやら苔の作り物、容器に入れて整えたら完成(^_^)初めてにしては中々雰囲気あるじゃないの。

創作意欲冷めやらぬ息子氏、余った傘と柄でもう一つ。謎のキノコが。学校の先生にあげるとのこと。

これはかなり楽しいです(笑)インテリアにもなりますし。
私は父と母が何か作っているのを見て育ったので図工や美術は学校レベルでしたら偶に表彰される事もありましたが、かといって別に絵以外は好きでもないので子供の前で何か作る事が無かったように思います。

実はハンドクラフトの反応を見る為に金曜の夜に木彫りでキノコを作ってコタツの上に生やしておきました。命名『やっつけキノコ』

すると朝から興奮して、一緒に作ろうなと言うとニコニコして学校(土曜参観)へ行きました。
図工を「めんどくさい」とか「しょうむない」と言っていた息子。私たちがその姿を見せすぎたのでしょう。普段親が面倒臭がるものは取っ付き難いわなと大反省も兼ねての親子で創作活動でした。
これが何か切っ掛けになれば良いのですが。




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神戸地区審査会

2015-11-29 22:56:10 | 審査会
恒例の二週連続審査会の一発目は神戸地区審査会。白帯受験者が多くてビックリしました。

地域性なのかやはり毎回ここで思うのは声の生気の無さかなと。本気を出していない子が多く七~八割狙いな感じを受けてしまいます。

そういった姿勢面で注意・保留の子も居れば不合格になった子も居ます。技術以外での不合格は何とも哀しいなあ…。
しかし彼らには何らかの切っ掛けは必要でしょう。それで腐るなら腐れば良し、奮起するなら全力で応援します。

牛飼いの話の通り、周りは幾らでも言うことは出来ますが決めるのは自分自身ですからね。
『周り』で思い出しましたが、やたら息子の動きをチェックしてはダメ出ししてる御父様を数人見かけましたが止めてあげて欲しいなと思いました(苦笑)

その内の一人が休憩から戻ってきた時大きく溜め息を吐いて肩を落としていましたが、端から見ていて彼の父が正しい動きをしているとは到底思えなかったので先生との差異に子も惑うでしょう。
深い経験のある人、或いは先生に預けているという意識のある人は野暮な横槍は入れないものです。下手の横好き。
例え実績ある経験者でも先生とのニュアンスの違いが出るのを懸念して金は出せども口出さずで見守るのが子や先生に対する最低限の敬意ではないかなと某父を見ていて思いました。

昔とは習い事の捉え方が随分と変わってしまいましたが、常々本気で向き合う為の環境作りが大事だろうなというのが帰りの電車で出た尼崎メンバーの総意であります。都会の子は何だか疲れています。
栄先生の名言、審査会は記念日に非ず、です。

審査会の話から逸れてきましたが。
いやまあしかし皆さんお疲れ様でした。六甲道教室は次回稽古で結果発表致します。






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受け

2015-11-24 22:32:53 | 稽古
一般部はこの秋に入門した方がよく稽古に参加されるので基礎をしっかり繰り返しています。私自身もまた技術を確認出来る良い機会であります。

そんな中、テクニックでは受けを中心に稽古しています。やはり受け技というのは武道の醍醐味だと思うのです。

力に力で対抗するのが受けではありません。気持ちの上でも身体の上でも受け流し、往なす。
これぞ空手に先手無し。もっと言えば先を打たせない。打つ相手すら居ない…。

その心身の状態を日々保つことで余裕を持ちトラブルを避けられたなら社会人にとってこんなに有益な事はありません。
先を取ろうとする攻撃態勢は敵を生むばかり。組手はそれで良いのかもしれませんが受けを覚えると余裕が生まれるのは万事同じ。

形(歴史有るもの)に攻撃から始まるものは無いと言われます。私の知る限りではうちの少年型ぐらいです(笑)
空手の歴史としても受けから始まるのが大前提、ということで受けを初心の心得として大事にしてもらえたらなと思います。




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心ひとつ

2015-11-24 21:54:03 | 稽古
先週に引き続き組手やミットを中心に稽古した少年部。審査では良い組手を見せて欲しいですからね。煽るに煽ります。

ミットの時に全力で行けと云う指示の下力なく蹴っている面々に思い出した昔話をしてみました。



私が昔通った実戦空手道場。其処には猛者が多く通っていました。猛者を作り上げた館長の審査は至ってシンプル。

ちょっと待っといて、と言い残して外に出る館長。戻ってきたその手には角材が。なんぞ?と思う先輩受験者に一言

『折れ』

と。折れなかったら不合格(笑)
皆んな砂袋蹴りまくってるから折るんですけどね。湿気てたら嫌ですけど。

無茶苦茶ですがしかし角材をヘシ折る蹴りには説得力があります。説得力のある技を持つ者には黒帯を渡す、それだけ。なので審査は稽古の片手間に行われておりました。「はいじゃあ今からちょっと審査~」てな具合に(笑)終われば稽古再開。何をやらされるか分からない審査は中々面白かったですね。

田舎道場ならではですが、逆にうちは大手ですから工程が決まり過ぎて全てがマニュアル化していて熱が入りにくくなっているのか…。



閑話休題。
華麗にミットを蹴るのも良いのですがそれ以前に気持ちが籠ってないと見るに耐えません。見せるのも見るのも人ですから本気で蹴っている姿には何かしら打たれるものがありますとも。本気でやってきた者には本気の姿しか映らないとも言えますかね。

あと二週間を切りましたが此処からはどれだけ気持ちを錬っていけるかでしょう。



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キノコを求めて

2015-11-24 16:04:00 | 山登り
休みの度に訪れる六甲山も5回目。前夜に分からんくせに高山地図でルート確認。地図を読めたらもっと楽しめるかナ?

ルートは1回目と同じく雷声寺から入って学校林道~掬星台へ。そこから上野道を使い下山。
五月山の秀望台を合わせ都合6回目となると小慣れたものです。付近探索の余裕があります。

辺りを見る余裕がありすぎて要らんものを発見してしまいました(ーー;)食事中注意。何が目的なんだこいつら…

少し進むと妙なキノコを発見。同じ木に2つ。もはや何のキノコかも判らないただの菌類。

鈍臭くても男の子。ルートから逸れて道の無い所から登ろうと試みる。そして高確率で滑落(笑)

しかしキノコはそういうトコに生えてそうなので次回は山の浅いところを捜索してみようかなと思いました。

40分程で旧麻耶道(もとまやみち)と学校林道の分岐点に到着。早い。1回目は1時間要したはず。

少し雨も降ったからか前回よりキノコを見かけます。安定のビッシリ系。溶けたのか?判別不能。

アクアリウムなんかで買うと高そうなものが普通に落ちてます。水槽がまだ稼働していたら持って帰るところですが。店のはワイヤーで苔巻いてますもんね。天然物は良いなあ。

展望スポット着。景色を楽しむ余裕もあり。「おお~」とか言うてます。

少し道から逸れてみるとこんなのを発見!黒いスギヒラタケあったで!と声掛けて呼ぶと…
違う!カワラタケや!と講義開始。よく初見で名前パッと出たな(ーー;)毒があるんだそうですよ。

男の子のテンションが上がるのはこういう所。そして経路外へ。多少危なくても止めない様にしてますが落葉×岩なので何度も滑り落ちてました(笑)諦めず上がったのは心が成長したのかな。

丁度良い塩梅の岩の上で休憩をば。いつになれば綺麗に平らげるのやら、彼の周りは米粒と昆布が散乱…。「蟻とか鳥が食べるやろ♪」てそんな問題じゃない(苦笑)

早いもので2時間程で掬星台手前の分岐点へ。道なりへ行けば直ぐ掬星台。周り道すればアドベンチャールートと云う擽られるコースがあるそうですが。早く降りて曾婆ちゃんとこに行くと言うので道なりに進みます。昔は祖父母もよく六甲山は歩いたそうな。

そして到着。初回は2人此処でクタクタでしたが今回は全然平気。月1~2でも馴染むもんですね。

直ぐに行けるとのことで下り開始。天上寺経由で上野道へ。天上寺から上野道への分岐までは2回目に家族3人で来たルート。

寺の階段を下っていたら変な虫が数匹。天使みたいです。目の前来た時ついしばいてしもたけど(。-_-。)sorry

そして息子氏、キノコ発見。細い柄に起毛があり何だか判らない様子。

そして直ぐ上の朽木にはコレ。やはり朽木付近が鍵。

これぐらいの高さで「あと少し」と言えるように。…少しではないかな。

階段を降りる途中気配がしたので振り返ると階段下にモサッと出現。じっくり眺めるもこれもまた図鑑で見覚えがないらしく名前分からず。

しかしまあどの道もドングリの多いこと。息子は漫画のように滑って転けて怒り心頭でした(笑)けど危険な位落ちてます。1才のハトコにあげると選別を開始しました。これぐらいの頃ドングリで駒なんか作ったなあ…

もうゴールは目と鼻の先。何故かこんなところに懸垂バーが…高さは3段階!

そして灘高に次ぐ兵庫の名門神戸高校裏から降りてゴール!!ガッツリ遊びガッチリ学び給へよ。

何故か摩耶山が好きな息子ですが、次は須磨から名峰と言われている馬の背辺りに行ってみたいものです。1日かけて縦断するのも面白いかな。


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